2006年10月14日

『 温暖化は憂うべきことだろうか − CO2地球温暖化脅威説の虚構 』

二酸化炭素排出による地球温暖化説。
まだ解明されていないとはいうけれど、この本では虚構だという。
そこまではいいのだけれども...


温暖化は憂うべきことだろうか
著者名:近藤邦明(著)
出版社:不知火書房
出版年:2006.07
ISBN :4883450414


二酸化炭素排出による地球温暖化説を
過去の記録や、物理的な計算により否定する内容。
また、地球温暖化説や京都議定書をまやかしのものだと批判。
石油の代替エネルギーは「石油の代替にはなり得ない」と主張。
物理的な計算式は(例によって 63916)私にはよく分からないですが、
記述にはいくつか「なにか矛盾しているような」とも思える個所もあり。
(それほど大きな点ではないかもしれないけれど)

どちらかというと、全体の構成に問題あり?

第1章で、本当の環境問題は、別のところにあるという、
また環境問題を解決するには、にも触れてはいるけれども、
「触れてはいる」程度に簡単に書いてあるだけ。
2章以降は、地球温暖化説の否定や代替エネルギーの問題点ばかりに終始。

本当なら、代替エネルギーの問題点を採りあげるなら、
最後に「ではどうするべきか」ということを書く必要があるのでは?
その方が説得力があると思うけれど、何故そうなっていないのだろう?

1章の内容に戻ってみると、
環境問題を解決するには工業生産システムを廃止する、
つまり、石油エネルギーも使わない、と。
工業生産システムは石油が枯渇した時点で破綻する、
ということらしい。

これは何?
ようするに、産業革命以前の生活に戻れということ?
日本でいうと、江戸自体のような生活に戻りなさい、ということでは?
今更そういう生活に戻すことが無理だから、
あれこれ代替エネルギーを検討しているのではないのか?
代替エネルギーの問題点を指摘するのはいいとしても、
著者は現代人の生活を「産業革命以前の生活」に戻すことが
できると本当に思っているのだろうか?

だから、このことが最後に書かれていない?
問題点を指摘するのは良いとして、
その解決策がまとめとして書かれていない。
そうでないと、単なる「批判書」にしか映らない。

反対を叫ぶだけでは問題は解決しない、のではないでしょうか...?
posted by Silent Bells at 18:21| Comment(0) | TrackBack(1) | 自然災害、地球温暖化など
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排出権の購入制度って、やっぱり何かおかしい?
Excerpt: 温室ガス排出と地球温暖化についても本当に関係があるのか、はきちんとは解明されてい
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Tracked: 2007-04-15 01:53