2008年04月20日

『 戦争民営化 』

なんでも民営化すればいいってもんじゃないぞ、
という気もするけれども、
そういう類とは話が別のようにも...


戦争民営化
著者名:松本利秋(著)
出版社:祥伝社
出版年:2005.08
ISBN :9784396110185


要するに「傭兵」のことと、
傭兵を雇って戦場などに供給する企業について。

途中に軍事産業についてもでてくるけれど、
軍事産業自体は実際民間企業であることが殆どだと思うし、
今国家で兵器を製造しているところって...
中国? 北朝鮮?

それは別として、
傭兵を雇うのも供給するのも、企業である以上は
利益を上げなければならないだろうし、
雇われる側も条件なども判断材料になってくるのでしょう。

国家の正規軍だったらナショナリズムとか、愛国心とか
そういう言葉でモチベーション保つのでしょうか。
本当にそういうことで保てるか、はちょっと疑問ですが...
それか厳しい軍律を課す、とか。
軍律は傭兵にもあるでしょうけれど、
でも正規軍でないので軍法会議にもかけられない。

で、今後国家の正規軍が傭兵にとって代わるのか、
というと、それはなさそう。
民間企業が軍事に入ってくる部分は
今後もあるでしょうけれど、
普通の企業でいう正社員と契約社員の違い、のようなもの。
やはり国家にとっては、都合のいい脇役なんでしょう。
今後もそうだと思う...
そういう「都合」によって
利用されたり、簡単に切られたりすることもあるようですね。
雇い主の国家自体が混乱している場合なんか特に問題なようで...
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2007年11月19日

『 技術戦としての第二次世界大戦 』

もうちょっと兵器の技術全般に関する本かと思っていたら、
陸戦兵器に特化したような内容。
ちょっと想像していた内容と違った...。


技術戦としての第二次世界大戦
著者名:兵頭二十八(著)
     別宮暖朗(著)
出版社:PHP研究所
出版年:2007.11
ISBN :9784569668109


陸戦兵器というか、陸軍の兵器、
旧日本陸軍の、たとえば銃、大砲、戦車などが中心。
あとは陸軍の航空機とか。
それらを、第二次世界大戦前後の
日本と対戦した相手国と比較する、という内容。

ところで、
この本って、わざわざ座談会形式にする必要があるのだろうか?
普通に説明してあった方が分かりやすい気もするけれども...

もうちょっと ...
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2007年11月18日

『 孫子の兵法がわかる本 』

東京と近畿で「木枯らし1号」だそうで、
本当に冬が間近に迫っているようです...。
白馬は雪が降っていました。

それはともかくとして...
「孫子の兵法」です。
よく耳にしますが、
具体的のどんなものか知らないままだったりして...

一度この手の本を読んでみようかと思いました。


孫子の兵法がわかる本
著者名:守屋洋(著)
出版社:三笠書房
出版年:1996.03
ISBN :9784837908036


これ一冊で「孫子の兵法」が完璧に解るわけじゃないだろうし、
本格的に研究などしている人は
もっと詳しい専門書(あるいは原書?)を読んでいるのでしょうけれど、
「孫子の兵法」を大まかに知るにはいいかもしれないですね。

別に戦争をしないから関係ない、
というわけでもなく、
企業の経営者なら、しっておいて損はない、
いやまずは知っておくべきかと。

その上で役に立つかどうかを見極める、ということで
いいので... しょうか? (ちょっと自信なし)

ちょっと本の中身を抜粋 ...
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2007年11月01日

自衛隊の海外派遣、恒久法を検討

確かに、何かあるたびに毎回法律を作る、
というのはどうかと思うけれども...

自衛隊の海外派遣、恒久法を検討…官房長官が表明
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20071101it07.htm
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 町村官房長官は1日午前の衆院テロ防止特別委員会で、自衛隊の海外派遣のあり方を総合的に定める一般法(恒久法)の制定について、新テロ対策特別措置法案をめぐる対応が決着後、早急に検討に着手する方針を表明した。

 町村氏は、この問題で与野党協議の場の設定が必要だとの考えを示した。2日に行われる福田首相と小沢民主党代表との2回目の党首会談でも、この問題が議題となる見通しだ。

 一方、現行のテロ対策特別措置法が1日いっぱいで期限切れとなるのを受け、石破防衛相は同日午後3時、インド洋で活動する海上自衛隊に撤収命令を出す。2001年の米同時テロ後、「テロとの戦い」の一環として6年近く続いてきた補給活動は、これをもってひとまず終了する。

 政府は、自衛隊の海外派遣に関する一般法の検討について、これまでも内部で準備作業を続けてきたが、町村氏の発言は、福田政権として与野党で検討に取り組む方針を示したものだ。
(以下省略)
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ちなみに ...
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2007年09月29日

読み始め 『 黄文雄の大東亜戦争肯定論 』

買ったのは随分前なんだけれど、
今頃読み始めている...。
よく見ると 出版年:2006.11 。
もう1年ぐらい放っておいたのか...。


黄文雄の大東亜戦争肯定論
著者名:黄文雄(著)
出版社:ワック
出版年:2006.11
ISBN :9784898310984


タイトルからして
もしかしたら「また極論か」とも思えなくもないけれど、
それは読み終わってから判断しようと思う。
が、最初の方にある
「戦後からもう60年経っている」
韓国、中国にしても、当時の事実を冷静に見直せ、
というのはまだ早いのかもしれない。

というのも、日本にしても、韓国、中国にしても、
当時を体験した人々がまだ生存しているから。

もちろん生存している人達に当時の真実を
聞き出すことは必要かも知れないけれど、
そこから、できるだけ客観的な「事実」を
「歴史の事実」とするには、もう少し時間が必要な気がする。

(続きはこちら)
『 黄文雄の大東亜戦争肯定論 』
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2007年08月30日

「非戦闘地域」政府解釈は非現実的

そもそも「非戦闘地域」ってどんな常態の地域を指している?

