ヒロシマあの時、原爆投下は止められた 著者名:TBSテレビ「ヒロシマ」制作スタッフ(編集)
出版社:毎日新聞社
出版年:2006.07
ISBN :9784620317755
2005年8月にTBSで放送された番組が元のようです。
私はその番組は見ていない、(と思う)ので、
番組についてどうこう言えないですし、
とりあえず、普通に書こうとすると
ありきたりのことになりそうなので、
あえて1点だけ。
まぁ、戦後生まれで当然当時の戦争は知りません。
「えらそうなこと言うな」と言われてしまいそうですけれど...
何故、原爆の開発者と被爆体験者に
埋まらない溝があるのか...。
この本を読んでる限りでは、
被爆体験者と原爆開発者の対談は...
被爆体験者は原爆の悲惨さしか語らないし、
原爆開発者は「リメンバー・パールハーバー」と原爆の正当性を語るだけ...。
どちらも、そのことが身に染み付いてしまっているのだろうから、
こういうことを言うのは酷かもしれないけれども、
当時はどちらも加害者であって被害者でもあった、とは考えられないのか?
日本だけじゃない、にしても、
日本が当時アジア各地を植民地、占領していたのは事実。
真珠湾攻撃は結果としてだまし討ちになったけれど
(外交官の不手際で宣戦布告が遅れた)、
実は当時のアメリカ大統領や側近は暗号解読で
真珠湾攻撃があることを知っていたといわれている。
(これはたぶん否定しようもない?)
だから、事前に知らせることは出来たはず。
原爆は日本降伏の決め手になったのか?
そもそも、原爆の完成していない4月の時点で
日本は終戦の道を探っていた。
天皇制維持にこだわっていたから、という指摘もあるけれども、
アメリカが、天皇制維持を伏せたままにして、
原爆が完成するまで「日本の降伏を意図的に遅らせた」
といえなくもない...。
この辺は事実かどうかはっきり... させることが出来るのだろうか?
(疑惑のまま?)
どちらも関係していること全て
洗い出さなければ溝は埋まらない、そう思えました...。
が、どうなんでしょ?

