冤罪の構図 著者名:江川紹子(著)
出版社:新風舎
出版年:2004.08
ISBN :4797494263
一連のオウム事件報道でおなじみの著者による書物。
冤罪の実例が9例紹介されている。
警察、裁判官によって冤罪が作り出される過程、
何故冤罪事件が起こるのか、を検証する内容。
刑事裁判で自白が重要視される、というのがそもそもの問題点。
そこから、
→ 警察も検察も当然自白を重要視する
→ とにかく自白を取れ、ということになり、強引な取調べが行われる
という流れになってしまう構図がよく分かる。
日本の警察がどこまで信用できるのか、
このような強引な取調べはどのぐらいの頻度であるのか、
そういうことまではこの本では分からない。
けれど、日本の警察にはそういう体質がまだ残っている、
検察も裁判官も公正でない部分がある、
ということは残念ながら事実のようで...。
しかし何故このように、どう見ても明らかにおかしいような
捜査、取調べが起こるのだろうか?
警察の体質?
公務員の体質?
市民の目から犯罪を裁けるように、など理由をつけて
裁判員制度が2009年(平成21年)に
始まることになっているようだけれど、
その前に、まだやるべきこともあるのでは?
一時、学校の教師の考え方が実社会とかけ離れているとかで、
一度は会社に就職するなどして実社会を知ってから
教師をやれば、... というような議論があった気もするけれど、
警察、検索、裁判官など司法に携わる人も、
一度ぐらいは普通のサラリーマンを経験した方が
いいのではないだろうか...?

