2006年09月29日

『 富士山が世界遺産になる日 』 (2)

富士山を世界遺産に、
それも自然遺産ではなくて世界文化遺産にしよう、という本。


富士山が世界遺産になる日
著者名:小田全宏(著)
出版社:PHP研究所
出版年:2006.03
ISBN :4569647332


よく(?)聞く話として、
富士山がなぜ世界遺産に推薦されないのか? ということで、
ゴミの山である、ということがよく言われている。
というか、私もそう思っていた。

が、そうではない、という話。
たとえゴミをなくしたとしても「自然遺産」としては
世界遺産には登録される見込みはない、ということらしい。
それは、「自然遺産」としての基準を満たしていないから、だそうです。
それよりも、霊峰として宗教と深く関係があったこと、
芸術作品として描かれつづけてきたこと、などで
「文化遺産」として登録できるのではないか、ということのようです。

その前提として、本書では、内容の大半が
富士山と宗教との係わり合い、芸術との係わり合いに
割かれているようです。
まえがきにこそ、「世界遺産に」と書かれているものの、
本文は歴史、宗教や芸術の話がずっと続きます。
ちょっと退屈に思えるかも。

が、その手の話と富士山の自然、富士山に登ろう、という
話が交互に出てくるので、退屈にならないように、という構成なのかも...

仮に富士山が世界遺産に登録されたらどうなるか?
といっても、あまり変わらないような気もする。
世界遺産に登録された途端、観光客が増えて、
かえって逆効果にも思えるような場所もあるように
思えますが、もともと富士山を登ろうとする人は多い(らしい)。
だから多少増えたところであまり変わらないようにも...
これはちょっと考えすぎでしょうか?

20040112_1.jpg


(11/10 追記)
「富士山」世界遺産登録へ... 素案提出 『 富士山が世界遺産になる日 』
posted by Silent Bells at 21:30| Comment(0) | TrackBack(1) | SKI、山岳

『 宇宙飛行士は早く老ける? − 重力と老化の意外な関係 』

タイトルはちょっと誤解を生む可能性あり。
「宇宙飛行士は早く老ける」というわけではない...。


宇宙飛行士は早く老ける?
著者名:ジョーン・ヴァーニカス(著)
     白崎修一(訳)
出版社:朝日新聞社出版局
出版年:2006.09
ISBN :4022599057


地上と宇宙(たとえばスペースシャトルがまわる軌道上)での
大きな違いは、重力がある/ない、ということ。
(他にもあるだろうけれど)
その「重力」が体の老化と関係がある、という内容。

地球に帰還した宇宙飛行士がの体が、老化に似た状態になっていた。
一方、地上でも、たとえば骨折をして寝たきりになった老人は、
急速に老化するという。
この両方に関係すること、が「重力」だという。
地上でも、立っている場合と寝ている場合とでは
体にかかる重力の影響が違うらしいです。

実際、長期間の無重力が体に与える影響を
(地上で)検証するのに、正常な人間が「ベッドに寝たきりになる」
という方法を使ったようです。

で、その辺の解説から体の重力に関係する説明に入り、
地球に帰還した宇宙飛行士が地上の生活に戻れるように
リハビリ(?)を行うところから、
老化した体でも、同じようにトレーニングを積むことで、
体を元に戻せるのではないか?
さらに、日頃からトレーニングをすることで老化を防げるのではないか、
そういう内容です。
宇宙のことよりも、どちらかというと医学の話が中心。

体の構造とか、ホルモンの体への影響とか、
難しい話も多い。
その辺は医者が医学を知っているような人でもない限り
理解するのは難しそう。(私には解かりません)

骨や筋肉の老化を防ぐトレーニング方法なども載っているけれど、
内容を理解せずに行うことは危険かも。
トレーニングの部分だけを読んで、というわけにはいかなさそう...

翻訳本の割には読みやすい。
(内容は難しいけれど... )
あとがきによると、原著者の了解のもとに、
日本の実情に合わない部分や、逆に不足している部分を
ある程度編集したものであるようです。

こういう配慮は、他の本でもあってもいいかな、と思います。
翻訳する人は大変かもしれないけれど...
posted by Silent Bells at 01:43| Comment(0) | TrackBack(6) | 健康/病気など

2006年09月28日

今年(2006年)の紅葉は遅め... の予想

気象庁、ウェザーニューズなどが、
今年の紅葉の時期についての予想を発表したようです。

今年の紅葉、例年より遅め 気象庁など発表
http://www.asahi.com/national/update/0928/TKY200609280328.html
--------------------------------------------------------------------------------
 気象庁は28日、関東地方の紅葉の見ごろを発表した。北関東では例年並みだが、中部から南部は例年より遅くなる見込み。全国の予想を出している民間気象会社の「ウェザーニューズ」は、全国的にも遅めとみている。

 10、11月の気温が高めの予想が出ているため、紅葉も遅くなるとみている。関東だけの予想を出している気象庁によると、見ごろは、日光の中禅寺湖が10月中旬、箱根の芦ノ湖が11月上旬後半から中旬前半、鎌倉が11月下旬。

 ウェザーニューズによると、もみじの見ごろは、札幌が10月下旬、新潟、高松が11月中旬、名古屋、福岡が11月下旬、大阪、鹿児島が12月上旬。
--------------------------------------------------------------------------------


京都は...?
大阪が12月上旬、名古屋が11月下旬...
大阪よりも気温は低い、と解釈したら11月下旬でしょうか?
(根拠なし。間違ってるかも)

でも去年も11月後半だったし、「遅め」がどの程度なのか、
よく分からないので、ウェザーニューズのサイトを見てみました。
http://weathernews.com/jp/c/press/2006/060922_1.html

これで見る限りでは、京都のもみじの見ごろは11月下旬のようですね。


京都紅葉名所
著者名:水野克比古(著)
出版社:光村推古書院
出版年:2003.10
ISBN :4838103239

posted by Silent Bells at 22:21| Comment(0) | ニュースから本に!?

死刑判決は出るけれど、法相の判断は...

