2006年10月31日

過疎地の郵便局はいずれなくなる? 集配拠点の再編 『 民営化という名の労働破壊 』



民営化という名の労働破壊
著者名:藤田和恵(著)
出版社:大月書店
出版年:2006.09
ISBN :4272310453


過疎地を中心に、全国1048局の集配業務を集約するという。
今のところ郵便局は残る。
以前、首相は「地域の郵便局ネットワークは必ず守ります」と発言した。
しかしもうこういう事が始まっている。
そのうち、業務の少なくなった過疎地の郵便局から
廃止されるのは目に見えているよう...。

NTTが営業所を集約したときは、なんとも思わなかった。
NTTが扱うのは電話、インターネット回線など。
中継局に人がいようがいまいが、あまり関係がない。
利用料金はコンビにでも払えるし、それほど影響はなかった。
それでも地方には影響があったのかもしれないけれど。

でも、郵便局の場合、
郵便物を人が車やバイクで配達するんだよ!
集配業務を集約したらどうなるか。
一つの局の配達エリアがすごく広くなる。
(要するに遠くまで配達しないといけなくなる)
で、気候の厳しい過疎地だったらどうなるのか?
東京や大阪には1日で届くものが、
北海道の片田舎だと1週間かかります、ということも
今後ありえる話かも...。
吹雪いたら1週間でも配達できなくなるのでは?
posted by Silent Bells at 23:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 民営化でいいのか

写真というよりプリンタの話に... 『 デジタルフォト 11月号 』

特集はフォトレタッチ実戦テクニック。

デジタルフォト
2006.10.20 発売
発行サイクル:月刊
出版社:ソフトバンククリエイティブ       
雑誌コード:06405-11


もうひとつ、
デジタル時代の大判写真を問う「最新ラージフォーマットプリンタ」。
いわゆる家庭用よりちょっと高め(値段が)の A3 用紙に出力できるプリンタ。
値段が高め、とはいえ、10万円以下のものも多いので、
無理をすれば買えない値段ではない。

が、なにせでかい。 63914
置き場所に困りそう。

自分の使っているプリンタ(普通の A4用)も買ってから4年。
印刷の品質は今でも特に問題はない、と(自分では)思っている。
が、ここ最近、変な出力になることもある。
電源をつけて、最初の1枚がそうなることが多い。
割と頻繁にクリーニングしないといけなくなった様子...。

が、新製品を見ても、
A4 用でも今は複合機が主流になってしまったようで、
単純なプリンタは種類がかなり減った。
複合機が主流って、スキャナとかそんな頻繁に使うか? とも
思うけれど、どうなんだろう。
値段がそこそこなら、とも思ったけれど、
製品情報など見てると複合機がまたでかくて重い。

かといって A3 用もでかいし...
そもそも、数売れる機種の方がインクを入手しやすいし、
今しばらく様子を見たほうがいいのか、
そんな気がしてきた...。
posted by Silent Bells at 22:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 写真

2006年10月30日

『 「小さな政府」を問いなおす 』

「小さな政府」の光と影を歴史的に捉えなおすことで、
現在生じている問題への理解が深まる政治・経済入門。
(本の帯から)
ということだけれども...


「小さな政府」を問いなおす
著者名:岩田規久男(著)
出版社:筑摩書房
出版年:2006.09
ISBN :448006320X


「小さな政府」。
政府の市場への介入を最小限にする。
民間に出来ることは民間にさせる。
この方向を取った小泉改革の功罪、そして
小泉政権以後の政権(今の安倍政権ですね)は何をすべきか、
を解説している。

また、日本の例と比較するために、
イギリス、スウェーデンでの改革の例も紹介してある。

内容は少々難しいけれど、
資本主義での経済の仕組み、
問題が起こったときの政策と、
その政策を実行したときにどういうことが起こりうるか、
など書かれてあるので、
経済の仕組みを(とりあえず?)理解しようとするには
いいかもしれない。

が、読んでみて何かしっくり来ない...。
書いてあることと現実がどうも一致していないようにも思う。
そういう点で気になったこと。

非正規社員やフリーターなどの増加。
知識や技術を学ぶ機会を与え、再挑戦できる機会を増やすだけで解決するのか?
非正規社員やフリーターは、知識や技術がないから正社員になれないのか?
企業が「正社員を削減する」という方針を変えない限りは
どうにも解決しそうにもない。

全く考慮されていないこととして、
「生産性の向上」の名のもとに「サービス残業」が行われていること。
今、企業の業績が回復しているといっても、
正社員を削減したこと、過度なサービス残業を課している上での
結果、であることは考慮しなければいけないのでは?
サービス残業は立派な?違法行為。
これを監視、規制できる有効なシステムが存在しない。
これは日本だけの問題なのだろうか?

あと、まだあるのだけれど、
まとめるのに時間がかかりそうなので
とりあえず「続く」にしておこう... 63916


(追記 11/2)
『 「小さな政府」を問いなおす 』 (2)

posted by Silent Bells at 07:35| Comment(0) | TrackBack(1) | 政治もの

防衛庁から防衛省に ...

防衛庁の省昇格、必要な体制整備…観艦式で首相訓示
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20061029ia21.htm
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 安倍首相は29日、神奈川県沖の相模湾で行われた海上自衛隊の観艦式で訓示し、防衛庁の省昇格について、「防衛庁を省に移行させ、国際平和協力活動などを自衛隊の本来任務とし、必要な体制整備を行う」と述べ、関連法案の今国会成立に向けた意欲を表明した。

 また、北朝鮮のミサイル発射や核実験実施について、「わが国の安全保障、国際社会の平和と安全に対する重大かつ深刻な脅威で、断じて容認できない。国連安全保障理事会決議を踏まえ、米国などと緊密に連携し、国家と国民の安全確保に万全を期す」と強調した。
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首相が防衛庁の「省」への移行を改めて明言した。

防衛白書 P112 では、

「世界各国において国防を担当する行政機関は、全て「省」または「部」
(Ministry, Department)であり、わが国においてのみ、「庁」(Agency)と位置付けられている。
しかも、米国や英国において、Agency とは政策の企画・立案を行う国防省の下にあって、
特定の業務を執行する機関を指すものである。」

とある。

要するに、防衛庁を他国と同じ立場におきたい。
というのは言い換えると、自衛隊を各国並に「軍隊」とみなす、
ということを意味しているのでは...。
そのうち、自衛軍とか国防軍とでも呼ぶようになるのでしょうか。

ま、海外からは自衛隊も普通に「軍隊」と見られているようだし、
きちんと「軍隊」と位置付けるのも当然の結果かもしれないですが、
でも、反対する人は出てくるのでしょうね...。

日本の防衛 平成18年版 防衛白書
著者名:防衛庁(編集)
出版社:ぎょうせい
出版年:2006.08
ISBN :4324080003


posted by Silent Bells at 01:25| Comment(2) | TrackBack(2) | 軍事系/紛争など

2006年10月29日

『 昭和史七つの謎 』 ... 謎のままで終わるかもしれない

読了。
しかし、戦前から戦後にかけての混乱の記事の謎は、
本当に謎のままで終わってしまうのかもしれない。
当時の関係者も高齢だったり、既に亡くなられている方も...
機密扱いの資料が新たに公開されるとか、
どこかで見つかるかしないと厳しいような...