「非戦闘地域」政府解釈は非現実的 安保法制懇で意見
2007年08月30日19時32分
http://www.asahi.com/politics/update/0830/TKY200708300334.html
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 集団的自衛権の行使について議論する首相の私的諮問機関「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」(座長・柳井俊二前駐米大使)が30日、首相官邸で開かれた。自衛隊が海外で活動する際の外国の軍隊への後方支援を「非戦闘地域」に限っていることを「現行の政府解釈は国際的に通用せず、非現実的だ」として、支援が可能な範囲を拡大すべきだとの意見が相次いだ。
 政府は憲法解釈で、海外での武力行使に加えて他国軍の武力行使と一体化する行為も禁じている。そのため現在、イラクやインド洋上で活動する自衛隊は、特措法に基づいて「非戦闘地域」と定めるところだけで輸送や医療などの後方支援にあたっている。

(途中略)

ただ、武力行使との一体化論を見直せば「自衛隊が十分な武器を持たず、厳しい条件下で活動する」だけになるとの指摘もあり、武器使用基準の緩和と連動して議論を進めることになった。
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「非戦闘地域」...
戦闘が行われていない地域。
ただそれだけ、というわけじゃないだろうし、
内戦状態で兵士が潜伏しているとすれば、
それでも「非戦闘地域」か?

何の戦闘も起こる心配のない地域、であれば
「非戦闘地域」という言葉も理解できるけれど、
それなら自衛隊が出動する必要はない。
民間の組織で十分。

では自衛隊が出動する必要性は?
やはり治安に何か不安定な要素がある、
局所的な戦闘の恐れもある、
そういう地域だからこそ、
民間では無理で、自衛隊が出動、ということじゃないの?

「非戦闘地域に限る」ということ自体矛盾しているというか、
非現実的ですね。
もとをたぐると現行憲法に行き着くのだろうけれど。

日本の防衛 平成19年版
著者名:防衛省(編集)
出版社:ぎょうせい
出版年:2007.07
ISBN :9784324082478


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2007年05月06日

『 早わかり・日本の領土問題 − 諸外国と何をモメているのか? 』


早わかり・日本の領土問題
著者名:田久保忠衛(著)
出版社:PHP研究所
出版年:2007.03
ISBN :9784569691343


日本周辺、
というよりも、日本に関係する領土問題。
まずは、日本に領土問題、国境を争っている場所がある、
ということを知ってもらうための本?

ちょっと表現が偏っているかな、ともおもえるけれども、
領土問題に関して、
今の政治家の弱腰外交、というのも
ニュースで伝わってくる限りでは
そうかもしれない、という気もする...。

ちなみに173ページの ...
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2007年03月16日

硫黄島で「日米合同の慰霊祭」が.. 1945年の死闘から62年

硫黄島で日米合同の慰霊祭
http://www.nhk.or.jp/news/2007/03/16/d20070315000025.html
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戦闘から62年、硫黄島で14日に行われた日米合同の慰霊祭には、生き残った元兵士や戦没者の遺族それにアメリカ軍や自衛隊の関係者およそ500人が参列しました。式典では、日本側の生還者や遺族でつくる「硫黄島協会」の遠藤喜義会長が「硫黄島の戦いを長く語り継ぎ、島をアジア太平洋地域の平和の懸け橋の地にしていきましょう」とあいさつしました。また、戦闘に参加した元アメリカ兵のラリー・スノードンさんは「このような戦いを二度と繰り返さないことがわたしたちの願いです」と平和の大切さを訴えました。硫黄島の戦闘をめぐっては、去年、アメリカのクリント・イーストウッド監督が日米双方の視点から描いた2本の映画が相次いで公開され、話題になりました。大勢のアメリカ兵が上陸作戦で命を落とした島の南側の砂浜では、式典を終えたアメリカ人の遺族たちが砂を瓶に詰める姿も見られました。
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1945年に島の攻防で死闘が繰り返された島。
「島をアジア太平洋地域の平和の懸け橋の地にしていきましょう」
というけれども、
硫黄島は今でも軍事施設が置かれていて、
一般には上陸禁止。
自衛隊や米軍か施設を使用している。

最近、島が隆起しているというニュースもあるようだけれども。
もともと火山性の島だし、
近い将来火山活動が起きる可能性も...

(参考)
硫黄島 (東京都) - Wikipedia
硫黄島の戦い - Wikipedia


父親たちの星条旗
著者名:ジェームズ・ブラッドリー(著)
     ロン・パワーズ(著)
     大島英美(訳)
出版社:イースト・プレス
出版年:2006.10
ISBN :9784872577303



散るぞ悲しき
著者名:梯久美子(著)
出版社:新潮社
出版年:2005.07
ISBN :9784104774012



栗林忠道硫黄島からの手紙
著者名:栗林忠道(著)
     半藤一利(著)
出版社:文藝春秋
出版年:2006.08
ISBN :9784163683706


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2007年03月13日

『 護憲派のための軍事入門 』 本当に日本に軍隊は必要なのか? (2)


護憲派のための軍事入門
著者名:山田朗(著)
出版社:花伝社
出版年:2005.10
ISBN :9784763404510


続きで気になったこと。

自衛隊の装備の分。
支援戦闘機 F-2 の性能と価格に不満があり... と書いてあるが、
F-15 の導入費が95年で1機74億円。
F-2 の導入費が2005年で、1機126.7億円...。
用法に違いがある、導入年度が違うとはいえ、
もともと F-15 よりも安価なはずの F-16 をベースにした F-2 が
126 億円もするのでは、導入を途中で打ち切りたくもなるでしょうね。

新型護衛艦にしても、冷静な分析をしているとは思えない。
なにか、日本が空母を固有する→強力な攻撃能力を持つ。
の方向に向けさせようと誘導する書き方も気になる。

日本を取り巻く環境については、
冷戦時のソ連、今のロシア、朝鮮については記述があるが、
中国についての記述がすっぽり抜けている。
中国は既に尖閣諸島付近で油田を開発し、
付近に自国の艦船を配して、すきあらば尖閣諸島を狙っている。
そういう自体に日本はどう対処すべきなのか?
少なくとも何も書かれてない。

政治上、外交上の敵対関係が相手を「脅威」にする、ともあるけれど、
実際は政治上、外交上の弱腰政策が相手をつけあがらせて、
「脅威」になっているのではないか?

