最初から生還の望みのない攻撃。
こちらも参考に。
特別攻撃隊 - Wikipedia
360枚、新発見写真多数の決定版!
米軍撮影の鮮明、迫力、臨床感あふれる写真!
攻撃記録、隊員名簿により特攻の現場と戦果、偉勲がすべて解明!
男たちはかく戦い
散っていった。(本の帯から)
「特攻」作戦がもたらしたものは何だったのか?
写真が語る「特攻」伝説 著者名:原勝洋(著)
出版社:ベストセラーズ
出版年:2006.11
ISBN :458418979X
太平洋戦争中の「特攻」作戦を伝える記録。
出撃前の搭乗員の写真などは当然日本側での撮影として、
実際の攻撃現場の写真はアメリカをはじめとする連合国側の撮影。
実際は戦果を上げられずに撃墜された機体がもっとあるだろうから、
本当はこれが全てではないだろう。
なかには被弾しながらも突入していく写真あり、
途中で力尽きて海上に墜落する写真あり、
激突直前の写真からは、逃げ惑う兵の姿も。
攻撃される側も恐怖なら、おそらく激突する機体に乗っていたものも
(本当は)恐怖だったのではないだろうか?
最後の方に、アメリカ側の記録や、
特攻隊員の名簿、戦果が記されている。
これらをどう読むかは、人それぞれかもしれないけれど、
なんとなく、今中東で頻発する「自爆テロ」に重なる気がするのは
気のせいだろうか...?
おまけ
あるところに頼んだら「在庫なし」って言われたけれど、
Amazon で注文したら2日で届きました...。
(追記)
「特攻」作戦がもたらしたもの...
アメリカ海軍は特攻機の攻撃を防ぐために、
対空兵装をハリネズミのように配置して応戦した。
本書の写真からもそれがわかる、
いったい何千発もの弾を撃ったのか、と思えるほどの弾幕。
機体が損傷しても、炎上しても向かってくる特攻機。
防ぐためには完全に破壊しなければならない。
遠距離から近距離、間際までの防空兵装を持つ、
アメリカの戦後の対空ミサイル開発は、
「特攻」への対策から発展したものらしい。
ちなみに、「特攻」作戦で、戦果らしい戦果を挙げたのは
ほぼ(爆弾を積んだ)航空機のみ。
他のもの、人間魚雷とかは殆ど戦果をあげていない。
それこそ、有人飛行爆弾「桜花」、上記人間魚雷「回天」など、
特攻専用に開発された兵器は実際ほどんと戦果を上げていない。
なかには訓練のみで実戦に投入されなかったものもある。
「ばかげている」とひと言で片付けるのは簡単かもしれないけれど、
そこまでせざるを得なかった程、当時の日本は追い詰められていた。
そこまで追い詰められるまえに終わらせることはできなかったのだろうか?
迎え撃ったアメリカ兵にも被害が出ている。
直接被弾して戦死、負傷したもののいるが、
なかには「特攻」が理解できず、ノイローゼに陥ったものも
でてきたらしい。
いくら物量作戦、近代兵器で圧倒しようとも、
それだけでは戦争は終らせられない。
こういう、欧米人には理解できない方法も反撃を受ける。
太平洋戦争も、ベトナム戦争も、
そして今のイラク戦争も...。