昭和史七つの謎
著者名:保阪正康(著)
出版社:講談社
出版年:2003.01
ISBN :4062736462


やはり後半は、戦後の話題。
前書きを再度よく読むと、後半(5話〜7話)は「昭和中期」と
きちんと書いてあった..... 63916

「なぜ日本ではGHQに対する抵抗運動が起きなかったのか?」
といわれると疑問にも思う、が、
例えばイラク戦争と比較してみると、
それ(抵抗運動がなかった)も当然かな、とも思えてくる...

2ヶ月足らずで終結したイラク戦争と、
3年8ヶ月続いた太平洋戦争の期間の違い、
イラク戦争は(少なくともアメリカの発表では)、
軍事施設のみを狙う、ようなことを言ってたような気がするが、
太平洋戦争はそんなことお構いなし、ですね。
都市という都市が空襲に遭ってますから...。

終戦でそういうことから解放される、ということだけでも
抵抗運動が起きなかったという理由になりえるか。
空襲、物不足、民間人の死亡者数はイラク戦争の比ではない。
(天皇の存在も大きい、とこの本には書いてあるのだけれども...)

また、その後の占領政策に動員した兵力の規模の差、なども
関係あるのかも。
イラク戦争は確かに少ない兵力で迅速に政権を倒した。
(とりあえずここではイラク戦争の正当性については議論しないこととする)
が、その後の占領政策は明らかに失敗。今でもテロ事件、散発的な抵抗が続く。

占領政策はロボットを遠隔操作して無人で、
って訳にはいかないですからね...。
posted by Silent Bells at 01:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史

2006年10月28日

途中まで 『 昭和史七つの謎 』

今のところ半分ほどまで。

昭和史七つの謎
著者名:保阪正康(著)
出版社:講談社
出版年:2003.01
ISBN :4062736462


昭和初期、
終戦の昭和20年までの、あまり歴史上語られることのない
ことについて、それぞれ深く掘り下げる。

著者が関心があるのは「昭和初期」だからだそうだが、
実際は戦後の内容についても触れられている。
これは戦後処理とか、戦後の日本占領政策にも
触れないと「昭和初期」を分析することが出来ないから、
なのかもしれない。

本当にそうなのか、
これ以上は読み終えてから。
posted by Silent Bells at 00:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史

2006年10月27日

『 民営化という名の労働破壊 − 現場で何が起きているか 』 (3)


民営化という名の労働破壊
著者名:藤田和恵(著)
出版社:大月書店
出版年:2006.09
ISBN :4272310453


JRに関しては、
先日こんな記事も出ていました。

JR西の安全評価、“ヒヤリ・ハット”情報分析不十分
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061020i112.htm?from=main1
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 国土交通省は20日、今月1日から施行された改正鉄道事業法に基づいて行ったJR西日本に対する「安全マネジメント評価」の調査結果を明らかにした。

 昨年4月に福知山線で起きた脱線事故以降の同社の取り組みについて、経営陣と現場との対話の機会が増えていることなどから「相当程度評価できる」としたが、現場から本社などに報告された事故を招きかねない“ヒヤリ・ハット”情報の分析や活用が十分に行われておらず、内部監査の実施体制の確立も遅れている、などと問題点を指摘。

 また、社内での安全意識の浸透状況を把握するため、社員に対する意識調査などに継続的に取り組むよう求めた。

 同省の担当者が今月18日と19日、同社を訪れ、山崎正夫社長ら経営幹部から聞き取り調査を行っていた。

 改正法は、ヒューマンエラーによる事故やトラブルを防ぐため、経営幹部が安全管理体制の確立に主体的に取り組むよう求めており、JR西日本が国交省による最初の調査対象となった。

 航空法や道路運送法なども同趣旨で改正されており、国交省は今後、航空、自動車、海運の分野の運輸事業者に対しても調査を行う。

(2006年10月20日20時7分 読売新聞)
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飛行機でも大事故にならないような故障、空港に引き返す、
のようなことは度々起きているようですが、
JRでも同じような感じですね。
しかも、軽微な事例の分析が十分に行われていない、となると、
同じような事故がまた起きる、という可能性だってあります。

「ハインリッヒの法則」というのがあります。

「1件の重大事故の裏には29件の軽微な事故があり、29件の軽微な事故の裏には300件の事故につながらない事象がある」
という1対29対300 の法則

法則の数字どおりになるかはともかく、
「300件の事故につながらない事象」を軽くみてると、
いずれ大事故を起こす、といえるのではないでしょうか...。
posted by Silent Bells at 22:00| Comment(0) | TrackBack(1) | 民営化でいいのか

『 これでわかる防衛白書Q&A 平成18年版 』


これでわかる防衛白書Q&A 平成18年版
著者名:防衛庁(編集)
出版社:ぎょうせい
出版年:2006.09
ISBN :4324080682


基本的には 「日本の防衛 平成18年版 − 防衛白書 」 からの抜粋。
内容を絞って、QA形式で分かりやすく説明してある。
(ということは「防衛白書」は分かりにくい、ということなのか?)