北朝鮮にしても、戦争へ走らせない方策をとっていくことが大切。
とある。それはそうだけれども、
「北朝鮮を戦争へ走らせない方策」というのが何か、
と言うことが具体的に書いてない。

そう、具体的にどうすれば北朝鮮が核武装を解いて、
弾道ミサイルを廃棄して、周りに友好的な国になるのか、
そこについてこそきっちり書いて欲しかった。

最初に「護憲」ありきだからそういう書き方しか出来ないのだろうか?
自衛隊の装備、用途については、
もう少し冷静に分析して欲しかった、と思える本。
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2007年03月12日

『 世界の傑作機 NO.100 SR−71 ブラックバード 』

「ブラックバード」は正式な愛称ではない、が
機体が前面黒に塗られていたことでこう呼ばれていた。
また、沖縄嘉手納での作戦が多かったことから「ハブ」とも呼ばれていた。


SR−71 ブラックバード
著者名:
出版社:文林堂
出版年:2003.05
ISBN :9784893191021


世界最速の実用航空機。
米ソ冷戦の中で開発され、最速の座を維持したまま引退した機体。
というわけで、今は飛ぶ姿を見ることが出来ない。
引退に至った理由は、
高速で高高度を飛行するために特殊な設備、燃料が必要。
その経費が莫大なことが大きいようです。
偵察機では、無人の偵察機が発達してきているし、
また、航空機の性能も、単純に速度を要求するのでは
なくなってきている(のように思える)。
したがって、この手の航空機、よほど必要性が出てこない限りは
新たに開発されることはないのかも。

なにか、画期的な技術革新でもない限りは
当分SR−71を越える速度の機体は出てきそうにないですね。
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2007年03月09日

微妙な... 『 護憲派のための軍事入門 』 本当に日本に軍隊は必要なのか?

相手を批判するためには、相手を知らなければならない。
戦争や軍事に反対するためには、
まず日本の軍事の現状、過去についての知識をつけよう、
という点はすごく真っ当なことを言っていると思うのだけれども...


護憲派のための軍事入門
著者名:山田朗(著)
出版社:花伝社
出版年:2005.10
ISBN :9784763404510


日本の現状:自衛隊のハード、システムの解説から、
日本が過去に歩んだ道、現代の脅威などの解説。
後に日本の軍事に関してのQAと用語解説あり。

が、「護憲派のための」という点が前面に出ているためなのか
(そうなのかは分からないけれども)ちょっと偏った解説の仕方が気になる。
書き方、言葉もなんだか偏っているようにも思える。
「批判が前提」だからこういう書き方なのだろうか? と思えてしまう。
「有事法制」についての批判もあるけれども、
中身を紹介しての批判がない。
書いてあるのかな? だとすると私の読み方が悪いのか...

靖国神社の記述も不可解。
「天皇のために戦って亡くなった人を祀っている」
ということ前提で書くべきでは?
そもそも靖国神社は国家の戦没者慰霊機関じゃないし...。

その他にもいくつか疑問点あり。
また書く予定です。
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2007年02月27日

『 軍事を知らずして平和を語るな 』


軍事を知らずして平和を語るな
著者名:石破茂(著)
     清谷信一(著)
出版社:ベストセラーズ
出版年:2006.10
ISBN :9784584189672


著者の一人は前防衛庁長官。
ちなみに防衛庁は、今は防衛省に変わっている。

自衛隊の憲法上の位置づけ(解釈?)、
自衛隊の制約とか、トップがどうなっているのかとかは
長官経験者でないと分からないようなことも書かれてある。

これを読むと、
今のように内閣がすぐに変わること(大臣がすぐ入れ替わること)がいかに問題か、
何の知識もない大臣が任命されることが無意味なことが解る。
持ち回りかなんだか知らないけれど、みんなか大臣になれるような
馴れ合いみたいなことはやめてほしい。
(今はそれほどでもないか...?)

しかし...
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2007年01月15日

『 図解「世界の紛争地図」の読み方 − テロ・内戦・動乱…なぜ起こり、どうなったのか 』

どちらかというと内容よりも載せてる数をとった、という感じ...。

図解「世界の紛争地図」の読み方
著者名:造事務所(編著)
出版社:PHP研究所
出版年:2006.12
ISBN :4569667198


第二次世界大戦後に起きた紛争、内戦などを地域別に紹介。
あと最後に日本が抱える国際問題も(1つを除いては領土問題)。

1冊に全てを詰め込もうとしたためなのか、
1つ1つのことについて書いてある内容は
それほど多くはない。
それぞれの紛争の概略がわかる程度。
それ以上詳しいことを知りたい人は、
そのこと、地域について詳しく書かれてある本を
探しましょうね、ということ...?

本の帯に「あの紛争、結局最後はどうなった?」
とあるけれども、
実際は完全には解決していないものが殆ど。
宗教がらみ、部族、民族がらみの対立が多いこと。
そして20世紀初頭の「帝国主義」 ... 植民地政策が
殆どに絡んでいたりする...。

あとは、各紛争のタイトルの下に書いてある、
「おっどろきデータ!!」に、
紛争の期間、その間の死者、難民の数などが載っているけれど、
「おっどろきデータ!!」という表現は
ちょっと大げさかな...
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2006年12月20日

『 極東細菌テロを爆砕せよ 下巻 』

上下巻、全て読了。
結構時間がかかった。


極東細菌テロを爆砕せよ 下巻
著者名:クライブ・カッスラー(著)
     ダーク・カッスラー(著)
     中山善之(訳)
出版社:新潮社
出版年:2006.11
ISBN :4102170405


途中の展開はともかくとして、結末は大体予想通り。
「多分こうなるんだろうな」という感じだった。
あまり意外性はないと思います。

それなりに楽しめましたが、
前回も書いたとおり、細かいところで
強引というか、それは不可能だろ、という部分があり、
それは気になりました。

ちょっと例を挙げると...
アメリカ側が余りにも無防備すぎなのと、
何故に日本赤軍ばかり強調しているのかと。
日本赤軍の名が出た時点で北朝鮮、という発想に普通はなるのでは?
もっとも、そうであればこの物語は成立しないのかもしれないけれど...
工作船の舷側から対艦ミサイルを発射できるようにしているけれど、
ミサイル発射時の排気とか考えると現実には無理じゃないのかな...。

軍事関係のこととか、あまり知っていると
かえって「おかしな部分、不可能な部分」が気になる。
余計な知識がないほうが「読み物」として
楽しめるのかも。

現実としては、どうでしょう...
実際に北朝鮮が大掛かりな「工作」を行おうとすると、
こういうようなことになるのだろうか?
実現不可能な部分はともかくとして、
工作員による船の襲撃とかはありえそうな気もします...。