杉浦法相、死刑署名ゼロ退任 当局と最後まで攻防
http://www.asahi.com/national/update/0925/TKY200609250442.html
--------------------------------------------------------------------------------
 杉浦法相が死刑執行命令書に署名を拒否したまま26日の任期を終える見通しとなった。法相の判断で死刑を執行しないのは、93年に後藤田法相が死刑執行を再開して以来初めて。

 世界的には死刑廃止の傾向が強まり、日本では犯罪被害者の意向を反映した厳罰化が進んでいる。

 93年の執行再開以来、5カ月以内に退任して判断を求められなかったとされる4人を除けば、「法相の判断」として執行しなかった例はない。

 一方、毎年の執行数は1〜3人程度と減ってきており、9月15日現在で未執行の確定者は89人に達している。

 杉浦法相は昨年10月の就任会見で死刑執行について「私はサインしない」と明言し「心の問題、哲学の問題」と説明。1時間後に撤回したが、周囲には「本音が出た」と漏らしていた。

(以下省略)
--------------------------------------------------------------------------------


死刑存続、廃止両方の意見があると思います。
が、今の日本の法律では死刑が存在し、実際に裁判で死刑判決が出ています。
死刑が執行されるためには、法務大臣の書名が必要です。
法務大臣が署名を拒否すれば、死刑は執行されません。
(されない、というか出来ない)
ですが、現実に死刑制度が存在する以上、法務省のトップに立つ者が
「法を守らず」に、自分の心の問題とか、哲学の問題で片付けてもいいのでしょうか?
(この発言は撤回したそうですが...)

単に死刑から逃げているだけだったら、法務大臣なんて受けて欲しくない。
そもそも辞退するべきだったのでは?
「死刑廃止」という確固たる思いがあって法務大臣の任命を受けたのであれば、
廃止に向けての何らかの活動をすべきだったと思う。
死刑に代わる刑を模索するとか。
そういう動きはなかったように思える。(少なくとも私のような庶民には)

何もせずにただ拒否してきたのだけであれば、
単に職務を放棄したに過ぎないこと。
もう任期は終わったけれど、ちょっと気になった記事でした。

死刑推進と思われる本。

死刑のすすめ
4895142507.jpg著者名:長田鬼門(著)
出版社:中央公論事業出版
出版年:2005.11
ISBN :4895142507


さて... 『 死刑のすすめ − 積極的死刑拡大論 』


死刑反対と思われる本。

死刑廃止の研究 第4版
著者名:三原憲三(著)
出版社:成文堂
出版年:2005.02
ISBN :4792316715


posted by Silent Bells at 02:41| Comment(0) | ニュースから本に!?

『 YS−11 世界を翔けた日本の翼 』 9/30引退!

9/30、国内の民間航空から退役が(本当に)目前に
迫った、国産唯一の旅客機「YS-11」について。

YS-11 に関する本を取り上げるのはこれで2回目。
ちなみに、1つ目はこちら。
『 名機YS−11 − 零戦から生まれた国産旅客機 』

両者のの違いを重点に書いてみる...。


YS−11 世界を翔けた日本の翼
著者名:中村浩美(著)
出版社:祥伝社
出版年:2006.08
ISBN :4396110480


どちらも基本的な流れは同じ。
戦後、7年のブランクを経て、航空機の研究、開発が出来るようになった。
そこで、国産の旅客機を開発するために日本航空機製造(株)が設立され、
やがて YS-11 が誕生する。
最初のうちは初期トラブルが相次いだが、そのうちに改善され、
逆に「丈夫な機体」という評価を受けるまでになる。
海外への輸出にも成功するが、
そのうち、日本航空機製造(株)の赤字体質が指摘され、製造打ち切り。

ちょっと抜けがあるかもしれないけれど、大体こんな感じ。
「名機YS−11」の方は、内容としては、苦労話のほうが多かった。
初めての旅客機の開発時での苦労。
試作機でのトラブルとその対応、
そして営業路線について機体のトラブル。
最終的には、日本航空機製造(株)と各航空会社が協力して
トラブルを解決、改善していった。
その辺りの記述は多い。

で、本書「YS−11 世界を翔けた日本の翼」の方は、
どちらかというと、活躍をしたことのほうがメイン。
東京オリンピックの聖火の空輸。
海外売り込みのための多くのデモ飛行。
後は、日本国内の各航空会社でどのように使われてきたか、など。
あとは、2006年4月30日の著者のフライトレポート付き。

明の部分が多い本と、影の部分の多い本。
どちらがいいかというのは比べ難いので好きな方を読んでもいいと思います。

2006年、最後まで残った機体は、以下の4機。
JA8717、JA8766、JA8768、JA8788

ちなみに、この写真にはそのうちの2機が写っています。

20060730_5.jpg

手前がJA8768、奥が JA8717 です。

結局のところ、航空機の開発、製造(特に民間用)は企業だけで
出来るものではない、ということなのでしょうか。
YS-11 以降、アメリカ企業の下請けばかりになったことで、
航空機の開発では更に差をつけられているのでは?
最近、ようやく国産のジェット旅客機を開発する、という話が
出て来ているようです。
無事実現するかどうか、注目したいと思います。

(追記 10/2)
posted by Silent Bells at 01:10| Comment(0) | TrackBack(1) | 航空機、宇宙

2006年09月27日

『 憲法九条を世界遺産に 』

憲法九条、ある意味理想だとは思うけれど...

憲法九条を世界遺産に
著者名:太田光(著)
     中沢新一(著)
出版社:集英社
出版年:2006.08
ISBN :4087203530


大半が著者二人の対談形式。
宮沢賢治の話から入ってくるのは結構意外だと感じた。
単に自分が宮沢賢治について詳しく知らないからか、
その辺は単に自分の知識不足。

で、ここからいろいろ言いたいこと。
posted by Silent Bells at 01:32| Comment(0) | TrackBack(1) | 政治もの

2006年09月26日

『 しぶちん京都 』

怪しげな京都観光本。

にも思えるが、 63916
本当のところ、京都らしさが出ている本ではないでしょうか。


しぶちん京都
著者名:グレゴリ青山(著)
出版社:メディアファクトリー
出版年:2006.09
ISBN :4840117012


「京都らしさ」って?
あらためて考えてみても、
京都生まれでも京都育ちでもない私には
はっきりと言葉に表せない...。
本当は「京都府」生まれです。が京都市ではない。もっと田舎。
「どこ出身ですか?」ときかれて「京都」とこたえると、
京都市出身だと勘違いされるので、わざわざ「京都府」と
こたえることが多い...。
「京都府」って京都市以外は印象が薄い、というか誰も知らないみたい。
京都府に海(海岸線)があることを知らない人もいる、という話も聞くし...。
まぁ、そんなことはどうでもいいか。
(大幅に話がそれてしまった... 63916

