その原因を探っていくと、日本の会社社会の仕組み、
あるいは経済の仕組みそのものに問題があるのではないか、と。
若者はなぜ3年で辞めるのか? 著者名:城繁幸(著)
出版社:光文社
出版年:2006.09
ISBN :4334033709
目次
はじめに 「閉塞感の正体」を見きわめる
第1章 若者はなぜ3年で辞めるのか?
第2章 やる気を失った30代社員たち
第3章 若者にツケを回す国
第4章 年功序列の光と影
第5章 日本人はなぜ年功序列を好むのか?
第6章 「働く理由」を取り戻す
今更言わなくても誰でも知っている事かもしれないけれども、
新入社員の離職率が高くなってきている。
その原因を、年功序列制度の崩壊に見いだしていく本。
経済の成長で成り立ってきた年功序列制度が、
バブル崩壊以降成り立たなくなったこと。
それが、
「今勉強して、いい大学に入りいい会社に入れば、後で楽な暮らしが出来る」
という希望(?)を教え込まれてきた者にとって、
やる気をなくしてしまったこと。
年功序列が崩れた以上、そういう会社は
なにもしなくて給料が上がっていくわけではない。
それに加えて成果主義の導入。
しかも、成果主義をきちんと導入しているのならまだしも、
人件費削減目的で、年功序列制度の上にただのせてるだけ、
という会社が多いから、仕事で努力したからといって、
誰もが恩恵にあずかれるわけでもなし。
また、年金制度が危なくなってきている。
今給料から引かれているにもかかわらず、
自分が定年した後に年金を十分にもらえる保証もなくなった。
そういうように、
若者に負担を押し付けるだけの制度が、
やる気をなくしている → すぐに辞めてしまう、
ということにつながっているのではないか、ということ。
個人的にはほとんど関係がなかったことなのですが...
特に出世とか関心なかったからたいした学歴も持っていない。
まぁ、出世を目指すつもりだったら、
普通には受験勉強して、いい大学を目指していたかもしれない。
(結果はどうあれ)
ん、話がそれた..。
そもそも年功序列制度って、いつごろから一般的になったのだろうか?
そのことには触れていないけれど、
ある程度推測してみるとどうだろう?
江戸時代の商家とか?
んん、丁稚奉公して... という流れはそうかもしれない。
でも江戸時代の商人は日本の人口の約6%ぐらいだったと、
何かに書いてあったような記憶もある。
そうなると明治時代?
日本の産業革命以降とか、サラリーマンが一般的になってから?
それとも戦後の経済成長期ぐらいから?
江戸時代って、人口も経済も実質停滞していたのではないだろうか?
いずれにしても、経済がずっと成長しつづけていた時代なんて、
そう長くあったわけじゃなさそう。
そう考えると、
「経済はずっと成長していくもの」
「年功序列制度は当たり前」
ということ自体が単に幻想なのかも。
内容はそれほど難しくないと思います。

