意外と内容は少なかった...。
日本書紀 下,風土記 著者名:小島憲之(校訂)
出版社:小学館
出版年:2007.09
ISBN :9784093621731
「風土記」って、全国のが残っているのかと思ったら、
そうでもなくて、(少なくとも)今あるものは5つだそうです。
常陸国、播磨国、出雲国、豊後国、と肥前国の5つ。
あとは断片的に残ったものが「風土記逸文」と呼ばれているとか。
最初はページが多いと思ったけれども、
口語調になおされて読みやすい文章と、
古文で書かれた文章とが交互に紹介され、
なおかつ、それぞれの話にコメントがつけられているので、
実際、本文の量は結構少ない。
紹介されているもので、
割と知られているものとしては、
「浦島太郎」の話、出雲の国引きの話でしょうか。
あとは、日本三景のひとつ、天橋立も神話と結び付けてあったり...
ちなみに「浦島太郎」の話は、
単なるおとぎ話ではなくて、
日本の成り立ちとも深くかかわっている、という
ことも研究されているようです。
たしかに「日本書紀」のなかでも
「浦島太郎」についての記述、と思われる部分があるようですね。
(こういう本も参考に)
浦島太郎は誰なのか 著者名:関裕二(著)
出版社:ベストセラーズ
出版年:2007.09
ISBN :9784584392508
ところで、日本書紀もなんだけれども、
原文は漢文で書かれているようで、
それはこの本には載せられていないですが、
古文のでもよく意味が通らない。
(だから口語調の文章を読むしかないのだけれども)
原文を読めといわれてもまず無理でしょうね。自分には。
「日本書紀」が書かれた当時、
日本の役所の正式な書物は漢文で書かれていたそうで、
ということは書物を書いていた人は、
日本語(現代の日本語とどれぐらい同じかはしらないけれども)を
わざわざ漢文に訳して書いていたわけですね。