内容は、殆どマンガだけれど、
とりあえず読めば、何となく「京都らしさ」ってこんな感じ?
と思える本。

1988年にあった京都国体のマスコットキャラクターが
出てくる事は、京都らしいのかどうかは分からないけれど、
国体のキャラクターって、どこでも同じような扱いなんでしょうか?
自分は直接関わってないけれど、
確かに国体のとき、1年も2年も前から
いろいろ騒いでいたような気がする。
私の地元でも(わざわざ)山削って新しい体育館とか造っていたし。
で、国体が終わると、すぐに何もなかったかのように忘れ去られてしまう...
そういうかわいそうな存在(?)の国体キャラクターが
京都を案内するところは、何となく寂しげ。
案内する場所も、何となく寂しげ。 63916

紹介されている範囲は非常に少ないけれど、
何となく京都人の本質?が垣間見られるような気がする。
posted by Silent Bells at 22:11| Comment(0) | TrackBack(5) | 書評一般

『 裁判長!ここは懲役4年でどうすか 』 裁判所の実態は...

裁判を傍聴することにはまった著者が、
傍聴席から見た法廷の実態。


裁判長!ここは懲役4年でどうすか
著者名:北尾トロ(著)
出版社:文藝春秋
出版年:2006.07
ISBN :4167679965


平成21年5月までには裁判員制度が始まる、というし、
(参考) http://www.moj.go.jp/SAIBANIN/
実際の裁判がどんなものか、少しでも知りたい、
という分には一度読んでみることをお勧めします。

まぁ、そんな堅く考えなくても
ちょっとした人間模様の読み物、としても楽しめるかも。
(内容が内容だけに、楽しめるという言い方が不謹慎かもしれないけれど)

どろどろした内容で全面争いになる法廷。
そうかと思えば、やるきのなさそうなというか、
早く終わらせたそうな雰囲気のある法廷。
必至で執行猶予を勝ち取ろうとする被告。
検察の主張に真っ向から対決する弁護士。
その気迫に押される裁判官...。
人間関係の渦巻く世界に溢れている法廷の世界。
被告に親兄弟など親族か加わって証言台に立つと、
この家庭はどういう道を歩んできたのか、まで想像できてしまう。
法廷で扱われる事件の内容はともかくとして、
裁判官や検索官も、また被告や弁護士も人間なんだと思わせる所あり。
裁判所の雰囲気(というか実態)を味わうには分かりやすい本かも。

ひとつ著者の記述で引っかかった部分。
児童売春の公判を傍聴した後の著者の記述。
「スーツにネクタイでビシッと決めたビジネスマンの中に、
児童を買う男立ちが潜伏しているのだ。そして、その数はアナタが想像するより
はるかに多いのではないか、とぼくは思う。」
まぁ、裁判所ってそういう事件の集まる場所ですからね...。

ちょっと裁判とは関係ないが、
自分がある病気で手術をするため入院したときのこと、
普段あまり聞かない(と思い込んでいた?)病気だったのに、
その病院では同じ病状の患者ばかり。
「実はこの病気、自分が今まであまり聞いたことがないだけで
結構多いのでは」と思った。
そういう感覚と似ているのでしょうか?

本当のところ、どうなんだろう。
私は今まで裁判所にはいったこともない。
(傍聴もしたことないし、ましてや被告や原告としても)

(続き)
posted by Silent Bells at 03:27| Comment(0) | TrackBack(1) | 裁判もの

今冬の気温は高め、日本海側の雪も少ない予想 はどこまで信用できるか?

今冬の天候予想が気象庁より発表されました、が
なぜが予想はいつも「暖冬」とか「雪も少ない」...。

今冬の気温は高め、日本海側の雪も少ない予想 気象庁
http://www.asahi.com/national/update/0925/TKY200609250334.html
--------------------------------------------------------------------------------
 気象庁は25日、この冬(12〜2月)の天候予想を発表した。気温は平年より高めで、日本海側の雪も少ない可能性が高く、暖冬傾向となっている。

 太平洋赤道域の海面水温が中部から東部にかけて平年より高い予想が出ており、強い寒気の南下は考えにくいという。
--------------------------------------------------------------------------------


少なくともここ数年、毎年のように予報では暖冬、暖冬 と
同じようなことばかりきく。
が、この前の冬(特に12月)は異常なぐらいの豪雪。
その印象が強すぎたのか、それ以前の記憶が飛んでしまったけれど、63916
暖冬といわれつつ、雪が多かった年も案外ある。
気象庁も当然専門の担当者が真面目に観測、
予報を出している(と思いたい)のだろうが、
何故にも長期の予報はこうもよく外れる?

気象庁でも予測できないような
異常な気象現象が起きているのか...?
posted by Silent Bells at 01:21| Comment(0) | TrackBack(0) | たわごと

2006年09月25日

『 “アナログ型”人生の勧め − “アナログ型”思考の人には、生きる知恵がある 』

人間は「デジタル型」、「アナログ型」に分けることができるらしい。
とだけいわれても多分ピンと来ない。
が、それは後に書くとして、
最初は、「デジタル型」の人も「アナログ型」の生き方をしてみませんか?
という類の本かと思っていた。

しかし、読んでいけばどうもこれが違うようで、
「アナログ型」の人が、今の社会で(というか企業で?)どう生きればいいか、
について書かれた本のようです。


“アナログ型”人生の勧め − “アナログ型”思考の人には、生きる知恵がある
4797488212.jpg著者名:菅野敦(著)
出版社:新風舎
出版年:2006.08
ISBN :4797488212


まず「デジタル型」、「アナログ型」ってなんなの? というところ。
この本を読んでください。... では先を書けないので、
著者が書いてあることから一部(重要そうなものを私の主観で抜粋 ...)
をかくと、

デジタル型
  合理的な考え方、主張が中心
  集団の中にいることが楽しいし、集団の中で自分の力を発揮したい
  現実的な問題について強い関心を持つ
アナログ型
  感情、感覚、直感的な考え方
  集団での生活よりも個人の生活へ強い関心を持つ
  人間本来や、形而上的(※)な問題について、関心を持つ

などのようです。

※ 形而上(けいじじょう)
 1 形をもっていないもの。
 2 哲学で、時間・空間の形式を制約とする感性を介した経験によっては認識できないもの。
   超自然的、理念的なもの。形而下。
 (Yahoo 辞書より)

といっても、誰もがこれのどちからに分けられるかというと、
そうとも限らない。何らかの部分でどちらの傾向ももつ人も
多いはず。
そのことは著者も認識しているようですね。

まぁ、デジタル型、アナログ型という言葉も適当なのかと
いわれれば、うーんよく分からない。でも他に言い換える言葉があるかな...