こちらがが上巻。

極東細菌テロを爆砕せよ 上巻
著者名:クライブ・カッスラー(著)
     ダーク・カッスラー(著)
     中山善之(訳)
出版社:新潮社
出版年:2006.11
ISBN :4102170391


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2006年12月18日

まずは上巻だけ 『 極東細菌テロを爆砕せよ 上巻 』

上巻だけ読了。

極東細菌テロを爆砕せよ 上巻
著者名:クライブ・カッスラー(著)
     ダーク・カッスラー(著)
     中山善之(訳)
出版社:新潮社
出版年:2006.11
ISBN :4102170391


どうなんだろ?
最初(序章?)の戦時中のことは、
ちょっと事実とずれているかな。
ありえない設定なのは、ちょっと気になる。

少なくとも上巻ではあまり北朝鮮という言葉は出てこない。
それよりも「日本赤軍」という文字がやたらと出てくる...。
「日本赤軍」って、それほどまでに
その名を北朝鮮に利用されているのだろうか?
それで日本の信用度が落ちてるとしたら、ある意味いい迷惑?

あとは話の細かいところで、進め方がちょっと強引?
「そんなこと出来るのか?」ということも...

実在しなかった架空の潜水艦が登場していること(ただし
同型艦は存在した)はともかくとして、
潜水艦に駆逐艦を衝突させて沈めることが出来たかどうか、
また仮に出来たとしても、駆逐艦が損害、死傷者無しで済んだかどうか
というのは結構疑わしい。
架空の設定だとしても、ちょっと現実感がないかな...と。

あくまでもフィクション(のはず)なので、
細かいことを追求してもしょうがないかもしれないけれど、
書いている人の感情、認識が話に反映されているのでは、
と思うと、ちょっと考えてしまう...

下巻を読むのはこれからだけれど、さてどういう展開になるのか...


こっちが下巻。

極東細菌テロを爆砕せよ 下巻
著者名:クライブ・カッスラー(著)
     ダーク・カッスラー(著)
     中山善之(訳)
出版社:新潮社
出版年:2006.11
ISBN :4102170405



(12/20 追記)

『 極東細菌テロを爆砕せよ 下巻 』
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2006年12月08日

『 写真が語る「特攻」伝説 − 航空特攻、水中特攻、大和特攻 』

特攻(特別攻撃隊)。
最初から生還の望みのない攻撃。
こちらも参考に。
特別攻撃隊 - Wikipedia

360枚、新発見写真多数の決定版!
米軍撮影の鮮明、迫力、臨床感あふれる写真!
攻撃記録、隊員名簿により特攻の現場と戦果、偉勲がすべて解明!
男たちはかく戦い
散っていった。(本の帯から)

「特攻」作戦がもたらしたものは何だったのか?


写真が語る「特攻」伝説
著者名:原勝洋(著)
出版社:ベストセラーズ
出版年:2006.11
ISBN :458418979X


太平洋戦争中の「特攻」作戦を伝える記録。
出撃前の搭乗員の写真などは当然日本側での撮影として、
実際の攻撃現場の写真はアメリカをはじめとする連合国側の撮影。
実際は戦果を上げられずに撃墜された機体がもっとあるだろうから、
本当はこれが全てではないだろう。

なかには被弾しながらも突入していく写真あり、
途中で力尽きて海上に墜落する写真あり、
激突直前の写真からは、逃げ惑う兵の姿も。
攻撃される側も恐怖なら、おそらく激突する機体に乗っていたものも
(本当は)恐怖だったのではないだろうか?

最後の方に、アメリカ側の記録や、
特攻隊員の名簿、戦果が記されている。

これらをどう読むかは、人それぞれかもしれないけれど、
なんとなく、今中東で頻発する「自爆テロ」に重なる気がするのは
気のせいだろうか...?

おまけ
  あるところに頼んだら「在庫なし」って言われたけれど、
  Amazon で注文したら2日で届きました...。

(追記)
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2006年11月29日

「防衛庁」から「防衛省」に... 法案が30日衆院通過へ

防衛庁を「防衛省」に格上げする法案が30日に
衆議院本会議で通過する見込み。

「防衛省」法案、30日衆院通過へ
http://www.asahi.com/politics/update/1128/013.html
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 自民、民主両党の国対幹部は28日、防衛庁の省昇格法案を30日午前中に衆院安全保障委員会で、同日午後に衆院本会議で採決することで合意した。30日に同委で麻生外相や久間防衛庁長官が出席して核保有論議をめぐる発言に関する集中審議を行うことを条件に、民主党が応じた。
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「防衛省」法案、今国会成立確実に…30日衆院通過へ
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20061128it15.htm
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 自民、民主両党は28日、防衛庁の省昇格関連法案を30日午前の衆院安全保障委員会で採決し、同日午後の衆院本会議に緊急上程して採決することで合意した。

 民主党も29日の「次の内閣」で、法案への賛成を決定する方針だ。

 法案は与党と民主党などの賛成多数で衆院を通過し、今国会で成立することが確実となった。

 自民党の坂本剛二国会対策副委員長と民主党の平野博文国対委員長代理は28日、国会内で会談し、民主党が30日の委員会採決に応じる条件として、採決前に久間防衛長官、麻生外相が出席して非核三原則に関連する集中審議を行うことなどで一致した。

 一方、28日の安保委員会で、下村博文官房副長官は核兵器搭載の外国潜水艦の領海内航行について「非核三原則を堅持するのは変わらない。平時、緊急時のいかんを問わない」と述べ、緊急時の領海内通過を認めない考えを示した。ただ、久間防衛長官は「死ぬか生きるかの時に事前協議をするいとまがない」と述べ、緊急時の領海内航行を容認する考えを改めて示した。
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記事の最後の部分、
「核兵器搭載の外国潜水艦」ってアメリカ海軍の潜水艦のことのよう。
(他サイトで見る限りは)
でも、核兵器を積んでいる/いないは、アメリカは公表しないだろうし、
軍事的に見ても、機密事項として核兵器搭載の公表はないと思う。
(そういう曖昧な場合は、おそらく搭載していると思うけれど)

そもそも緊急時というのは何を表している?
自然災害なのか?
それとも有事のことなのか?

