2008年07月15日

『 幻の新鋭機 − 逆転を賭けた傑作機 』

「逆転を賭けた傑作機」というけれど、
結局「幻」に終わったことが全てを物語っている... のか?


幻の新鋭機
著者名:小川利彦(著)
出版社:光人社
出版年:2003.09
ISBN :9784769821427


時期としては太平洋戦争中、
開戦前後ぐらいから、終戦までに開発された、
もしくは開発中止、あるいは開発途中で終戦を迎えた機体など。

一部には制式化されて、実戦に投入された機体も紹介されています。

しかしまぁ、本文にも書いてあるのですが、
よく似た、というか同じような若干違うような試作機の多いこと。

それに、全体にわたって書かれていることが同じというか、
大抵が搭載予定の、もしくは搭載したエンジンが不調で
という記述ばかり。

ほかにも、高空を飛行するための技術が遅れていたとか、
一部機種ではプロペラに問題を抱えていたとか
(これは制式採用機種なんですけどね)、
技術面で、同じ時期の英米、ドイツなどに比べて
劣っていたことがそのまま出てしまった、ということのようですね。

もっと技術力があって、トラブルが少なければ
これだけ試作機ばかりにならずにすんだかもしれない...と。

ただ、開発時のトラブルは英米、ドイツでもあったことで、
結局きちんと戦略、自国の生産力を見極めて、
機種を絞る、ということができなかった、ということを逆に示しているのが
本一冊ほどにもある試作機の数、という結果のようですね。

まぁ、きちんと戦略を見極められる人がトップにいたのなら、
もっと早く終戦にできてたかもしれないですが...
posted by Silent Bells at 01:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 航空機、宇宙
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