で、今の社内は、学校にしろ会社にしろ、
成績とか成果が数字で比べられる。
デジタル型の人はそういうのに順応しやすい、がアナログ型の
場合はどうしてもなじみにくい。

著者自身が過去の経験などで、自分は「アナログ型」だと思っているようで、
アナログ型の人が社会の中でどう見られるのか、とか
まわりはアナログ型の人についてどう考えているのか、
などがかなりのページを割いて書かれてある。
あとはデジタル社会(数字主義、結果主義)の危険性とか。

で、今の企業の成果主義、のような環境で、
アナログ型の人はどう対処すればいいのか。
などが書いてある、と。
一部、心理学の先生の考え方が引用されて入るが、
大半の内容は、おそらく著者の思い、主張がかかれてあるよう。

「アナログ型」が上記のような性格(性質?)を持つ、のであれば、
だれでも該当することはあるのかもしれない。
「私は100%デジタル型です」という人の方が珍しいようにも思う。
そういう意味では、
今の社会の中で「何かうまくいかない」「疲れた」
「何かが違うような気がする」と思うようなことがある人は、
この本を読んでみるのもいいかも。

すぐに答えが出るとは限らないけれど、
何かのヒントにはなりそうな気もします...。
posted by Silent Bells at 01:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 人の心理

2006年09月24日

安倍氏の閣僚人事は ... ? 『 歴代総理の通信簿 − 間違いだらけの首相選び 』

首相に指名されれば、発表されることだけれど、
どういう人を選ぶつもりだろうか?

安倍氏、別荘で人事練る 強まる各派の圧力

「強まる各派の圧力」って、
この際、元の自民党のやり方に戻そう、という動き?
そんな中で安倍氏がどれだけ独自性を出せるか?

歴代総理の通信簿
著者名:八幡和郎(著)
出版社:PHP研究所
出版年:2006.08
ISBN :4569654614


本書でも、安倍氏を含め、首相候補とされた
人の数人について、適正が書かれてある。
安倍氏の場合は、「本人の閣僚の経験不足」が指摘されている。
が、(実質)首相に指名されることになった以上は、
そんなこといってられない。
「経験不足」であれば、重要なポストに
十分な経験を持った人を配置して、補佐をさせる、
というのも一つの打開策にはならないだろうか...?
posted by Silent Bells at 16:22| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュースから本に!?

『 歴代総理の通信簿 − 間違いだらけの首相選び 』  (2)

最後まで読んで何となくわかったような ...

歴代総理の通信簿
著者名:八幡和郎(著)
出版社:PHP研究所
出版年:2006.08
ISBN :4569654614


> ここまでの感想だけれど、
> やはり純粋に客観的な判断を出すことは無理なのかも。
> おそらく、著者の理想とする首相像、というのがあって
> それを元に判断しているのでは? というようにも思える。

途中まで読んでいて、どうしても解からなかったこと。

「首相としての評価の基準」

「著者の理想とする首相像、というのがって」というのも
読んでいくうちに、ちょっと違う、という気もしてきた。
どうも判断に一貫性がないような気がしてきて...
同じようなことをした首相で、何故これだけ評価がちがうのか、とか。

で、最後に近い部分まで読んで
(歴代順に紹介されているので、つまり最近の首相の紹介のところまできて)
やっと判断の基準が解かったような気がする。

判断の基準そのものは実は最終章に書いてあったのだけれど、
自分では、
「国内外のそのときの情勢に柔軟に対処し、適切な政策を実行できたか」
ということのようだと解釈した。

国内外の情勢は常に動いている。
だから同じ政策でも、行った時期が違えば結果は違ってくる。
それゆえ、「そのときの情勢に合った政策」を実行しなければ、情勢は悪化する。
それが判断基準だったのかな、と。

ただ、これをもって客観的な判断なのか、といわれると、
やっぱり疑問。
というのは評価をするときには、やっぱりその人の主義主張が
繁栄されているはず、と思うから。
評価する人の主義主張が違えば、当然評価も変わってくる。

著者の場合、気になる点は例えば、
「経済成長のために努力することを拒否する国民に繁栄はない」とか。

「常に成長しつづける経済」はありえない、と思う。
国内外にどんなに市場を求めても、
地球の大きさが変わらない以上、
必ずどこかに限界があるはず(というのが自分の意見)。
限界を意識した政策があってもいいのでは、という気もする。

人口減少、の問題に対しては、
そもそも「日本の国力でどれだけの人口が適当なのか」が
先にあるべきだと思う。
それがなくて「人口が減少に転じたから何か対策を」で
本当に大丈夫なのだろうか...?

歴代総理の経歴を知りたい、というのであれば
読んでみてもいいかと思います。
いずれにしても、内容の鵜呑みは問題かも。
posted by Silent Bells at 02:38| Comment(2) | TrackBack(0) | 政治もの

2006年09月23日

もうそんな季節か 時が経つのが早くなった...

何となく新刊情報を見ていると、
来年のカレンダーやダイアリーで埋め尽くされていることも...。
もうそんな季節になったのかとあらためて思う。
本当に月日が流れるのが早いと感じるようになった...。
年齢を重ねていくごとに段々と早くなっていくような気もする。
(気のせいではないか...)

もしかしたら早いと感じているのではなくて、
本当に時が経つのが早くなったのだろうか?
子供と大人とでは時間が流れる速さが違う...?
63838
posted by Silent Bells at 19:50| Comment(2) | TrackBack(0) | たわごと

リニアモーターカーが衝突事故!