「防衛白書」の方は、確かに量も多いけれど、
普通に考えて、「これ全部読んでどうする?」という気もする。
そういう意味では、こちらの本のほうで十分なのかも。

日本に必要な防衛について、
客観的に書いてあるかどうかはともかく、
少なくとも政府、防衛庁の方針はわかる。
まぁ、どちらも防衛庁が書いているわけだから、
当然といえば当然ですね。

自衛隊を肯定/否定するにかかわらず
自衛隊に関して知りたいのであれば、目を通しておいた方がいいかも。

一応こちらも参考。


日本の防衛 平成18年版 防衛白書
著者名:防衛庁(編集)
出版社:ぎょうせい
出版年:2006.08
ISBN :4324080003

posted by Silent Bells at 00:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 軍事系/紛争など

2006年10月26日

今シーズンの ARAI はどうなる?

内容と直接は関係ないのですが...

インターネット上でもリフト料金の発表だけでなく、
既に前売り券の発売も始まっている。
雑誌でもスタッフ募集やツアー募集の広告が載っている中、
未だに営業見込みのつかない大型スキー場が新潟にひとつ...。

ARAI MOUNTAIN & SPA
運営をしていた会社は 7/10 に営業停止、解散。
ホームページにはお詫びの挨拶が...。
http://www.araimt.com/

「ARAI 再開 SKI」とインターネット上で検索すると、
再開か? とか 再開して欲しい とかいう結果がぞろぞろ...

地元の妙高市が(なんとしてでも)今年中に
再開の方向で話を進めているらしい。
が、肝心の受け入れてくれる企業が見つからないらしく、
この時期に至っても未だに正式な決定のニュースが出ない...。

自分も行ったことはある。
個人的なスキー場の好き嫌いは置いておくとして,,,
あれだけの規模のスキー場がこのまま閉鎖、というのは
確かにもったいない。

完全閉鎖なら施設を全て撤去しなければならないはず、だったと
思うので、それも相当の費用がかかるだろうし。
ベースにある豪華ホテルはどう考えても過剰設備かもしれないけれど...

結論が出るのはいつになるのだろうか...。


スキージャーナル
2006.10.25 発売
発行サイクル:月刊
出版社:スキージャーナル
雑誌コード:05467-12


posted by Silent Bells at 23:23| Comment(4) | TrackBack(1) | SKI、山岳

『 民営化という名の労働破壊 − 現場で何が起きているか 』 (2)

『 民営化という名の労働破壊 − 現場で何が起きているか 』 (1)
から引き続いて、2章以降の感想。


民営化という名の労働破壊
著者名:藤田和恵(著)
出版社:大月書店
出版年:2006.09
ISBN :4272310453


第2章 しわ寄せはどこに向かうか
 1章の続きのような感じ。
 アルバイトには正社員(本務者)並の待遇はない。
 突然解雇通知されることもある。

第3章 民営化の代償
 価格競争に巻き込まれ、下請け業者にしわ寄せが行く。
 その例として運送業があげられている。
 郵便物の輸送も同じ道を辿るのだろうか?

 航空業界の規制緩和。
 そういえばJALは元々半官半民のようなものだった。
 新規参入の航空会社と価格競争を迫られる航空業界。
 このまま価格競争が続けばどうなるのか?

 JRでは、採算の合わない赤字路線は切り捨てられ、
 都市部は便利に、サービスがよくなったのか、と思いきや、
 実は競争激化で安全性が低下していた。
 その結果、去年どんな事故が起きたかはご存知の通り...。

 航空業界でもいずれ、ということが起きない保証はない(と思う)。
 今の状況が続けば...。

 本には書いてないことだけれど、
 トラック輸送のほうが安いとして、貨物輸送が
 鉄道からトラックに切り替えられることがある。
 荷主も価格競争でコスト削減を強いられているのだろうけれど、
 本来大量輸送は鉄道のほうが効率がいいのでは?
 じゃ、なぜ現実はトラック輸送のほうが安いのか...?

斎藤貴男さんに聞く
・フリージャーナリストの斎藤貴男さんに(おそらく)著者がインタビュー
 結局、このような状況になったのは、「アメリカの都合」らしい。


「民間に出来ることは民間に任せて、小さな政府を目指す」
というのは、言ってみればアメリカ型の「低福祉国家」を
目指しているのではないか?
超高齢化社会だから年金も負担する側がきつい、
と言われれば誰もがそう感じるかもしれない。
でも、そういう言い訳をしながら「アメリカ化」していく日本。

資本主義では競争原理が働くことで、市場が活性化する(はず、多分)。
しかし、競争は必ずしも公正な、というか健全な競争になるとは限らない。

相次ぐ価格下落競争。
そのしわ寄せはどこにくるのか?
サービスの質の低下、安全性の低下、従業員の賃金の低下と負担の増加、
従業員の整理(正社員の削減、派遣、アルバイトの増加)、
従業員のモチベーションの低下、モラルの低下...。

公共サービスがこういうのに巻き込まれて、それでも
構わないのだろうか?
(すでにNTTやJRは巻き込まれているけれど)

元々公共性のあるものは、
何らかの形で国、または公的な機関が管理、運営するべきではないだろうか...?
posted by Silent Bells at 00:53| Comment(0) | TrackBack(2) | 民営化でいいのか

2006年10月25日

IP電話障害の原因は処理能力不足

IP電話障害の接続障害、
サーバーの処理能力が不足で電話を振り分けられなかったとか。

IP電話障害に問い合わせ4万件 原因は処理能力不足 
http://www.asahi.com/national/update/1024/OSK200610240072.html
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 NTT西日本のIP電話サービス「ひかり電話」がつながりにくくなっている問題で、同社は24日、かかってきた電話を振り分けるサーバーの処理能力が不足していたと発表した。25日朝にもサーバー1台を増設して復旧させる。24日中に4万件以上の苦情や問い合わせがあったという。

 説明では、23日朝に発生したトラブルは、個人や中小企業向けのサーバー1台に、処理能力(1秒間平均120件程度)を超える電話がかかり、処理できなくなった。どこからどこへの通信量が増えたのかは明らかにしなかった。

(以下省略)
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NTTも企業ですからね。
利益を確保できる分しか設備投資をしないかもしれないですが、
利用が増えると対処し切れなかった...。
設備投資の見通しが「甘かった」ということなのでしょうか。

なんにせよ、原因は企業の都合。
最後に「不便」を押し付けられるのは利用者ですね...。
NTT民営化の功罪

著者名:神崎正樹(著)
出版社:日刊工業新聞社
出版年:2006.01
ISBN :4526055891



で復旧したのか?
posted by Silent Bells at 07:18| Comment(0) | TrackBack(2) | ニュースから本に!?