自然災害であれば、災害にあっている艦船を(核搭載)という理由で
無視してもいいのか?
もしその艦船が災害の座礁とか沈没とかしたら、どこが責任をとる?
という問題はないのだろうか?

有事の場合だとしたら、
核兵器搭載のアメリカ艦船の通過を認めない、というのは
実質「アメリカの核の傘」に守ってもらうことを放棄した
というのも同然。
(異論はあるでしょうけれど、実質そうなると思う)
それじゃ、有事の際にもアメリカに頼らずに済む防衛方法を
考えないといけないのではないでしょうか?

しかしまぁ、同じニュースでもサイトが異なると
結構扱い(記事の量)が違ってくるものですね...

日本の防衛 平成18年版 (防衛白書)
著者名:防衛庁(編集)
出版社:ぎょうせい
出版年:2006.08
ISBN :4324080003


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2006年11月28日

北朝鮮「核保有国、アメリカと対等」を強調

<6カ国協議>北朝鮮代表「核実験で防衛的措置を取った」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061128-00000036-mai-int
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 【北京・西岡省二】北朝鮮の核問題解決を目指す6カ国協議で北朝鮮側首席代表を務める金桂冠(キムゲグァン)外務次官が28日午前、北京入りした。金次官は北京空港で記者団に対し「我々は核実験(先月9日)を通して(米国による)制裁圧力に対応できる防衛的措置を取った。これからは堂々の地位で対話ができる」と述べ、6カ国協議の再開後は核保有国として米国との核軍縮交渉を求める立場を強調した。
 北京には既に米首席代表のヒル国務次官補が滞在している。金次官は「私はヒル氏の招待を受けてここに来た」と話しており、同日午後、米中朝や米朝の首席代表会合が開かれるとみられる。
 金次官は「(再開協議での)争点はたくさんあり、絞らなければならない」と指摘。再開日程については「米国(の判断)にかかっている。我々はいつでも協議に出席する」と述べた。
 ヒル氏は同日午前、協議議長の武大偉中国外務次官と北京の釣魚台迎賓館で会談し、北朝鮮側との協議に備えた。
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なんにでもいい方向に解釈するようで...
核実験が成功したかどうかも不明。
核を兵器として保有しているかも不明。
(自国で開発できていなくても、入手している可能性は0ともいえないか)
「核保有国」といえるかどうかはきわめて疑問。

核軍縮、というからには
核弾頭○発保有、核ミサイル○発保有とか
公表しないと相手してもらえないような気もする。
それができなければ、単に「核開発放棄」を迫られるだけ。

それでも「核保有国」といい続ける場合、
日本のとれる手段って?
単に核兵器廃絶を訴えるだけでいいのだろうか?

「日本核武装」の論点
著者名:中西輝政(編著)
     日下公人(著)
出版社:PHP研究所
出版年:2006.09
ISBN :4569654479


もっとも、この本は北朝鮮よりも中国を危険視してますが...
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2006年11月27日

『 米軍再編 』 (2)

読了。
日本に差し迫った脅威がない今、
アメリカと対等な立場で交渉できる今こそ、
日本に不利な点は是正しよう、と。

まぁ、それもちょっと怪しくなってきたけれど...
北朝鮮の核実験の強行、
中国の尖閣諸島周辺での天然ガス採掘
(いずれは尖閣諸島そのものを狙っていると思われる)、など、
たった1年でも事態はめまぐるしく変わる。


米軍再編
著者名:江畑謙介(著)
出版社:ビジネス社
出版年:2005.06
ISBN :4828411895


アメリカ国内、国外の軍事力の大幅な見直しを行っている。
日本国内にある米軍施設も例外ではない。
ただし、アメリカにとって日本は、戦略上重要な場所にある。
そのため、兵力削減、基地削減と簡単には行かないのが実情。

ちなみに、本文は最後までアメリカ軍の新しい戦略、
配備状況についての説明。
4章は日本国内の米軍基地、施設の説明と将来について。

これら米軍の動きについて、日本はどう対応すべきかは、
「おわりに」で、初めて著者の見解が書かれてある。

アメリカは戦略上日本を必要としているが、
日本は、取り立てて自国が脅威にさらされているわけではない。
今この時が、アメリカと対等な立場で交渉できるとき、
と本書では言っている。

ただ冒頭で書いたとおり、日本を取り巻く状況は
刻一刻と変わってきている。
前回も書いたけれど、本書も新版が出ているので、
これから読む人はそちらを読まれる方がいいかと思います。

米軍再編 新版
著者名:江畑謙介(著)
出版社:ビジネス社
出版年:2006.11
ISBN :4828413197


新版で内容がどう変わっているかは、読んでないので分からない。
が、少なくともこの1年内に起こったことについては反映されているだろう、
そう期待したい。

ただ、これだけの内容を把握して、
じゃぁ日本はどう対応すればよいのか、を考えるには、
余程軍事に詳しくないと難しいかも。

あとは、本書にはでてこなかったけれど、
最近ちょっと問題になっている「日本の核保有論議」。
もし、日本が核を保有する、という動きを見せたら、
アメリカはどう動くのだろう?
「アメリカの核の傘で守ってやるから日本は保有するな」という
ありきたりの答えが返ってくるのだろうか?
そしてそれは、本当に信用できるのだろうか?
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2006年11月25日

『 米軍再編 』(途中まで)


米軍再編
著者名:江畑謙介(著)
出版社:ビジネス社
出版年:2005.06
ISBN :4828411895


冷戦終了後、さすがにアメリカも
軍事費の支出が削減されるようになった。
(とはいえ、未だに膨大な金額ではあるが...)

