2007年11月29日

『 わたしたちはなぜ「科学」にだまされるのか − ニセ科学の本性を暴く 』

ちょっとタイトルに疑問あり。
その理由は後述...


わたしたちはなぜ「科学」にだまされるのか
著者名:ロバートL.パーク(著)
     栗木さつき(訳)
出版社:主婦の友社
出版年:2007.09
ISBN :9784072589809


いかにも本当のことのようで、
よく検証してみると全然意味のないこと、
いや、ちょっと冷静に考えるとすぐにウソだとわかること、
そういうことが何故まかり通っているのか、
ということなどについて解説してある本。

翻訳本なので、載っている例がアメリカ中心。
なので、ちょっとピンとこないことも多いかもしれない。

本当は、この本の「日本版」があるほうが
わかりやすいのかもしれないですね。

効き目のない薬とか、
実証されていない(というか否定されている)現象を
いかにもあることのように、そしてそれが大きな問題であるかのように
吹聴する(ニセ)科学者やメーカー。
それに乗ってしまう民衆...

これは「ニセ科学」にはないかもしれないですが、
今の宇宙開発についても触れられています。

あとの解説にも指摘があるのですが、
宇宙開発で今進められている「国際宇宙ステーション」。
これに対しても批判が書かれてあります。
一言でいえば「お金の無駄遣い」と。
どちらかというといい方向で報道されている
「国際宇宙ステーション」... (まぁ日本人宇宙飛行士も参加しているし)、
でも、意味のないもの、というかもっと有意義な宇宙開発の方法がある、
ということだそうです。
こういうのは、意外とかんじる人もいるかもしれないですね...。

冒頭に書いた「タイトルに疑問あり」ですが、
もう推測がつくと思いますが、
「科学」にだまされる”というわけじゃないのですね。
サブタイトルが「ニセ科学の本性を暴く」となってますが、
こちらの方がこの本の内容を正しく表しているようで。

そう、本当は
「ニセ科学」にだまされる”
のは何故なのか、ということ。

「ニセ科学」を「科学」のように見せかける科学者。
これは科学者、というよりも「詐欺師」ですよね。
場合によっては立派な詐欺行為になる場合もあるんじゃないでしょうか。

なかには、見せかけるつもりでなくて、
最初は思い違いだった、それに気づいても
「今さら間違っていたなんて言えない」と
間違いをそのまま主張する科学者。

いずれにしても、素人が見れば
専門的な知識がないから見分けられないわけで、
そうなるとこの本にあるように
「ニセ科学」を伝えるマスコミにも
責任がかかってきますよね。
マスコミにも報道する内容についての専門的な知識が
要求される、っていう事なんでしょうか。

ただマスコミも「ニセ科学」にのっかっていたとしたら、
これは誰が見破ればいいのか...
posted by Silent Bells at 01:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 人の心理
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