2006年10月24日

『 民営化という名の労働破壊 − 現場で何が起きているか 』 (1)

読了。
決して内容は多いわけじゃないのだけれど、
どうも書き出すと多くなりそうで...
とりあえず1章分だけ書きます。


民営化という名の労働破壊
著者名:藤田和恵(著)
出版社:大月書店
出版年:2006.09
ISBN :4272310453


1章の内容は、郵便局の現場。
(増える自殺者 過労死を招くJPSと深夜勤(ふかやきん) ノルマ達成のための自爆 ほか)
まだ民営化前で郵政公社なのだけれど、もうこんな状態なのですね。
民間企業のように、正式な従業員(この本では本務者と書かれている)を
減らし、かわりに安くつくアルバイト(ゆうメイト)を増やしている。
人が減る分、残った者一人あたりの作業は多くなる。
自殺に追い込まれる人もいるとか。

既にもう民間企業状態。
でも、民間企業だって、正社員を削るだけ削り、
派遣や契約社員を正社員の替わりにして、
それで何とか業績を出しているような状態。

そんな企業をまねても仕方ないような気がする。
ここに挙がっている例が全てとも限らない。
表に出ているのは氷山の一角なのでしょうか?


(追記 10/26)

参考
『 民営化という名の労働破壊 − 現場で何が起きているか 』 (2)
posted by Silent Bells at 02:40| Comment(0) | TrackBack(1) | 民営化でいいのか

非武装中立は可能か? 『 非武装中立論 』

著者は80年代米ソ冷戦時代の社会党委員長(83〜86年)。
「非武装中立論」で有名なのだそうだが、この本からは
あまり中身が伝わってこなかった...。


非武装中立論
著者名:石橋政嗣(著)
出版社:明石書店
出版年:2006.09
ISBN :4750323985


本書は、80年に社会党の機関から発行された本の
復刻版らしい。ただし、復刻に当たっては社会党(現:社民党)は関与していない、
あくまでも解説者でもある 大塚英志氏 の希望だということらしい。

また、元が80年に発行されたものなので、
内容は当時の情勢「米ソ冷戦」に大きく影響を
受けていると思われます。
もし、今のような情勢、
民族紛争、内乱があちこちに発生したり、
石油を巡るアメリカとイスラムの対立。
核拡散による、北朝鮮の核実験など、
こういう状況の上でも、同じような内容になっただろうか...?

内容として残念なのは、
どうも自衛隊幹部(制服組)、自民党の対応などへの
批判が中心になっていること。
大きくは、
 自衛隊幹部の発言力が増してきているのではないか?
 自民党は憲法解釈をうやむやに自衛隊を拡張し、
 アメリカとの結束を強めようとしている、
というようなもの。

個人的には、タイトルに「非武装中立論」と出ていたぐらいだから、
具体的にどうすれば「非武装中立論」が実現できるのか。
そういうことが書かれていることを期待したつもり。

でも、そういう部分が見つからない。
政府がどういう政策を出し、どういう外交をすれば、
「非武装中立論」が可能になるのか、
そういう具体的なことがかかれていない。
なぜか当時の自民党政治への批判に話が移ってしまう。

日本には平和憲法があるから「非武装中立論」しか選択肢がないんだ。
というだけでは説得力がない。
「非武装中立論」で有名だった、という人だからこそ、
もっと具体的な「非武装中立論」の方法を書いて欲しかったような気もする。

また、解説の大塚英志氏にしても、
あとがきで
「非武装中立のシミュレーションは試みておいて無駄ではない」
と書かれているけれど、
それならば、「非武装中立のシミュレーション」を
まずはこの本で書くべきでは? とも思えます。

「非武装中立」は究極の目標だと思うけれども、
現段階では本当に可能なのでしょうか。

日本の面積は、約38万km2
領海を含めると 38万+43万km2
更に排他的経済水域(EEZ)を含めると 38万+447万km2

しかも周辺に数箇所領土問題でもめている場所もあります。

これだけの広さを、どうやって軍事力なしで
独立を維持していきますか?
どういう外交をすれば、軍事力をもたずに
海外と友好関係を結べますか...?

その答えは見つけられませんでした...。
posted by Silent Bells at 02:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 軍事系/紛争など

2006年10月23日

『 ピラミッドの謎 』

ピラミッドの謎、というよりも、
エジプト古代王朝の謎、という方が合ってるかもしれない...


ピラミッドの謎
著者名:吉村作治(著)
出版社:岩波書店
出版年:2006.09
ISBN :4005005446


著者はテレビ番組でもお馴染みのエジプト考古学者。

内容はピラミッドの謎(造られた目的、造り方)から、
ミイラの謎、王家の墓の謎、
古代エジプトの歴史の謎まで結構広範囲に書かれてある。
で、そもそもピラミッドは王の墓ではない、
という説のほうが有力なので、
ミイラの謎、王家の墓の謎というあたりで、
ピラミッドの話からは離れてるのかな... とも思える。

最初の方にミイラの作り方がかなりのページを
割いて説明してある。
が、結構リアルにかかれてあるので、
ちょっと気持ち悪いかも。
この部分は軽く流してしまいました... 63916

あとはピラミッドがどのようにして造られたか、
というのも、(写真からだと小さいもののようだけれど)
実際にピラミッドを造ってみて検証する、
というところまで書かれてある。
実際に造ってみれば、
少なくとも「この方法ではダメ」というのは
分かりますね。
しかし、実際にどうやって造られたかは、
当時の資料でも見つからない限り
確実なことは分からないのですね...
posted by Silent Bells at 04:05| Comment(1) | TrackBack(0) | 歴史

2006年10月20日

『 パイロット・イン・コマンド 新装版 』

機体消失 新装版 − PILOT IN COMMAND II
を読んだ後、まさかと思いつつ
ちょっと探してみたら、やはりあった... 63916
買ったことさえ忘れていたのかも..

「機体消失」
の中でなんとなく前編を匂わせる内容が合ったのですが、
こちらの方は、最初に主な登場人物がかかれてある。
で、やっぱり「機体消失」と同じ登場人物が...

結局、続編を先に読んだことになるのだけれども、
今更そんなことを考えてもどうしようもない... 63916


パイロット・イン・コマンド 新装版
著者名:内田幹樹(著)
出版社:原書房
出版年:2005.10
ISBN :4562039639


偶然(突然?)搭乗する事になった
日本に護送される被疑者。
到着まであと1時間の時に起こるエンジンの爆発。
機長が2人とも意識不明。
(操縦できるのは副機長1名)。
悪いことが偶然重なった状態で、
どうやって機体を着陸させるか。

現実にこんなことが偶然重なる、というのはあるのだろうか?
まぁ、それでなければ話が成立しないのだろうけれど...