また冷戦終了、対テロ戦など、
戦略の見直しによって、アメリカ国内、国外の
軍事力の大幅な見直しを行っている。

というのがかなり大雑把な内容で、
読み終えたのは半分強ぐらいまで。
内容が濃いのと、量が多いのでなかなか進まない。
第3章は、日本以外の海外施設の説明と、今後の展開について。
この部分が結構長い(今その途中...)。

読まずに放って置いたら、
いつの間にか新版がでていた... 63916

ちなみに新版はこちら。

米軍再編 新版
著者名:江畑謙介(著)
出版社:ビジネス社
出版年:2006.11
ISBN :4828413197



(11/27 追記)
『 米軍再編 』 (2) :読了
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2006年11月24日

『 21世紀の米軍戦闘機 − 最強のファイター王国・アメリカ 』


21世紀の米軍戦闘機
著者名:坪田敦史(著)
出版社:イカロス出版
出版年:2005.09
ISBN :4871497208


アメリカ空軍/海軍の新型戦闘機を主に、
戦闘機の現状を紹介。

主にページが割かれているのは、以下3機種の紹介部分。
・ F/A‐22 ラプター
・ F‐35
・ F/A‐18E/F スーパーホーネット

このうち、まだ配備もされていないF‐35の情報はちょっと古い。
F‐35 には ライトニングII という愛称がついたけれど、
この本にはでていない。
F/A‐22も、F‐22に再度呼称が変わったらしい。
出版年が 2005/9 になっているし、こればかりは仕方がないか。
(その他にも一部古い情報あり)

この3機種(だけではないけれど)は、
航空自衛隊の次期戦闘機(F-X)の候補にも上がっている機種なので、
日本にも関係がある。
他にも候補がある、とも書いたけれど、
今まで経緯とかを考えると、ヨーロッパ製は可能性が低いし、
時期から見て国内での開発もなさそうだし、
上の3機種のうちのどれか、という可能性が強そう。

ちなみに、

F‐22 : 値段が高すぎるのと、機密部分が多い。
F‐35 : 値段は安い(らしい)が、新しすぎて時期が間に合わない。
F/A‐18E/F : 設計が上2機種に比べて古い。

という感じで、3機種とも一長一短ありのようにも...

(参考)
F-22 (戦闘機) - Wikipedia (航空自衛隊の次期F-Xについて)

本全体としては、
航空関係の雑誌よりも解かり易く書かれているのでは、と思う。
雑誌の方が、専門用語を知っている前提で書かれてあるような気も。
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2006年11月20日

『 栗林忠道 硫黄島からの手紙 』 品格のある日本人とは?

太平洋戦争での硫黄島攻防の日本側の総司令官。
その人物が現地から家族へ当てた手紙41通。

「かくも品格のある日本人がいた。」というが、
品格のある日本人とは、そもそもどういう姿を指すのだろうか?


栗林忠道硫黄島からの手紙
著者名:栗林忠道(著)
     半藤一利(著)
出版社:文藝春秋
出版年:2006.08
ISBN :4163683704


またか、という気もするけれど、一応参考情報。

硫黄島 (東京都) - Wikipedia

『 父親たちの星条旗 』 − 「われわれは、決して勇者ではありません」

ちなみに、映画の「硫黄島からの手紙」の方は、
散るぞ悲しき - 硫黄島総指揮官・栗林忠道
の方が原案らしい。

内容は、タイトル通り、
硫黄島の総司令官(第109師団の師団長、小笠原兵団の兵団長)である
栗林忠道中将が本国の家族宛に書いた手紙が収録されている。
各手紙に補足の説明あり。
(多分この補足がないと流れが理解できないかも)
後半に、半藤一利氏による硫黄島の攻防の解説。

手紙は、昭和20年2月3日が最後となっている。
アメリカ海兵隊が硫黄島に上陸を開始したのは 2月19日。
だから(当然だけれど)、手紙からは硫黄島の攻防の様子は読み取れない。
アメリカ軍に包囲され、輸送手段を断たれた孤立の島。
そこで戦死した司令官ゆえ、残念ながら
上陸後の栗林忠道中将の心情が読み取れないのは仕方ないところか...。

ただ、上陸前の海から、空からの攻撃は昭和19年から始まっていたので、
その様子は手紙にも書かれてある。

で、冒頭に書いた「品格のある日本人」というのは
どういう姿を指すのだろうか?
他の島のような安易な突撃を避け、
島に綿密に造られた地下要塞からゲリラ戦を展開する。
その後のベトナム戦争でもそうであったように、
アメリカ軍はゲリラ戦には手を焼いたようだ。
そういう戦術を練っていた傍らで、
家族に向けての手紙を書きつづけたこと、家族に愛情を注いでいたこと
を指すのだろうか?

そうであるとしても、
「国のために戦って死ぬ」ことが美徳とされた
当時の思想(これで合っているか?)からは逃れられなかった。
少なくとも、降伏して部下の命を救うという選択肢はなかった
(選択できなかった)ことをどう考えるか...。

なにか、疑問が解けないままという感じがした。
posted by Silent Bells at 07:18| Comment(1) | TrackBack(7) | 軍事系/紛争など

2006年11月19日

『 「日本核武装」の論点 − 国家存立の危機を生き抜く道 』

日本を取り巻く国、
(日本に影響を与えている国も含めると)
アメリカ、ロシア、中国、韓国、北朝鮮、台湾。
(台湾は国か? という問題もあるが...)

このうち、核兵器を保有しているのはアメリカ、ロシア、中国。
北朝鮮は有効な手段がうてなければ、数年後には核兵器保有国に
なり可能性は大いにあり。
仮に(あくまでも仮にだが)朝鮮半島が統一され、
中国が台湾を併合すると、核兵器を保有しないのは日本だけ、ということに。


「日本核武装」の論点
著者名:中西輝政(編著)
     日下公人(著)
出版社:PHP研究所
出版年:2006.09
ISBN :4569654479


この本では、中国の軍事脅威を楯に、
日本も「核兵器保有に関して議論すべきではないか」と主張している。
確かに、中国脅威論はあるかもしれない。
上に挙げた国で、日本の国土を脅かす可能性がある国を挙げるならば、
中国、ということになるのは事実かも。

上記の「仮に」は実現する可能性はまだ未知数。
朝鮮半島の統一、は当分実現するとは思えない。
もしかすると、中国が北朝鮮を併合する、という可能性もあり。
北朝鮮が中国にではなく、アメリカに「安全」を保証するよう
要求してるのは、
実は北朝鮮は中国に対して脅威を感じているからではないのか?
この点については本書は一切触れず。

もうひとつ、中国が台湾を併合する時、
アメリカが介入する/しないによっては、
中国が日本を核で脅す可能性あり。
中国の「失地回復主義」の中に、南西諸島が含まれている。
この辺が中国脅威論の主な部分。

で、こういう脅威から日本が独立を保つためには
どうすればいいか、核兵器を持つことも検討しなければいけないのでは?
というような内容なのだけれど、
何か中身には一貫性がないようにも思える。
この本は、数人が文を書いていることと、対談が含まれていること、
そのせいもあるのかもしれない。
ただし、日本の政治家と官僚を批判している部分では
一致いてるようだけれど...

