今の日本の政府のやり方、というか
日本の仕組み、政策はおかしいのかもしれないけれども...
いや、やはり後から考えてもどうも納得いかない、というか腑に落ちない...
国家は、いらない 著者名:蔵研也(著)
出版社:洋泉社
出版年:2007.11
ISBN :9784862482082
結局最後まで読んだけれども、
この本の内容に全て賛同できるわけじゃない、と思った...
政府を小さくして、
民間にできることは民間にやらせて
自由競争に任せる。
今の日本もその流れ、にあるけれど、
やり方とか特に批判あり。
アメリカでも著者の理想まではいってないですよね。
でも、やはりですね。
「自由競争」がうまくいくとは限らない、
そう思えるのです。
国鉄民営化→JRの発足後におきた事故、
信楽高原鉄道との衝突、福知山線事故、
直接の原因は報告書など出ているようだけれど、
元をたどれば、
国鉄時の悪しき習慣を引き継いでいたこともあるかもしれないけれども、
民営化して、利益追求第一にいってしまったことが
原因としてあるのでは...
「自由競争」は健全に展開すればいい方向にいくかもしれない、
でも、実際は健全な方向に行かないばかりか、
過当競争、利益のみの追求(安全性の犠牲)、
儲かりさえすれば何をやっても構わない、という発想。
そういう世界はとても「理想」とは思えない...。
医療のより自由化も、本当に理想なのか?
医師の数、絶対数を増やせば必ず小児科医や産婦人科医
(今特に問題になっている分野ですね)も増えるはずだ、
って、本当にそうか?
医師の数か増えたからといっても、
小児科医や産婦人科医が避けられたままだと
増えない可能性だってあるのでは?
「増えるはずだ」という根拠はどこから?
医師、または医学生にアンケートでもとって調査したのだろうか?
そんなことはないてないけれど...
なんだか都合の悪いことは適当に想像で流してしまっている様な感じ。
自由化すればより条件のいいところばかりに集中して、
地方がより医師不足になるのは目に見えている気もするけれども、
そうならない根拠でもあるのだろうか...?
一部の金持ちのように、いくらでも医療費を出せる人は
高度な医療が受けられて、
そうでない一般市民はまともな医療が受けられなくなる、
そうなっても構わない、
この本はそういうことを言っているんですね...。