国内ではなくてドイツの話ですが...
リニアモーターカーが衝突事故。

独リニア衝突、21人死亡か 時速200キロで実験中
http://www.asahi.com/international/update/0922/015.html
--------------------------------------------------------------------------------
 ドイツ北西部ラーテンで22日午前9時半(日本時間同日午後4時半)ごろ、実験線で高速走行中の独版リニアモーターカー「トランスラピッド」が軌道に止まっていた作業車に衝突した。29人が試乗中で、地元検察は少なくとも15人の死亡を確認した。10人がけがをして病院に運ばれ、残り4人は車内に閉じこめられ安否が不明。また、AP通信によると、乗客のほかに軌道上にいた作業員2人が行方不明という。これらの不明者全員を含む計21人が死亡したとの情報もある。
(以下省略)
--------------------------------------------------------------------------------


あくまで実験線での事故で、営業用ではない。
でも軌道上にいた作業車に「衝突」したという。
リニアモーターカーの仕組みがどうこう、じゃなくて
人為的ミスのよう。

であれば、リニアモーターカーでなくて普通の鉄道でも
起こりえる事故ともいえる... と考えると、怖いですね。

なぜ起こる鉄道事故
著者名:山之内秀一郎(著)
出版社:朝日新聞社
出版年:2005.07
ISBN :402261479X



(追記 9/24)
posted by Silent Bells at 16:30| Comment(0) | ニュースから本に!?

デジタル一眼レフ競争激化 『 カメラマン 10月号 』

各メーカーからアマチュア向けの
1000万画素のデジタル一眼レフがほぼ出揃った。
値段は大体10万円前後(本体のみで)。

コンパクト型に比べて、参入できるメーカーが限られているため、
どこまで競争が熾烈になるかは分からないけれど、
それでも、ソニーがコニカミノルタを受け継いだ影響は
かなり大きいような...
3年後に生き残っているメーカーは、果たして...?

それはともかくとして、
デジカメの比較記事って、比較内容が偏っているような気がする...
(画質の比較はもちろん重要なんだろうけれど)
案外書いてないのが、ボタンの配置など。
実際に使ってみてわかるけれど、
電源ボタンの位置など、結構意味があったりする。
こういうことは誰も書かないのですね。
カメラの操作に「慣れている」人が書いているから
気にしていないのだろうか?

カメラマン
2006.09.20 発売
発行サイクル:月刊
出版社:モータマガジン社
雑誌コード:02369-10


posted by Silent Bells at 02:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 写真

2006年09月22日

『 歴代総理の通信簿 − 間違いだらけの首相選び 』  (前半まで)

ちょうど、5年続いた小泉政権ももう終わり、
安倍新首相が誕生しようとしている。

この機会に、明治以降、過去の首相が
どのような人物で、どのような事績を残しているかを
知ることもいいかもしれない...


歴代総理の通信簿
著者名:八幡和郎(著)
出版社:PHP研究所
出版年:2006.08
ISBN :4569654614


とりあえず読んだのは前半〜中盤ぐらいまで。
時期でいうと、戦後すぐぐらいのところまで。

明治以降の各首相の生い立ち、首相になってから行った政策、
そして対人のきっかけについても。
首相としての評価を A〜E までの5段階で出している。

ここまでの感想だけれど、
やはり純粋に客観的な判断を出すことは無理なのかも。
おそらく、著者の理想とする首相像、というのがあって
それを元に判断しているのでは? というようにも思える。

軍部を抑えきれなかった、というより抑えようとしなかった
首相、戦争を終わらせることをしようとしなかった首相の
評価が低い、というのは納得できるような気もするけれど、
例えば、戦後東京裁判で死刑判決を受けた、
東条英機、広田弘毅の描き方は、描く人が変わるとこうも違うのか、
と感じる。

(参考)
『 いわゆるA級戦犯 ゴー宣SPECIAL 』
http://tawagoto.hontsuna.net/article/1747975.html

まぁ、本のテーマからして違うわけだけれど...

まだ後半が残っているので、
残りを読むことによって覆す可能性はあるので、
今の時点での判断は、やめておくことにします。

注意点としては、
あくまでも首相という立場だったときの評価で、
その人個人の評価ではない。
だから、首相として最低の E ランクだったとしても、
その人の人間性が E ランクというわけではない、ということ。

(次回以降に続く)


(9/24 追記:読了)
『 歴代総理の通信簿 − 間違いだらけの首相選び 』  (2)
posted by Silent Bells at 03:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史

2006年09月21日

『 軟弱者の戦争論 − 憲法九条をとことん考えなおしてみました。 』

日本という経済力では世界のトップレベルにある規模の国において、
軍隊を全く持たない「非武装中立」は可能なのか?
戦争(紛争?)の絶えない国際情勢の中で、
日本だけが国連に軍事力を出さない、というのは正当なのか?
(こういう表現でいいのかな?)


軟弱者の戦争論
著者名:由紀草一(著)
出版社:PHP研究所
出版年:2006.08
ISBN :4569655726


憲法第九条と自衛隊(軍隊)の存在について、
今一度考え直してみよう、という本。

米ソの冷戦時代、日本は日米安保の下、経済力の発展に
重点を置きつづけていた。
(もちろんそのときには末に自衛隊は存在したが...)
が、冷戦終結後、ソ連の解体、民族紛争の多発など、
世界は混沌とした状態を迎える。

そんな中で日本の国際貢献を問われた湾岸戦争。
しかし、当時の日本は憲法上の理由などで自衛隊は派遣せず、
資金を出すのみとなった。

実は資金を出すだけでも、軍事的支援をしたことになる。
たとえその資金が直接軍事目的には使われなくても、
多国籍軍(アメリカが中心だけど)は、
日本が出した資金を医療、救護物資にまわし、
本来医療、救護目的に使う資金を軍事目的にまわすことが出来たから。
(これは本書の内容より)

世界中の軍隊がなくなり、戦争もなくなる。
これは究極の理想だと思うし、そうなることを望まない人は
ないのではないだろうか?
(軍事産業メーカーは困るだろうけれど)

ただ、現状の世界は理想からははるかに程遠いものだし、
その状態で「非武装中立」を貫くことが
どれほど覚悟の要ることか、困難なことか。
すべての日本人がインドのマハトマ・ガンジーのような
覚悟をもてるのか?

