2008年06月19日

『 古代史悪党列伝 − 「正史」に封印された謎と真実 』

同じような本がいくつかありますね。
だいたい著者も同じ。
言い換えたら、一人の著者が同じ時代のことについて、
いくつか視点を変えて書いた本を出している、
ということで... あってるかな...。


古代史悪党列伝
著者名:関裕二(著)
出版社:主婦と生活社
出版年:2008.06
ISBN :9784391135756


範囲は日本史の始まりの部分、
いわば古事記や日本書紀に書かれている「神話」から
奈良時代までの終わりぐらいまで。

まぁ、その中で
うーん、最初は特定の人物を指してなさそうにも見えるけれど、
途中からは人物がはっきりとでてきます。

そこに紹介されている全てが「悪党」=「ワル」とは限らない。
むしろ、たとえばいぜんなら歴史の教科書で
(まぁ、元をただせば日本書紀の内容、だけど)、「悪い人物」と
されていた人ほど、「実はどちらかというと善人」で
教科書のなかで大きく持ち上げられている人物ほど、
「悪党」だったりする...


ここで書かれてある「正義」、「悪党」の判断は実にシンプル。
ま、日本に昔からある信仰にかかわってくるのだろうけれど、

・祟る人物は「正義」
・祟られる人物は「悪党」

基本はこれのようです。
日本書紀にいいように書かれてあっても、
その中で祟られていたとか、
別の証拠(遺跡の発掘など)で祟られていた、ということが
分る人は結局「悪い人物」、「正義」を追い落とした
人物なんだって...。

テレビ番組などでも、
(たとえば乙巳の変あたりでも)今までの定説を覆す事実が発見された、
とかあるし...
その観点で、今歴史の教科書を書き直せば
古代の部分の記述、
ずいぶん変わったものになるかもしれないですね。
posted by Silent Bells at 01:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※半角英数字のみのコメントは書き込みができないようになっています。

この記事へのTrackBack URL

※半角英数字のみのトラックバックは受信されないようになっています。