あとは実際に核兵器を保有するならば、という点では
人によって言うことが違う点あり。
核兵器を開発、保有するとなれば、当然今よりも
軍事費(防衛費)は増大する。
この本では、対GDP比 1% から 1.2% ぐらいになるのでは、
と書いている。これを文中では「微増」とかいているが、
数字の見方を変えると、
防衛費が5兆円から6兆円になる、つまり20%増加する、ということ。
これを「微増」というかは疑問の余地あり、と思う。
また、核兵器を開発、保有には、毎年1兆円でまかなえる、とあるが、
本当にそうだろうか、1兆円で済むのか、という疑問も。

核兵器を保有するにしても、爆弾さえあればいい、というわけではなく、
その運搬手段(飛行機、ミサイルなど)が必要になる。
そのうちどれが日本にとって有効なのかは
人によって言ってることが違う。この点に関しては結論のようなものは
書かれていない。

もし、日本が核兵器保有に向いたとき、中国が反対するだろう、という点では
一致しているが、アメリカの反応については、見方が分かれている。

それぞれの人が書きたいことを書いただけ、
というようにも見える。
対談部分にしても、結論までには達していない感じ。

この本に価値があるとすれば、
核兵器保有について
議論することすらタブー視するのはおかしい、
保有について「まず議論する」ことも必要では?
という点なのかも。
posted by Silent Bells at 02:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 軍事系/紛争など

2006年11月12日

『 父親たちの星条旗 』 − 「われわれは、決して勇者ではありません」

戦争のごく一場面だけが切り取られ、美化される。
やがてその美化された一面だけが一人歩きをする。
国家は戦争への意志の高揚、戦費の捻出、
国民の支持取りつけのためにそれらを利用する。
犠牲になるのはその当事者。
この話もそういったことの一つ。


父親たちの星条旗
著者名:ジェームズ・ブラッドリー(著)
     ロン・パワーズ(著)
     大島英美(訳)
出版社:イースト・プレス
出版年:2006.10
ISBN :4872577302


硫黄島。
東京から南に1,000km以上も離れた場所(小笠原諸島よりも南)に
位置する火山島。今は東京都に属する。

(参考)
硫黄島 (東京都) - Wikipedia

太平洋戦争末期、そこで行われた攻防戦が舞台。
同名映画の原作本。

ちなみに、映画はこちら。
父親たちの星条旗 | 硫黄島からの手紙
http://wwws.warnerbros.co.jp/iwojima-movies/

日本人にとっては、硫黄島の戦いそのものは
実はそれ程有名でないかもしれない。
(戦争経験者ならともかく、戦後生まれの自分達にとっては)
タラワやサイパンなど、他の島と同じく
日本軍が玉砕するまで戦った末に陥落した戦い、というぐらい?
日本人にとっては、それより沖縄戦の方が印象が強い。
沖縄戦の方が、今まで語られたり、映画になったりすることが
多かっただろうから。

でも、ある1枚の写真によって、
アメリカにとっては特別な戦いと認識されているのだと感じた。
その1枚の写真の真実と、硫黄島の攻防の真実を追った本。
当事者が辿った道を考えると、
そこには勝ったも負けたもない。
どちらが正義とか悪とかは関係ない。
戦争の犠牲者は前線の兵士か一般住民ということ...。

アメリカは国家としては
「正義のための戦い」だの戦争だのといっているけれど、
アメリカ人一人一人を見ていけば、本当は誰も戦うことなんか望んでいない。
「自分は前線には出たくない」、
「自分の子供は悲惨な目にあわせたくない」、
そう考えるのはどこの国でも同じ。
この本からもそういうことが窺える。

文章の細部には、いろいろ気になる点がある。
なにか、ひらがな表記が目立つこと(特に前半)。
特に意図があるとも思えない。
普通に漢字で書いてもいいのに。
あとは、空母(航空母艦)を戦艦と記述してあったり。
まぁ、話の全体に影響を与えない部分ではあるけれど...
でもそういうちょっとしたことで、緊張感がなくなる、というか、
話の臨場感が伝わらないこともあるかもしれない。
特に本の場合は文章から雰囲気を推測しないといけないから...。

ここから先は、この本の範囲外だけれど...

しかし、それにしてもアメリカというのは
都合のいいことばかり考える国だと思う。
硫黄島、沖縄で悲惨な戦闘を経験したのにもかかわらず、
その後も朝鮮戦争、ベトナム戦争の泥沼へと突入していく。
さすがに肉弾戦で戦死者が増加すると、国内で反戦運動が起きる。
それはまずい、と思ったのか、
同時テロ後のアフガン侵攻、イラク戦争では、
航空爆撃が主体となった。
今ではロボット兵器の開発が進められているという。

しかし、戦争はそんな奇麗事だけでは終わらない。
イラクで駐留兵士が自爆テロの標的になっているのは、
既に何度も報道されている。
イスラムの聖戦と位置付けられている自爆テロ。
それと当時の日本軍のバンザイ突撃と特攻作戦。
圧倒的な軍事力の前に立ち向かえる方法、という意味では
実は本質は同じではないだろうか...?
posted by Silent Bells at 05:54| Comment(1) | TrackBack(7) | 軍事系/紛争など

2006年10月30日

防衛庁から防衛省に ...