フィクションだとは書かれてあるのだけれども、

ストーリーには直接関係がないが機内で騒ぐ「要注意旅客」。
パイロット達のコクピット側と客室側との摩擦。
(組織が縦割りになっているのだろうか...)
労働組合と会社側(経営側)との対立。

著者が実際に見てきたことが書かれてあるかのよう。
なんだか実際にありそうなようにも思える...。

(参考)
『 機体消失 − PILOT IN COMMAND II 』
posted by Silent Bells at 23:03| Comment(0) | TrackBack(1) | 航空機、宇宙

『 ポッドキャストの楽しみ方・作り方 − 聴き方のコツ・作り方の秘訣・ブログで配信するテクニック 』

「iPod、iTunes、iTMS で、聴く・作る・配信する」と
書いてあるが、iPod も iTunes も持っていない。
が、できるのかどうか試してみる...。
ポッドキャストの楽しみ方・作り方

著者名:武井一巳(著)
出版社:メディア・テック出版
出版年:2006.01
ISBN :4896272900


iPod や iTunes を使って楽しむ、ということが前提で
書かれているようだけれど、
持っていないので、その辺はかなり飛ばして、
このブログに登録できるかどうか試してみる...。
まぁ、ほんつなでできるかどうかは分からないが(書いてないし)、
とりあえずアップロードしてみよう。

これで出来ていたら、案外簡単に作れるものなのかもしれない...。


(テスト)
posted by Silent Bells at 21:33| Comment(0) | TrackBack(1) | 書評一般

『 山と渓谷 11月号 』


山と渓谷
2006.10.14 発売
発行サイクル:月刊
出版社:山と溪谷社
雑誌コード:08811-11


特集は「デジタルで撮る山の写真」。
山岳写真では、まだまだフィルムカメラで撮っている人も多そうだし、
実際、雑誌のコンテストでもフィルムカメラの作品が多い。
それも35mmフィルムでなく、中版カメラでの作品も結構目立つ。

そういうところにもデジタル一眼レフが入りだした。
今のところ、歓迎派、否定派色々ある様子。

フィルムカメラを使っている層に向けての
乗り換えのための記事。
特集とはいえ、もともとカメラの雑誌ではないから
そんなに詳しく丁寧に書いてあるというわけでもなさそう。
一応、カメラの知識はある程度あることが前提、といった印象。
実際、フィルムカメラは本体の生産自体も減っているし、
そもそも機種が減っている。
そのうち乗り換えざるをえない、という人も出てくるのかも。
posted by Silent Bells at 01:17| Comment(0) | TrackBack(0) | SKI、山岳

『 中国から日本企業は撤退せよ 』 ... 撤退してその先は?

始めは外資企業を歓迎するが、
軌道に乗った、と判断されたら難癖をつけて資金をむさぼり取る。
こんな状況でよく企業が進出しようという気になるものだな... と。
少なくとも内容からはそう思える。


中国から日本企業は撤退せよ
著者名:宮崎正弘(著)
出版社:阪急コミュニケーションズ
出版年:2006.09
ISBN :4484062283


中国の悪い部分がことごとく並べてあるような本。
後半部分は、中国を取り巻く国の状況も書かれてある。

とりあえず中国の状況は...
一党独裁ゆえに自由な政治活動は厳禁。
宗教も制限されている。
こんな政府だから、政府の発表する数字も怪しいもの。
これで、経済だけは資本主義の流れをとろうというのだから、
いろいろ矛盾がついてまわる。

実際は、その矛盾というよりも、
腐敗した役人、党幹部に進出した企業が騙される、という
ケースがいくつも登場する。

環境問題も深刻。
川は排水で汚染され、空気も排ガスで汚染される。
その行きつく先は? というと、
川の流れ着く先は東シナ海、海流に乗れば日本海。
ここ数年、日本海で問題になっている巨大クラゲ
(エチゼングラゲ)の被害も、発生元は中国だという。
(これは以前テレビ番組でもやっていた)
空気は偏西風に乗れば、これも日本にやってくる。
日本で降る酸性雨の原因は中国だというし。

ま、色々な理由を出して、
企業の中国進出は止めろ、ということを書いているようだけれど、
単にそれだけの問題?

国内で生産していたら価格で勝てないから、
海外に工場を造る。
中国だと安いからと中国に進出する。
で、中国で賃金が上がり始めると、
中国もダメだ、と。
で、東南アジア、インドなどをさぐる。
そのうちそこもダメになれば、
もっとコストの安い国を探す...
そんな繰り返しで、どこもダメになったらどうするのか?
なんとなく、資本主義の結末が見え隠れする。
そういうようにも取れるような...
そこまで考えるのは深読みしすぎなのだろうか...?
posted by Silent Bells at 01:01| Comment(1) | TrackBack(0) | 国際情勢かな

2006年10月19日

次期OS「Windows Vista」が一般公開された

マイクロソフトの次世代OS「ビスタ」、国内初公開
http://www.asahi.com/life/update/1018/007.html

日本語版の価格はまだ不明。
時期は(一般ユーザー向けは)来年1月とのこと。(正確な日も不明)

MSが宣言――Vistaは「予定通り」世界同時リリース
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0610/14/news002.html

試してみたい人は RC1 (正式版になる前のバージョン)を入手することができます。

Windows Vista Get Ready
http://www.microsoft.com/japan/windowsvista/getready/default.mspx

条件は割と厳しそうですね。
数年前のパソコンだと最低限ぐらいしか使えなさそう。
posted by Silent Bells at 03:02| Comment(0) | たわごと

『 こんな上司が部下を追いつめる − 産業医のファイルから 』 (2)

もともとそんなに内容が多いわけじゃない。
223ページあるけれど、字も大きめなので、
そんなにボリューム感はない。
それでも昨日1日で読みきれなかった残りを読了。


こんな上司が部下を追いつめる
著者名:荒井千暁(著)
出版社:文藝春秋
出版年:2006.04
ISBN :4163681000


過労死が起きるほどの職場でなくても、
部下が勤務に支障をきたすようなことがある場合、
それが精神的なことであれば、大抵上司が絡んでいるという。
 自分の立場でしかモノをいえない(考えられない)上司。
 自分の身の保身しか考えない上司。
 部下に対して適切な指導、教育の行えない上司。
 部下に仕事を(ろくな情報を与えずに)押し付ける上司。
などいろいろ。

新入社員の問題がある場合もある。
でも、その問題を見抜き、適切な市道、処置を行う必要が
あるのもまた上司。

なにか一つでも心当たりのある人は
一度読まれた方がいいかも。

ちなみに帯に書いてあるコピーはこんなの。

産業医からの緊急メッセージ!

