2007年03月30日

『 本日より「時間外・退職金」なし − 日本マクドナルドに見るサラリーマン社会の崩壊 』

相変わらずここの本は英単語混じりで読みにくい。
最初に「英語混じりの4重表記」を特徴としている、と書いてある。
でも英単語の使われ方が、あくまで日本語の言葉の注釈のように
文章に挟まって書かれてあるので、文章としてみた時、
すごく読みにくいと感じるのだけれど、
こんなことを考えてしまうのは自分だけのだろうか?

まぁ、不満はこのぐらいにしておいて、内容の方は...


本日より「時間外・退職金」なし
著者名:田中幾太郎(著)
出版社:光文社
出版年:2007.02
ISBN :9784334934026


「日本マクドナルド」の社員の待遇を変遷をまず紹介し、
同じような事態が、日本の他の企業でも進む、という警告書。

ひとつは定年や退職金制度の見直し。
もうひとつは、いわゆる「ホワイトカラー・エグゼンプション」制度の
導入が検討されていることについて、
今年の国会では制度の制定は諦めたようだけれども、
また議論が復活してくるのは避けられない様子。


しかし、なんでも「アメリカ型」をグローバルスタンダードなどとして
真似るのはどうか?(もちろんアメリカの圧力があるかららしいけれど)
アメリカの制度が世界標準、だということ自体おかしな考えかた。
それに日本とアメリカとでは社会も企業風土も元々違う。

サービス残業の横行している日本でこんな制度を
導入すればどうなるか。
まずは「サービス残業」の問題を解決するのが先だろ、と思う。

「ホワイトカラー・エグゼンプション」制度が制定されれば、
企業は間違いなく人件費と抑制に使う、と書かれてあるし。
(とあるシミュレーションの結果からだけれど)
であれば、時間の抑制がなくなるから
実質サービス残業は問題でなくなり、
労働に次ぐ労働、を強いられて過労死する
正社員が増加するのは目に見えている。

そうすれば企業に貢献している優秀な社員から順に失われていく。
そうなればかえって企業にとってはマイナスだと思うのだけれども。
企業は本当に「人材は足りなくなったらすぐに補充できる」とでも
思っているのだろうか?

私? 私は... 多分すぐに解雇される側の方かも...。
posted by Silent Bells at 01:12| Comment(0) | 働くということは
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