2007年01月29日

ネットの安全神話はありえるか? 『 危ないミクシィ 』

「今更 mixi ?」
「また mixi の悪口書くの?」
とか言われそうだけれど、
本質は単なる「mixi 批判」にはあらず。
インターネットを利用する、
そして普通に日常生活を送る全ての人にかかわる問題。


危ないミクシィ
著者名:夏原武(著)
     江建(著)
     後藤ひろし(著)
     上村覚(著)
     片岡亮(著)
     大月隆寛(著)
出版社:洋泉社
出版年:2007.01
ISBN :9784862481092


第一部は、○○○と言う理由でトラブルに巻き込まれ、
mixi を止めました。という例がいくつか紹介されている。
なかには、「mixi」を止めるつもりはありません。
と言う人も。(まぁ確かに読んでいても、この人の発言、取材に対する答え方などには、
そもそも社会人としてまともにやっていけるのか?と思わずにはいられなさそう。)
それはともかく、
この本に載ってない事件も含めて、トラブルが起こるとき、
巻き込まれた人はインターネットに関して警戒心が無さ過ぎるのかな? と思える。
(あんまり一方的に決めつけたくはないけれど、読む限りではそう見える)

後は善意のつもりの行為がトラブルを招いたり、
仕組みそのものに実は落とし穴がありそう、と思うことも。

(参考:最近のニュースになったトラブル)
「チェーンメール」ならぬ「チェーン日記」− mixi
mixiでまたチェーン日記 善意が混乱招く

で、この本の核心はどちらかというと第二部。
mixi に限らず、SNS に限らず、
インターネット上のものでも「100%安全です」なんてものは
存在しない、ということ。
所詮は人間の作ったものだから、どんな完璧につくったつもりでも、
どこかに欠陥があるだろうし、
またはその仕組みそのものを利用(または悪用)しようとする者が
必ず出てくる。
そういうことを知るという意味では、いちど読んだ方がいいかも。


続き...

読んでひとつだけ、
「ネットが社会の一部かどうか」に関連するところについては、
本の内容と自分の考えとはちょっと違っていた。
(どちらが正しいかは分からない)
私は、
ネットも実社会と同じだから、
トラブルも当然あるし、悪質なことを考えている人もいる。
犯罪も当然のごとく起きる。
そして、道路交通法をどんなに厳しくしようとも、
交差点にどれだけ信号機をつけようとも、
交通事故がなかなかなくならないのと同じように、
ネット上も、どんなに規制をかけても
それをかいくぐる犯罪者、いたずら者が必ず出てくる。
だから、インターネットは「100%安全はありえない」と
思っていたけれども...

言おうとしている事は同じなのかな...
posted by Silent Bells at 12:36| Comment(3) | インターネット
この記事へのコメント
 初めまして茶太郎です。
 僕は結局リアルにしてもネットにしてもまずはリスク管理の脇の甘さかなあと感じました。
 プライベートとパブリック空間との錯誤しかり個人情報のコントロールしかりP2Pソフト使用時のファイル管理しかり・・・。

 あとはもう少し読み込んでから、と思いますがそんなに読み込む種類の本でもないし・・・とも思ったりしてます^^;
Posted by 茶太郎 at 2007年02月03日 09:39
「そんなに読み込む種類の本でもない」
そうかもしれないですね。
前半は体験談のような感じだし。
特にこの本でなくても、
日頃のニュースからでも、
「リスク管理の甘さ」は実感できると思います。
それが特に顕著なのが mixi なのかな...と。
ただ後半(第二部)は(個人的には)それなりに読む価値はあると感じました。
Posted by Silent Bells at 2007年02月05日 04:57
ちなみに、
mixiであろうが自分のホームページであろうが、
自身のプロフィールを公開するのは自由かもしれないけれど、
はっきり言って、人通りの多い多い往来で
大きな看板を掲げているようなもの。
プロフィールを公開することによるリスクは
あらかじめ知っておくべきかと。
そのリスクを最近まできちんと説明してこなかったmixi自身にも責任はあるかもしれないですね。
Posted by Silent Bells at 2007年02月06日 03:06
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