「時間がないんだよ」
「ほかのみんなが迷惑する」
「体の管理もろくにできないのか」
は禁句!

posted by Silent Bells at 00:29| Comment(0) | TrackBack(4) | ビジネス系

2006年10月18日

『 こんな上司が部下を追いつめる − 産業医のファイルから 』 (1)

久しくビジネス系の本を読んでいなかった。
というか、どちらかというと買うのを避けていたか、
買っても読まずに置いたままだった...。

ま、それはともかく、
今日は何となく疲れたていたので、
最後まで読みきれずに、半分ぐらいまで。 63915


こんな上司が部下を追いつめる
著者名:荒井千暁(著)
出版社:文藝春秋
出版年:2006.04
ISBN :4163681000


いきなり過労死した人物の紹介から入ってくる。
「個人情報」に関するがゆえに、多少修正を加えられているとはいえ、
「これじゃ過労死するのも当たり前」と
(おそらく)誰もが思える程の例の紹介から内容が始まる。

人を精神的に追い詰め、やがて過労死にいたってしまう原因として、
「上司の存在」が挙げられている。
いや、上司の存在というか、上司の適切でない行動、言動が
部下を精神的に追い詰めている。
その説明に入ったところで今日は終わり...。
続きは最後まで読みきってから。

しかし、
「過労死」などの話題が書いてある本についての感想を
こんな時間に書いている、というのも何か変ですね...。 63916
posted by Silent Bells at 02:29| Comment(1) | TrackBack(1) | ビジネス系

2006年10月17日

「日本も核武装」は現実的なのか?

中川政調会長「核保有の議論あっていい」発言、火消しに
http://www.asahi.com/politics/update/1016/019.html
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 自民党の中川昭一政調会長が「核保有の議論はあっていい」と発言したことをめぐり、政府・与党幹部は16日、日本は非核三原則を堅持すると強調して火消しに走った。北朝鮮の核実験発表で核保有論が日本に広がらないか、世界が注視する中で、安倍首相に近い与党の政策責任者が語っただけに、与党内からも厳しい批判が出ている。中川氏も同日、自身は核武装反対論者だと強調したうえで釈明した。
(以下省略)
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なんだか、「ついに本音が出たか」というような発言。
テレビの討論番組で日本核武装を発言する人もいるし、
政治家でもそう考える人も実際にはいるのかも。
いや、こういう発言が出た以上はいるのだろう。

「非核三原則」という大きな壁があるか、
日本の核武装、は、(技術的には)やればできない話ではない、と思う。
アメリカ、中国などからは当然牽制されるだろうけれど。

が、「日本の核武装」に賛成する人がどれだけいるかは疑問。
「非核三原則」を楯にする人もいるだろうし、
なんと言っても核兵器には膨大な予算が必要。
ただでさえ、財政改革、高齢化社会に向けて消費税率のアップが
噂されているところに、「核兵器開発の予算」向けの増税に
賛成する人がどれだけいるだろうか...?

「日本核武装」の論点
著者名:中西輝政(編著)
     日下公人(著)
出版社:PHP研究所
出版年:2006.09
ISBN :4569654479


posted by Silent Bells at 05:49| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュースから本に!?

『 機体消失 − PILOT IN COMMAND II 』

買ったのはいつだったのか、
それさえ覚えていないぐらい放ってあった。63916
今更だけど、とにかく読んでみた...。


機体消失 新装版 − PILOT IN COMMAND II
著者名:内田幹樹(著)
出版社:原書房
出版年:2005.10
ISBN :4562039647


著者自身がANAの元パイロットだっただけあって、
飛行するシーンでは描写がすごく緻密。
専門用語が飛び交うが、
まぁ知らなければ知らないで適当に読み飛ばせば
何とでもなるか。
ただ、知っていたほうがその部分の臨場感は味わえるかも。

ストーリー自身は、最後まで読む前に全体像がつかめるような気がした。
で、ほぼその通りに結末を迎えた。
私に分かるぐらいなので、トリックなどの推理はそれほど必要では
ないかも。

それよりも、悪人役(?)の一人が、
何も知らない(沖縄周辺の地理すら分からない)ところから、
密輸品の投下されただろう場所を詰めていく部分。
ハイジャック犯を“無力化”するために機長から下されていく行動。
副操縦士が過去のトラウマと最後まで戦いつづける様。
そういう過程を楽しむほうが良さそう。



(おまけ)
posted by Silent Bells at 05:29| Comment(0) | TrackBack(2) | 航空機、宇宙

2006年10月16日

『 日本史「補佐役」たちの言い分 − ナンバー2こそ本当の主役 』

先日(10/7)にも採りあげたシリーズ。
日本史「悪役」たちの言い分
日本史「敗者」たちの言い分
日本史「補佐役」たちの言い分
日本史「わき役」たちの言い分
の第3段。

「補佐役」と「わき役」。
一見似ているようにも思えるけれど、どう違うのか?