防衛庁の省昇格、必要な体制整備…観艦式で首相訓示
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20061029ia21.htm
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 安倍首相は29日、神奈川県沖の相模湾で行われた海上自衛隊の観艦式で訓示し、防衛庁の省昇格について、「防衛庁を省に移行させ、国際平和協力活動などを自衛隊の本来任務とし、必要な体制整備を行う」と述べ、関連法案の今国会成立に向けた意欲を表明した。

 また、北朝鮮のミサイル発射や核実験実施について、「わが国の安全保障、国際社会の平和と安全に対する重大かつ深刻な脅威で、断じて容認できない。国連安全保障理事会決議を踏まえ、米国などと緊密に連携し、国家と国民の安全確保に万全を期す」と強調した。
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首相が防衛庁の「省」への移行を改めて明言した。

防衛白書 P112 では、

「世界各国において国防を担当する行政機関は、全て「省」または「部」
(Ministry, Department)であり、わが国においてのみ、「庁」(Agency)と位置付けられている。
しかも、米国や英国において、Agency とは政策の企画・立案を行う国防省の下にあって、
特定の業務を執行する機関を指すものである。」

とある。

要するに、防衛庁を他国と同じ立場におきたい。
というのは言い換えると、自衛隊を各国並に「軍隊」とみなす、
ということを意味しているのでは...。
そのうち、自衛軍とか国防軍とでも呼ぶようになるのでしょうか。

ま、海外からは自衛隊も普通に「軍隊」と見られているようだし、
きちんと「軍隊」と位置付けるのも当然の結果かもしれないですが、
でも、反対する人は出てくるのでしょうね...。

日本の防衛 平成18年版 防衛白書
著者名:防衛庁(編集)
出版社:ぎょうせい
出版年:2006.08
ISBN :4324080003


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2006年10月27日

『 これでわかる防衛白書Q&A 平成18年版 』


これでわかる防衛白書Q&A 平成18年版
著者名:防衛庁(編集)
出版社:ぎょうせい
出版年:2006.09
ISBN :4324080682


基本的には 「日本の防衛 平成18年版 − 防衛白書 」 からの抜粋。
内容を絞って、QA形式で分かりやすく説明してある。
(ということは「防衛白書」は分かりにくい、ということなのか?)

「防衛白書」の方は、確かに量も多いけれど、
普通に考えて、「これ全部読んでどうする?」という気もする。
そういう意味では、こちらの本のほうで十分なのかも。

日本に必要な防衛について、
客観的に書いてあるかどうかはともかく、
少なくとも政府、防衛庁の方針はわかる。
まぁ、どちらも防衛庁が書いているわけだから、
当然といえば当然ですね。

自衛隊を肯定/否定するにかかわらず
自衛隊に関して知りたいのであれば、目を通しておいた方がいいかも。

一応こちらも参考。


日本の防衛 平成18年版 防衛白書
著者名:防衛庁(編集)
出版社:ぎょうせい
出版年:2006.08
ISBN :4324080003

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2006年10月24日

非武装中立は可能か? 『 非武装中立論 』

著者は80年代米ソ冷戦時代の社会党委員長(83〜86年)。
「非武装中立論」で有名なのだそうだが、この本からは
あまり中身が伝わってこなかった...。


非武装中立論
著者名:石橋政嗣(著)
出版社:明石書店
出版年:2006.09
ISBN :4750323985


本書は、80年に社会党の機関から発行された本の
復刻版らしい。ただし、復刻に当たっては社会党(現:社民党)は関与していない、
あくまでも解説者でもある 大塚英志氏 の希望だということらしい。

また、元が80年に発行されたものなので、
内容は当時の情勢「米ソ冷戦」に大きく影響を
受けていると思われます。
もし、今のような情勢、
民族紛争、内乱があちこちに発生したり、
石油を巡るアメリカとイスラムの対立。
核拡散による、北朝鮮の核実験など、
こういう状況の上でも、同じような内容になっただろうか...?

内容として残念なのは、
どうも自衛隊幹部(制服組)、自民党の対応などへの
批判が中心になっていること。
大きくは、
 自衛隊幹部の発言力が増してきているのではないか?
 自民党は憲法解釈をうやむやに自衛隊を拡張し、
 アメリカとの結束を強めようとしている、
というようなもの。

個人的には、タイトルに「非武装中立論」と出ていたぐらいだから、
具体的にどうすれば「非武装中立論」が実現できるのか。
そういうことが書かれていることを期待したつもり。

でも、そういう部分が見つからない。
政府がどういう政策を出し、どういう外交をすれば、
「非武装中立論」が可能になるのか、
そういう具体的なことがかかれていない。
なぜか当時の自民党政治への批判に話が移ってしまう。

日本には平和憲法があるから「非武装中立論」しか選択肢がないんだ。
というだけでは説得力がない。
「非武装中立論」で有名だった、という人だからこそ、
もっと具体的な「非武装中立論」の方法を書いて欲しかったような気もする。

また、解説の大塚英志氏にしても、
あとがきで
「非武装中立のシミュレーションは試みておいて無駄ではない」
と書かれているけれど、
それならば、「非武装中立のシミュレーション」を
まずはこの本で書くべきでは? とも思えます。

「非武装中立」は究極の目標だと思うけれども、
現段階では本当に可能なのでしょうか。

日本の面積は、約38万km2
領海を含めると 38万+43万km2
更に排他的経済水域(EEZ)を含めると 38万+447万km2

しかも周辺に数箇所領土問題でもめている場所もあります。

これだけの広さを、どうやって軍事力なしで
独立を維持していきますか?
どういう外交をすれば、軍事力をもたずに
海外と友好関係を結べますか...?

その答えは見つけられませんでした...。
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2006年10月14日

『 暴かれた9.11疑惑の真相 』 本当に真相は解明されるのか?

疑惑は以前から言われつづけていた。
テレビ番組でも取り上げてられていた(内容の信憑性はともかくとして)。
アメリカ政府が真相を公開しない限りは検証のしようもない。
(おそらく公開しないだろう...)
でも疑惑の残りつづける5年前のあの事件...


暴かれた9.11疑惑の真相
著者名:ベンジャミン・フルフォード(著)
出版社:扶桑社
出版年:2006.09
ISBN :4594052282


9.11 同時多発テロは「アメリカ政府自身が仕組んだ事件」だと主張する本。
その証拠というものが並べ立てられている。
疑惑を証明するという映像を記録した DVD もついている。
DVD までは見ていないけれども、
一部の写真は本にも載っている。

写真の信憑性は...
画像が粗くてよく分からなかったりするものもあり、
全てが書いてあるとおりなのかは疑問。
そんな中で見ても明らかにおかしいのはペンタゴンの被害状況。
ジェット旅客機が突入したにしては破壊された部分が小さすぎる。
「アメリカ政府は何か隠している」と言われても
弁解はできない状況。

書かれていること一つ一つが正しいのかど