戦争は好きではない(大部分の人がそうだと思うけれど)という
著者が、減少を踏まえた上で自衛隊は正式に軍隊として認めるべき、
憲法にもそのことを明記すべき、と主張する本。
ただ、戦前のような軍拡路線、侵略路線は望まない。
そのためには、軍隊をしっかり統率できる政府が必要、そして
政府は軍隊が暴走しないよう管理すべきだと。

もはや「憲法九条」を楯に経済力だけに注力している時代じゃない。

憲法の改正(一応九条の改正とする)が議論されるようになってきているが、
この本の内容が正しいかどうかは別にしても、
賛成の人、反対の人を問わず一度は読んだ方がいいかも。

ただし、内容は難しいことも多く書いてある。
専門家ならともかく、私のようなものでは理解できないことも。
3章、4章あたりはいろいろな人の主張が紹介されていて、
著者の意見はどうなのか、ちょっと混乱するほどだった。
もう少しわかりやすいほうが読みやすいかも。
posted by Silent Bells at 03:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 軍事系/紛争など

2006年09月20日

『 “日本離れ”できない韓国 』 反日で親日

もっともに本を批判しながらもっとも日本の影響を受けている国。
(本の帯から)

近くて遠い国、といわれる韓国。
相手が「日本」となるととにかく感情的になる韓国。


“日本離れ”できない韓国
著者名:黒田勝弘(著)
出版社:文藝春秋
出版年:2006.07
ISBN :416660516X


何故韓国が「日本」に感情的になるのか。
その理由に迫った本。

占領下に日本が残した資産という「恩恵」にあずかった。
また、国交回復時に日本か支払われた経済協力資金(当時の)5億ドル
(韓国から見れば賠償金)を利用し経済発展を遂げた。
それでも「日本の影響」を隠し、自国のみで発展を遂げた、と言い張る。

スポーツでも対戦相手が日本となると以上に興奮する。
竹島問題に関しては、「日本が再び韓国を占領しようとしている」
とまで言う始末。
自国の教科書は自国の都合のいいように書いてあるにもかかわらず、
日本の教科書に何か不満なことを見つけると袋叩きにする。
ここまでくると内政干渉。

韓国が何故そういう国になったかを、
太平洋戦争終結時に理由を求める。
そして、韓国は日本との間に国境意識がない、と。

なるほど。
韓国(正確には朝鮮半島全て)を占領していた日本と
直接戦って独立を勝ち得たわけでなく、
日本がアメリカをはじめとする連合国に降伏したことによって、
アメリカによって「独立させてもらった」という事実。
だから、独立を勝ち取った、という実感がない。
そういう何か割り切れぬ思いが不満となって日本にぶつけられる。
→ 正当な理由よりも感情論で日本に迫る。
というのは理解できるような気がする。

そういう韓国の事情、韓国の独立後の成り行きなどが
詳しく解説されてある。

しかし、感情論ばかり持ち出す国、というのもやっかいなもの。
それが遠く離れた国であれば「かかわらない」ことも
出来るかもしれないけれど、
隣国だけに「かかわらないわけにはいかない」。

韓国も経済、軍事面も大きく発展しているし、
今更「援助」が必要とも思えない。
いつまで感情論を振りかざすのだろうか?
これ以上何を日本に求めようというのだろうか?

どうすれば解決するのか。
日本は韓国に言いなりになればいい? → それは無理というものでしょう。
いっそのこと日韓で直接戦争して決着をつける? →
全面対決するような軍事力は双方とも持っていないし、現実的じゃない。

この本でも、その辺の解答ははっきりとは書かれていない。
解決の目処はまだたたない、ということなのか...。
posted by Silent Bells at 01:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 国際情勢かな

2006年09月19日

『 中国は日本を併合する 』 中国の失地回復主義

日本を併合する、といっても、
中国軍が突然日本本土に上陸してくる、というような話ではない。
もっと間接的にじわじわと「併合される」ような内容。


中国は日本を併合する
著者名:平松茂雄(著)
出版社:講談社インターナショナル
出版年:2006.02
ISBN :4770040318


中国の失地回復主義。
前にも書いた気がするけれど、その中には南西諸島の南部
(だいたい沖縄県の範囲)が含まれている。
その他、朝鮮半島、サハリン、ロシア極東部(ハバロフスク州)なども
含まれている。
日本に直接関係する南西諸島についていえば、
「東シナ海」は全て中国の海という認識があるよう。
その前提で尖閣諸島付近の地下資源の採掘を始めた。
国際法など関係なし。
(全く無視とはいわないまでも強引な解釈があったりする)
自国の持論、意思が前提でことが起こされる。
その他に核開発、弾道ミサイル開発、
南沙諸島の占拠、チベットの侵略、
あとは台湾問題など。

それら中国に動きに対しての
日本政府の無策ぶり、が詳細に解説してある。

読んで感じたこと。
日本政府の無策を批判するのはいいとしても、
具体的に「日本はこういう対処をすべき」ということも
書いてあったほうが、読んだ方もすっきりするというか、
理解しやすいのでは、と思いました。
中国の核ミサイルは脅威だ、じゃ、日本も核武装するべきなのか?
尖閣諸島の領有権が侵されている、では自衛隊はどう対処すべきだとか。
法律云々で制限があるなら、どんな法律を制定すべきなのか、とか。
具体的にそういうことまで言及して欲しかったな、と。

あとはもう一方の中国の実情について。
中劇な近代化、資源開発、軍事費増大の影で何が起きているか。
最近日本では「格差社会」が問題となっているけれど、
中国の格差は日本の比ではない。
経済発展する一方で、貧困にあえぐ人民の増大。
無理な開墾による山林の消滅、砂漠化など、
一見、北朝鮮を思わせるような面も持っている。
そういう部分については記述は特になし。
(著者が本書の範囲外、と判断したのだろうか?)

日本は・・・を怠ってきた、とか中国にはこういう脅威がある、
だけでは不安感が増大するだけでは?
中国の実情はよく理解できる、詳しく書いてあると思うけれど、
なんとなく「片手落ち」という感じもしました。

ついでに
posted by Silent Bells at 18:10| Comment(1) | TrackBack(2) | 軍事系/紛争など

2006年09月18日

著者からコメントをいただきました − びっくり...