日本史「補佐役」たちの言い分
著者名:岳真也(著)
出版社:PHP研究所
出版年:2006.04
ISBN :456966573X


取り上げられている人物は以下のとおり。
・ 古代〜中世: 聖徳太子、藤原鎌足、巴御前、北条時政、楠木正成
・ 戦国: 黒田官兵衛、北政所(おね)、島左近、直江兼続、本多正信
・ 近世〜近代: 柳生宗矩、水戸(徳川)光圀、保科正之、土方歳三、横井小楠

中には一般的にあまり知られていない人物もいるかも。

「わき役」との違いは、なんだろうか。
「わき役」はあくまでも歴史上のわき役であって、そのときの歴史に「主役たる」人物が
いたために「わき役」に甘んじた(ように見える)人物ということか。

「補佐役」はあくまでも主君の補佐役。
主君がいてこそ「補佐役」が存在する。

歴史上の扱いでの「わき役」。
主君と主従関係を結んだ「補佐役」。
見る視点が違うわけですね。
実際、『 日本史「わき役」たちの言い分 』には「補佐役」とも思える人物が入っている。

まぁ、それはともかく...。

有能な補佐役は、有能な主君(主人、リーダー)がいてこそ力を発揮する。
この本で紹介されている人物は誰に仕えていたのか、
中大兄皇子、源頼朝、豊臣秀吉、徳川家康など、
リーダーとして地位を確立した人が多い。
主君がリーダーシップを発揮できたからこそ、人がついてきた。
ただ、主君とはいえ完全ではない、ここに有能な「補佐役」が必要になる。
また有能な「補佐役」も、リーダーシップを発揮できる有能な主君を必要とする。
仕替えた主君が期待したほどでなければ、どうなるか。
仕官先を代えた人物をいれば、
後醍醐天皇に最後まで忠誠をつくした楠木正成のような人物も。

楠木正成が、後醍醐天皇に半ば捨てられそうになっても、
忠節を尽くした、ということからか、
戦前の日本では「臣下の鑑」として教育に利用されたらしいが、
楠木正成の戦いの本質。
圧倒的な大群の前にしても、正面から相手するのではなく、
奇策で対抗し、また想定されるあらゆる手段に策を講じる。
見方の補給体制を整えるかたわら、敵の補給路を断つ。
こういう点を、戦前の日本の軍人将校達が十分に研究していれば、
それだけでも太平洋戦争は有利に進め、講和することができたのでは?
(今更終わったことを言っても仕方ないか...)

「補佐役」、特に戦乱での軍師に共通しているのは、
情報を集めることに力を注いだこと。
相手の動きを知らなければ戦いは有利に進まない、というのを
誰もが知っていたかのようです。

今でも通用する話もありそう。
リーダーがリーダーシップを発揮できるからこそ、
補佐役も十分に力が出せる。
力のないリーダー、支離滅裂なリーダーであれば、
もしくは独裁で誰の言うことも聞こうとしないリーダーであれば、
補佐役はリーダーを見限り、補佐役のみならず、
いずれみんながリーダーから離れていくだろう...。

リーダーが完璧である必要はない、
不足部分は補佐役が補ってくれる。
が、リーダーにはリーダーのするべきことがある。
「リーダーのするべきこと」が欠けているリーダーは信頼されない、ということか。
posted by Silent Bells at 03:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史

2006年10月15日

子供は兄弟であって、子供であって...??

こうなると話がややこしくなる...。

50代母、30代娘の卵子で「孫」を代理出産…国内初
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20061015i101.htm

実母が代理母に、「孫」を代理出産
http://www.asahi.com/life/update/1015/005.html
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 がんで子宮を摘出した30代の女性の卵子と夫の精子による受精卵を、女性の実母(50代後半)の子宮に入れて妊娠・出産させる代理出産を、昨春に行ったことを、長野県下諏訪町の諏訪マタニティークリニック・根津八紘(やひろ)院長が15日、東京都内で開いた記者会見で明らかにした。実母からみると、孫を代理出産したことになる。

 国内で、実母を代理母とした例が明らかになるのは初めて。生まれた子どもは実母の子として届けたあと、娘夫婦と養子縁組したという。
(以下省略)
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「母子関係は出産によって生じる」
という国の方針だと、
「実母の子として届け、娘夫婦と養子縁組する」
というのは、
少なくとも役所への届はすんなり通る、というわけですね。

でもこれも何か変。
・ 遺伝子上は当人の子供
・ 出生届をした時点では当人の兄弟(姉妹? 性別は公表されていないとのこと)
・ 養子縁組をした時点で当人の子供

結局何が正しいのかよくわからない。
正しいというか、正論なんて存在しないのか?

生まれてきた子供は、
自分の出生について聞かされたとき、どう思うのだろう...?

どう考える?生殖医療
著者名:小笠原信之(著)
出版社:緑風出版
出版年:2005.03
ISBN :4846105059


posted by Silent Bells at 20:44| Comment(1) | TrackBack(2) | ニュースから本に!?

『 いい人をやめると楽になる − 敬友録 』 読んでみたけれど...

何となくタイトルに惹かれて
読んではみたけれど、何か微妙な...


いい人をやめると楽になる
著者名:曾野綾子(著)
出版社:祥伝社
出版年:2002.08
ISBN :4396313004


「いい人をやめると楽になる」という著者の思いをテーマに(?)、
著者の過去の作品から抜き出されたパーツで構成されている、
というような本。

一つ一つを読むには、
全く反対だと思うようなことは感じなかった。
同感だと思うこともあるけれど、
実はよく分からない、という部分も多かったような...

全体を通してみれば、
何か、統一感がないようなようにも。
「いい人をやめると楽になる」ということが伝わるかというと、
よく分からない...
いい人でいること、いい人を演じることは疲れる、
ということ自体は分かるような気はするのだけれど。

こういう風に感じるのは、
著者の作品を読んだことがあるわけではなく、
単にこの本を読んだだけ、だからなのだろうか...
posted by Silent Bells at 20:14| Comment(1) | TrackBack(0) | 書評一般

『 日本マスコミ「臆病」の構造 − なぜ真実が書けないのか 』

タブーとされ、記事にならない真実。
でも、そういうことは日本だけでもないような気がする...

そういや、『 暴かれた9.11疑惑の真相 』と著者が同じですね...。


日本マスコミ「臆病」の構造
著者名:ベンジャミン・フルフォード(著)
出版社:宝島社
出版年:2006.10
ISBN :4796655018


カナダ人ジャーナリストが見た日本マスコミの実態。
著者が日本でのジャーナリストとしての活動の中で見たこと、が
そのままに(日本人ゆえの先入観なしに)書かれてある。

ただ、客観的かというと、そうではないような気もする。
なんというか、「欧米人のものの見方」で日本を見ると
こうなのか、という感じ。

日本のマスコミが隠している真実がある、というのは
日本人にとっても知って置いて損はないと思える。
が、イラク人質の「自己責任論」への批判については、
個人的には賛成できない...
この部分だけは、ある視点が抜けている、と思われる。
(この件は機会があれば後日書きます)

しかしこういうことは日本だけにあることなのか?
そうではない、海外でもあるのではないだろうか。

「文庫化に寄せて」のところで著者も書いているが、
アメリカでも 9.11 同時多発テロの直後、
「テロ撲滅」という名目の戦争に反対することはタブー視されていた。
その時、アメリカの報道は「テロへの復讐」一色ではなかっただろうか?

