非常識な労働時間 著者名:労働総研労働時間問題研究部会(編集)
出版社:学習の友社
出版年:2006.09
ISBN :9784761706388
裁量労働制とか、ホワイトカラー・エグゼンプションとか、
一見理想の働き方に思えるけれども、
日本で実施されるとどうなるか?
みんながみんなそうだとは言わないけれども、
企業の経費節減、人件費圧縮で正社員が減らされ、
残った正社員の負担が大きくなっている。
残業、休日出勤も、
残業代がつけばいいほうで、サービス残業を強いられることも、
そういうところに、「裁量労働制」もしくは「ホワイトカラー・エグゼンプション」を
導入すれば「サービス残業」が公然と認められることになる。
仕事の成果が問われて、時間の拘束はなくなるのだから...
その「仕事の成果」も、本当に一人で十分こなせるものには
ならないような気がする。今の日本では。
アメリカでは「金は出すからその分働け」らしいけれども、
今の日本は「金は出さないけれども時間制限なしで働け」ならしい。
ヨーロッパで導入された「ワークシェアリング」の考え方も、
なぜか日本ではゆがんで解釈される。
「正社員を減らして派遣、契約社員に代える」...
ちょっと内容が左より、にも思えるけれども、
「アメリカ型」の雇用形態よりも悪質な方向に
いきそうな日本の雇用形態の危険性が分かると思います。

