ちょうど関係するようなニュース記事を見つけたので、
急遽読むことにしました...。
アサギマダラ海を渡る蝶の謎 著者名:佐藤英治(著)
出版社:山と溪谷社
出版年:2006.06
ISBN :4635063437
「アサギマダラ」はマダラチョウ科の蝶で、
「浅葱色」(わずかに緑がかかった、薄い青色)に見えるため、
この名がつけられた。(本文より)
「アサギマダラ」の特徴、生態についての解説。
生態は結構詳しい説明有り。
普通のチョウからはあまり想像できないような、
ちょっと変わった特徴も持っているようです。
後半はこのチョウの最大の謎、渡りをすることについて。
沖縄、台湾から本州に向けて最長で焼く2000km も海を越えて移動するという...。
チョウにマーキング(翅に油性のフェルトペンで記号を書く)することで
実際に移動していることが確認されているという。
ただ、どういうコースで渡るかなどはいまだ謎のままだそうです。
この本で面白いのは、
最終章で「マーキング調査をしてみよう」というのがあること。
大抵、マーキング調査って、研究機関か保護センターみたいなところが
やっているものと思っていたのですが、
このように一般の人に向けて「調査をしてみよう」と呼びかけていることは
殆どないのでは?
調査のために、捕獲の仕方まで書いてあります。
あと、マーキングの仕方、結果の連絡先のホームページなども
紹介されています。
あまり写りが良くないので恐縮ですが、
「アサギマダラ」の写真を載せておきます。
それと冒頭に書いた「関係するようなニュース記事」ですが、
以下の記事です。
大分から能登へ 児童調査のチョウが600キロの「旅」
記事の内容は以下のとおり。
「 大分県の姫島で6月初旬に地元の小学生が標識調査のため放したアサギマダラが、約600キロ離れた能登半島で9日後に捕獲されたことが、わかった。
姫島小学校6年の山下莉奈さん(11)が、羽に油性ペンで「RY―2 ヒメ6/1」と記入したチョウは、石川県輪島市光浦町で地元の人に10日捕獲された。RYは山下さんのイニシャル。6年生の児童が1日、約300匹放したうちの1匹で、「か弱く見えるチョウが長い距離を速く飛ぶことにびっくりした」と山下さん。
南西諸島で羽化したアサギマダラは初夏に北上して産卵。世代交代したチョウが秋に南下する。姫島は中継地にあたる。
姫島で今夏3000匹以上を放した東大医学部付属病院の医師栗田昌裕さん(54)によると、他にも4匹が石川、福井両県で、1匹が約750キロ離れた群馬県渋川市で捕獲された。栗田さんは「東北地方まで1000キロ以上移動するチョウもいるはず。調査を続けたい」と話している。」