もう一つ疑問なこと。
今、北朝鮮の核保有、核実験の問題で、
国連安全保障理事会で協議を行っている。
他にはイランも核疑惑で報道されているが、
イスラエルは核保有が公然の秘密になっているにもかかわらず、
は国連でも問題にされないし、マスコミも採りあげない。
誰か(もしくはどこかの国)が圧力をかけているからでは
ないのだろうか...?

読んだ結果、
日本だけの問題ではない、と感じました。

(ちょっと追記)
posted by Silent Bells at 01:54| Comment(0) | TrackBack(1) | 報道とメディア

2006年10月14日

『 温暖化は憂うべきことだろうか − CO2地球温暖化脅威説の虚構 』

二酸化炭素排出による地球温暖化説。
まだ解明されていないとはいうけれど、この本では虚構だという。
そこまではいいのだけれども...


温暖化は憂うべきことだろうか
著者名:近藤邦明(著)
出版社:不知火書房
出版年:2006.07
ISBN :4883450414


二酸化炭素排出による地球温暖化説を
過去の記録や、物理的な計算により否定する内容。
また、地球温暖化説や京都議定書をまやかしのものだと批判。
石油の代替エネルギーは「石油の代替にはなり得ない」と主張。
物理的な計算式は(例によって 63916)私にはよく分からないですが、
記述にはいくつか「なにか矛盾しているような」とも思える個所もあり。
(それほど大きな点ではないかもしれないけれど)

どちらかというと、全体の構成に問題あり?

第1章で、本当の環境問題は、別のところにあるという、
また環境問題を解決するには、にも触れてはいるけれども、
「触れてはいる」程度に簡単に書いてあるだけ。
2章以降は、地球温暖化説の否定や代替エネルギーの問題点ばかりに終始。

本当なら、代替エネルギーの問題点を採りあげるなら、
最後に「ではどうするべきか」ということを書く必要があるのでは?
その方が説得力があると思うけれど、何故そうなっていないのだろう?

1章の内容に戻ってみると、
環境問題を解決するには工業生産システムを廃止する、
つまり、石油エネルギーも使わない、と。
工業生産システムは石油が枯渇した時点で破綻する、
ということらしい。

これは何?
ようするに、産業革命以前の生活に戻れということ?
日本でいうと、江戸自体のような生活に戻りなさい、ということでは?
今更そういう生活に戻すことが無理だから、
あれこれ代替エネルギーを検討しているのではないのか?
代替エネルギーの問題点を指摘するのはいいとしても、
著者は現代人の生活を「産業革命以前の生活」に戻すことが
できると本当に思っているのだろうか?

だから、このことが最後に書かれていない?
問題点を指摘するのは良いとして、
その解決策がまとめとして書かれていない。
そうでないと、単なる「批判書」にしか映らない。

反対を叫ぶだけでは問題は解決しない、のではないでしょうか...?
posted by Silent Bells at 18:21| Comment(0) | TrackBack(1) | 自然災害、地球温暖化など

『 暴かれた9.11疑惑の真相 』 本当に真相は解明されるのか?

疑惑は以前から言われつづけていた。
テレビ番組でも取り上げてられていた(内容の信憑性はともかくとして)。
アメリカ政府が真相を公開しない限りは検証のしようもない。
(おそらく公開しないだろう...)
でも疑惑の残りつづける5年前のあの事件...


暴かれた9.11疑惑の真相
著者名:ベンジャミン・フルフォード(著)
出版社:扶桑社
出版年:2006.09
ISBN :4594052282


9.11 同時多発テロは「アメリカ政府自身が仕組んだ事件」だと主張する本。
その証拠というものが並べ立てられている。
疑惑を証明するという映像を記録した DVD もついている。
DVD までは見ていないけれども、
一部の写真は本にも載っている。

写真の信憑性は...
画像が粗くてよく分からなかったりするものもあり、
全てが書いてあるとおりなのかは疑問。
そんな中で見ても明らかにおかしいのはペンタゴンの被害状況。
ジェット旅客機が突入したにしては破壊された部分が小さすぎる。
「アメリカ政府は何か隠している」と言われても
弁解はできない状況。

書かれていること一つ一つが正しいのかどうかは、
疑問のあるところ(でも検証できない)だけれど、
「アメリカ政府が仕組んだ」という可能性は大いにある気がする。

中東での石油の利権。
軍事産業と政府の結びつき。
「戦争を起こすため」に事件が仕掛けられた、というのは
十分にあり得るかも、と思える。
(当時のアメリカ国内でそんな発言はできなかったでしょうけれど)

過去にもあった同様の事件。
の一例として太平洋戦争の始まりになった真珠湾攻撃も
挙げられている。
本当は真珠湾攻撃はだまし討ち、ではなかった。
少なくとも攻撃前に「宣戦布告」が告げられることになっていた。
これが結果的に「だまし討ち」なったのは、
日本の大使館の不手際で「宣戦布告」の通告が遅れたため。

でも(これは多分有名だと思うけれど)、
アメリカは「宣戦布告」を暗号解読で事前に知っていた。
にもかかわらず、情報を公開しなかった。
「だまし討ち」ということにしてアメリカ国民を戦争賛成に
導くため、ではなかったのだろうか?
(そのためハワイの真珠湾は犠牲になった)

この本に書いてあることや、上記の推測が本当ならば、
アメリカ政府の責任はすごく重大なものになる。
9.11 同時多発テロが、アフガニスタン攻撃、さらにイラク戦争へと
繋がっていったのは否定しようのない事実。

しかし、周りがいくら疑惑を立証しようとしても
9.11 同時多発テロの真相が明らかになることはないのかも。
真相は闇の中...
posted by Silent Bells at 03:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 軍事系/紛争など

電波時計が誤受信?

昨日、気がついたら家にある電波時計が3時間ずれていました。
なぜに3時間? という気もする。
分と秒はあっていた(と思われる)。
原因はよく分からず...。

インターネット上で検索してみたら、
電波を誤受信してずれた時刻が表示されてしまうとか、
どうもあるらしい。
放っておいても勝手に時刻を合わせてくれる、という
便利さはあるけれど、過信は禁物みたいですね。

あと、静電気で誤動作することもあるという...