だいたい著者も同じ。
言い換えたら、一人の著者が同じ時代のことについて、
いくつか視点を変えて書いた本を出している、
ということで... あってるかな...。
古代史悪党列伝 著者名:関裕二(著)
出版社:主婦と生活社
出版年:2008.06
ISBN :9784391135756
範囲は日本史の始まりの部分、
いわば古事記や日本書紀に書かれている「神話」から
奈良時代までの終わりぐらいまで。
まぁ、その中で
うーん、最初は特定の人物を指してなさそうにも見えるけれど、
途中からは人物がはっきりとでてきます。
そこに紹介されている全てが「悪党」=「ワル」とは限らない。
むしろ、たとえばいぜんなら歴史の教科書で
(まぁ、元をただせば日本書紀の内容、だけど)、「悪い人物」と
されていた人ほど、「実はどちらかというと善人」で
教科書のなかで大きく持ち上げられている人物ほど、
「悪党」だったりする...
ここで書かれてある「正義」、「悪党」の判断は実にシンプル。
ま、日本に昔からある信仰にかかわってくるのだろうけれど、
・祟る人物は「正義」
・祟られる人物は「悪党」
基本はこれのようです。
日本書紀にいいように書かれてあっても、
その中で祟られていたとか、
別の証拠(遺跡の発掘など)で祟られていた、ということが
分る人は結局「悪い人物」、「正義」を追い落とした
人物なんだって...。
テレビ番組などでも、
(たとえば乙巳の変あたりでも)今までの定説を覆す事実が発見された、
とかあるし...
その観点で、今歴史の教科書を書き直せば
古代の部分の記述、
ずいぶん変わったものになるかもしれないですね。

