直径は惑星である地球の約 1/4 。
ところが、太陽系の他の惑星(火星、木星など)の場合、
その惑星を回る衛星は、惑星に比べてずっと小さい。
例えば、木星最大の衛星ガニメデの直径は、木星の約 1/27。
火星の衛星フォボスに至っては、火星の約 1/300。
それから考えると、地球と月の大きさの関係は、
太陽系の中では異質なもの。
もしも月がなかったら 著者名:ニールF.カミンズ(著)
増田まもる(訳)
出版社:東京書籍
出版年:1999.07
ISBN :4487761131
月は火星ほどの大きさの星が地球に衝突した際に
出来たとされている。
そして、地球の自転の速度、潮汐などに影響を与え、
それが地球上の生物にも影響を与えてきた...。
そうした今の地球が、もし違う環境だったら
地球はどうなったのか、そこに生物は生まれたのか?
生まれたとしたらどのようになったのか、
という点をテーマにしながら、地球の成り立ち、
星の仕組みなどについても解説。
1. もしも月がなかったら?
2. もしも月が地球にもっと近かったら?
3. もしも地球の質量がもっと小さかったら?
4. もしも地軸が天王星のように傾いていたら?
5. もしも太陽の質量がもっと大きかったら?
6. もしも地球の近くで恒星が爆発したら?
7. もしも恒星が太陽系のそばを通過したら?
8. もしもブラックホールが地球を通り抜けたら?
9. もしも可視光線以外の電磁波が見えたら?
10.もしもオゾン層が破壊されたら?
1章〜9章までは仮の設定の話。
が、10章だけは現実味を帯びたというか、
近い将来もっと深刻になってくる話。
で、実は6章「もしも地球の近くで恒星が爆発したら?」は
仮定どおりでなくとも、将来起こりうる話のよう。
シリウス、カノープス、スピカなどの有名な恒星が、
今後1国年以内に、場合によっては100万年以内に
超新星爆発を起こすらしい。
今挙げた中でシリウスは、地球からの距離が 8.7 光年。
6章での仮定の星(50光年)よりもはるかに地球に近い。
もし超新星爆発を起こせば、地球には甚大な被害が出るようだ。
生物はほぼ全滅する、というはなしも。
(シリウスは超新星爆発にはならない、という話もあるようだけれど)
一般相対性理論、(たしか)1箇所出てくるところがありました。
が、話のメインではないのでそれ程支障はなし。
翻訳本だけれども、わりと読みやすいです。
読みやすいのだけれども...... 実際読んでみると
書いてあることは案外難しい?
ある程度の予備知識があったほうが、
より理解しやすいかもしれませんね...。
追記...
ちなみに、それぞれの仮定の説明の中で、
地球で四季がある理由、
地球の大気の成り立ち、
星の成り立ち(特に質量の大きな星で超新星になる過程)
など、結構詳しくかかれています。
が、図鑑のように解りやすく整理されているわけではないので、
読むにはやっぱり相応の覚悟はいるのかも...