著者からコメントをいただきました63911
ありがとうございます。

『 会社はなぜ不祥事を起こしてしまうのか − 60分で身につくコンプライアンス 』

読んだ本に関しては、
たとえ素人意見であっても、思ったままに
書いている(自分ではそのつもり)のですが、
(読んでない本でも見たまま感じたままに書いてるけど..)
本当に著者からコメントをいただくと驚いてしまいますね...。
プレッシャー感じます。 6391563915

でも、だからといってヨイショ記事は書きたくない。
これからも自分の思ったままに書いていくつもりです。
ただ、本当に素人ゆえ、無知ゆえのことを書くことがあるかもしれません。
不適切なところなどあればご指摘ください。
posted by Silent Bells at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | ちょっと一息

K2登頂レポートあり 『 山と渓谷 10月号 』


山と渓谷
2006.09.15 発売
発行サイクル:月刊
出版社:山と溪谷社               
雑誌コード:08811-10


特集は「紅葉の日本二百名山」。
紅葉の時期といいつつも、北アルプスは
9月下旬には雪が降ることもあるよう。
新雪のついた燕岳山頂の写真もあり。

あとは日本人女性初、世界でも8人目(女性)のK2登頂者
となった東海大学K2登山隊、小松由佳さん
本人の登頂レポート記事。
小さいが、K2山頂の写真も載っている。

(こちらも参考)
「 日本人女性がK2初登頂 」
posted by Silent Bells at 23:12| Comment(0) | TrackBack(0) | SKI、山岳

台風の影響で特急電車脱線 ... 何故同じような事故は繰り返される?

宮崎・特急横転、現地に調査官を派遣へ 国交省事故調
http://www.asahi.com/national/update/0917/TKY200609170241.html
--------------------------------------------------------------------------------
 宮崎県延岡市のJR日豊線で下り特急にちりん9号(5両編成)が脱線した事故で、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は18日、現地に調査官3人を派遣する。

 JR九州から国交省への報告では、脱線した特急列車は17日、行き先を宮崎空港から事故現場そばの南延岡に変更していた。また、事故当時、時速25キロ以下の運転規制がかかっていたという。

 強風対策をめぐっては、国交省は3月、強風時の運転規制の判断を平均風速をもとにしている場合、瞬間風速に変えるように指示している。山形県のJR羽越線で昨年12月に起きた列車脱線事故を受けての変更指示だが、具体的な規制の方法については、まだ鉄道各社や気象庁の職員らによる委員会が協議中だった。

 また、羽越線の脱線事故の後、JR各社を含む45鉄道事業者は、強風の吹く場所計370カ所に風速計を新設・増設することになり、JR九州の場合は3カ所が計画されているが、今回の事故現場は含まれていない。
--------------------------------------------------------------------------------


記事にもあるように、冬に羽越線で突風のため脱線事故が起きた。
そのとき、単に風速だけではなく、下から吹き上げる風に電車は弱いことが
指摘されていたはず。
ということは、冬の季節風、台風の違いはあるにしても、
風速だけ計って規制をかけても意味がない、ということでは?
「具体的な規制の方法については、まだ鉄道各社や気象庁の職員らによる委員会が協議中だった。」
ということは、まだ対策すら立てられる前に今回の事故が起きたことに...

当時、現場では竜巻が発生したのでは、という話もある。
その危険性は予測できなかったのだろうか?

「失敗学」事件簿
著者名:畑村洋太郎(著)
出版社:小学館
出版年:2006.03
ISBN :4093876312


posted by Silent Bells at 15:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 鉄道に関して

『 永遠の未踏峰 − 人はなぜ山に登るのか 』

登山家に「なぜ山に登るのですか?」
と訊いたとしたら、
どのような返事が返ってくるだろうか?


永遠の未踏峰
著者名:渡部由輝(著)
出版社:山と渓谷社
出版年:2005.08
ISBN :4635885941


「人はなぜ山に登るのか?」
この疑問に答えを出そうとした書。

ちなみに、登山といっても、
あるレベル以上の登山行為(本書では「極限行」と呼んでいる)
を対象にしている。
ただし、「あるレベル以上」というのは人によって変わる、
ということで、熟練の有名な登山家なら、例えばヒマラヤなどが「極限行」であるが、
世間一般の普通に「登山を始めた」程度であれば、
夏の北アルプスに、それも入門コースぐらいでも「極限行」になる、と。

とすれば、私のような者が先日白馬岳に登った、ということも
一応「極限行」になってしまうのですね。
(私は今のところ、登山が趣味、というわけではないのだけれども...)

で、本書はヒマラヤやヨーロッパアルプス、
日本アルプス(それも冬の登攀とか垂直の岩のクライミングとか)などを
登るような一流の登山家を主に例にとって、
「人はなぜ山に登るのか?」を導き出そうとしている。
自分の中で、勝手に自分に置き換えて
「そうなのかな」と考えつつ読んでみました。

本書の結論がどうなのかは、敢えてここでは書かないとして、
最初の問い、「なぜ山に登るのですか?」と登山家に
訊いたとすれば、どうでしょうか。
初心者同然の私が訊かれたとすると、
うーん、何でしょうね?
すぐに答えられないかも。

でも、この本を読んでいろいろ考えてみた。
実際に登っていたときのことを思い出してみると...
これが結構むちゃくちゃ。 63916
事故あったことは今のところない。
が、一歩間違えれば大怪我、もしくは遭難、
ということは何度かあるかも。
それよりも、本当にきつい(自分にとっては)登りのとき、
「なんでこんなところにいるんだろう?」とか、
「もう二度と来るもんか!」とか考えていることがある。 63914

にもかかわらず、下山してしばらくすると、
次は.. とか、来年こそはこのルートを... とか
考えていたりする。 63916

そういえば、何年か前、
山小屋であるおじさんと同じような話をしたことがある。
そのおじさんが言うには、
「それはもう中毒だ、病気だ」
というものだったような...
中毒... ねぇ、でも案外当たっているのかも。

本書の結論とは関係ないけれど、
そういう風にも考えられるのかな、とも思いました。

「登山家」が何故わざわざ苦労までして危険な山登りをするのか、
もし知りたい、と思うことがあれば、
本書を読んでみてください。
posted by Silent Bells at 03:46| Comment(0) | TrackBack(0) | SKI、山岳

2006年09月17日

『 雷鳥が語りかけるもの − 神の鳥は生き残れるか? 』

日本に生息するライチョウと、
日本以外で生息するライチョウ。
その大きな違いは、「日本のライチョウは人を恐れない」こと。


雷鳥が語りかけるもの
著者名:中村浩志(著)
出版社:山と溪谷社
出版年:2006.08
ISBN :4635230066


ライチョウの研究に携わった著者の記録と、
今の日本の自然の危機について。
また、日本のライチョウは何故人を恐れないのか。
そのことを、海外の文化と日本の文化の違いから解明する。

確かにライチョウはあまり逃げない。
雛とか幼鳥が逃げるのは見たことがあるけれど、
親鳥は近寄っても逃げない、というか、
人を気にしていないようにも思えました。
こちらがジッとしていれば、足元に近寄ってくることも...

