10秒の壁 著者名:小川勝(著)
出版社:集英社
出版年:2008.06
ISBN :9784087204476
北京オリンピックも間近ですが、
場所が場所なので
競技施設はさぞかし立派なものが造られたのだろうけれど、
気象条件と、特に大気汚染(どれぐらい改善されたか、
ちょっと疑わしいもの)を考えると、
陸上競技にはちょっと不利な条件か? とも思えてきます。
まぁ、それはともかくとして、
陸上100m走でのこの100年の歴史。
そして、10秒を切ること、
10秒を切った後の記録について、
あと、この先はどこまで記録を伸ばすことができるのか、なども。
特に10秒を切る、切らないというあたりで
競技トラックそのものの改良、
計測方法の変化、手動のストップウォッチから、電動時計での計測へ、
さらにシューズ、スパイクなどの用具の発達など、
純粋に選手の力量だけでなくて、
それ以外の要素でも大きく変化したことがよくわかりますね。
だからこそ逆に疑問になる、と。
東京オリンピックのころの選手が、
今の設備、用具でトレーニングを受け、走ったとすれば
どんな記録が出るのか、など...
で、この先「記録はどこまで伸びるのか」?
正直わからない、というのが結論のようですけれど、
でも、かなり限界に近いところまできているのは
確かなようですね。
100m走、少なくとも「テクノロジーの進歩」という面では
そんなに大きな変化が訪れるか、というと
あまりなさそうな感じ、のようですし...。

