2006年07月03日

『 アサギマダラ海を渡る蝶の謎 − チョウが 2000km も飛ぶ!? 』

買ってからしばらく読まずに置いていたのですが、
ちょうど関係するようなニュース記事を見つけたので、
急遽読むことにしました...。


アサギマダラ海を渡る蝶の謎
著者名:佐藤英治(著)
出版社:山と溪谷社
出版年:2006.06
ISBN :4635063437


「アサギマダラ」はマダラチョウ科の蝶で、
「浅葱色」(わずかに緑がかかった、薄い青色)に見えるため、
この名がつけられた。(本文より)

「アサギマダラ」の特徴、生態についての解説。
生態は結構詳しい説明有り。
普通のチョウからはあまり想像できないような、
ちょっと変わった特徴も持っているようです。

後半はこのチョウの最大の謎、渡りをすることについて。
沖縄、台湾から本州に向けて最長で焼く2000km も海を越えて移動するという...。
チョウにマーキング(翅に油性のフェルトペンで記号を書く)することで
実際に移動していることが確認されているという。
ただ、どういうコースで渡るかなどはいまだ謎のままだそうです。

この本で面白いのは、
最終章で「マーキング調査をしてみよう」というのがあること。
大抵、マーキング調査って、研究機関か保護センターみたいなところが
やっているものと思っていたのですが、
このように一般の人に向けて「調査をしてみよう」と呼びかけていることは
殆どないのでは?

調査のために、捕獲の仕方まで書いてあります。
あと、マーキングの仕方、結果の連絡先のホームページなども
紹介されています。

あまり写りが良くないので恐縮ですが、
「アサギマダラ」の写真を載せておきます。

アサギマダラ

それと冒頭に書いた「関係するようなニュース記事」ですが、
以下の記事です。
大分から能登へ 児童調査のチョウが600キロの「旅」

記事の内容は以下のとおり。
「 大分県の姫島で6月初旬に地元の小学生が標識調査のため放したアサギマダラが、約600キロ離れた能登半島で9日後に捕獲されたことが、わかった。

 姫島小学校6年の山下莉奈さん(11)が、羽に油性ペンで「RY―2 ヒメ6/1」と記入したチョウは、石川県輪島市光浦町で地元の人に10日捕獲された。RYは山下さんのイニシャル。6年生の児童が1日、約300匹放したうちの1匹で、「か弱く見えるチョウが長い距離を速く飛ぶことにびっくりした」と山下さん。

 南西諸島で羽化したアサギマダラは初夏に北上して産卵。世代交代したチョウが秋に南下する。姫島は中継地にあたる。

 姫島で今夏3000匹以上を放した東大医学部付属病院の医師栗田昌裕さん(54)によると、他にも4匹が石川、福井両県で、1匹が約750キロ離れた群馬県渋川市で捕獲された。栗田さんは「東北地方まで1000キロ以上移動するチョウもいるはず。調査を続けたい」と話している。」
posted by Silent Bells at 00:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 動物/植物
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