地球温暖化が...
※ 今の地球温暖化が本当に人為的なものなのか、単に地球そのものの
自然の現象の一つなのかはきちんと解明されてはいない ※
はともかくとして、
地球温暖化が「生息範囲が限られている」日本のライチョウに
絶滅の危機をもたらしかねないよう。

里山の荒廃、猿や鹿の高山帯への進出など
ライチョウの生態研究が、単にライチョウに対してのみの
話でないことを警告する書。

今年白馬でこういう話を聞きました。
大町で猿の害が増えている、ということ。
北アルプスの稜線(標高2,400m ぐらい)で猿を目撃したという話。
この本の内容を証明するような話でした。
posted by Silent Bells at 14:38| Comment(5) | TrackBack(0) | 動物/植物

『 日本史「敗者」たちの言い分 − 負けた側にも正義あり 』

読了。
こういう企画は面白い。
戦い、戦争に勝った負けたに関わらず「正義」があるのかは別としても、
記録に残されるのは、常に勝った側の思惑に左右される。
そこでは、負けた側は常に「賊」もしくは「弱虫」扱いをされる...。


日本史「敗者」たちの言い分
著者名:岳真也(著)
出版社:PHP研究所
出版年:2005.10
ISBN :4569664598


そんな「負けた側の将」に焦点を当てた本。
・古代〜中世: 大友皇子、長屋王、源義経、藤原泰衡、新田義貞
・戦国: 今川義元、武田勝頼、柴田勝家、石田三成、真田幸村
・近世〜近代: 天草四郎、大塩平八郎、河井継之助、松平容保、西郷隆盛

中には、賊というより英雄扱いを受けている人物もいる。
が、未だに「軟弱者」の烙印を押されたままの武将も。
が、本当にそうだったのか、とこれらの人物の真の姿に迫る本。

日本史に興味があれば読む価値あり。
歴史にはいろいろ解釈があり、未だに不明な部分も多いので、
一部に「こういう事が抜けているのでは」と思える部分もあるが、
そういうことを考慮したとしても、
日本史の真の姿の一部が見えてくると思われる。
posted by Silent Bells at 05:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史

2006年09月16日

『 3時間でわかる「クラシック音楽」入門 』

読了。
本当にクラシック音楽のための入門書。
「クラシック音楽」興味がでてきたのだけれど、
どう聴いていいか解からないという人向け、かな。


3時間でわかる「クラシック音楽」入門
著者名:中川右介(著)
出版社:青春出版社
出版年:2006.05
ISBN :4413041453


「3時間でわかる」のかどうか、というと
少なくともこの本を読んだだけではわからない、と思える。
少なくとも一度聴いてみる事、はやはり必要か。
始めとして、どんなCDをきいたらいいのか、とか、
どんなコンサートに行けばいいのかなども書いてある。
ただ、多少費用はかかりそう...

中盤辺りの、クラシック音楽全盛期の音楽家の紹介は、
ちょっと退屈かも。
が、ところどころにワンポイントアドバイスとして、
「この人の作品は、これを聴いておけばいい」
など書いてあるので、それを読み拾ってあとは
適当に読み流してもいいかも。(おいおい...)

以上、昔吹奏楽を経験し、
中途半端にクラシック音楽に触れたことのある
私の感想でした。
私の場合は、この本で紹介しているのとはまったく別の、
この本から見れば異端とも言われそうな入り方。
クラシック音楽に抵抗感はないけれど、
別段はまってもいない。
ただ自分の知っている曲だけを、たまに聴きたくなったら聴く。
聴くにしても高級オーディオなんて持ってないし、
そもそもマンションだから大きな音も出せない。
結局はヘッドホンで聴くことに...
でも、(少なくとも自分は)それぐらい気軽でもいいと思う...
posted by Silent Bells at 03:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評一般

2006年09月15日

イスラム教は本当に邪悪なのか?

イスラムは「邪悪」と発言 ローマ法王発言に怒り広がる
http://www.asahi.com/international/update/0915/010.html
--------------------------------------------------------------------------------
 ローマ法王ベネディクト16世が、イスラム教が本質的に暴力を容認する宗教であるかのような発言をし、イスラム諸国から怒りの声が相次いでいる。2001年9月の米同時テロ以来、欧米の一部にはイスラムの教義そのものに暴力の原因を求める議論があり、イスラム教徒の神経を逆なでしてきた。パキスタン議会は15日、法王に発言の撤回を求める非難決議を全会一致で採択した。

 ローマ法王は12日、訪問先の母国ドイツの大学で行った講義で、東ローマ帝国皇帝によるイスラム批判に触れ、「(イスラム教開祖の)預言者ムハンマドが新たにもたらしたものを見せてほしい。それは邪悪と残酷だけだ」などと指摘。その上で、イスラムの教えるジハード(聖戦)の概念を批判した。(時事)
--------------------------------------------------------------------------------


イスラム教は本来はそんなに暴力的な宗教ではないような
ことが書いてあったけれど...。

イスラム信者が「ジハード(聖戦)」を度々口にするのは、
中東が石油の産地であり、欧米が利権をむさぼっていること。
アメリカがむやみに自分達の価値観を押し付けていること。など、
追い詰められているからなのではないだろうか...?

ユダヤ教vsキリスト教vsイスラム教
著者名:一条真也(著)
出版社:大和書房
出版年:2006.04
ISBN :4479300201

posted by Silent Bells at 21:31| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュースから本に!?

オウム真理教元代表の死刑がついに確定

弁護側の特別抗告は棄却されました。

オウム・松本被告の死刑確定
http://www.asahi.com/national/update/0915/TKY200609150243.html

これでオウム真理教元代表・松本智津夫被告の死刑が確定。
日本をテロの恐怖に巻き込んだ事件の首謀者だけに、責任は重い。
当時入信した信者は今どのように考えているのだろうか?

オウム事件はなぜ起きたか 上巻
著者名:江川紹子(著)
出版社:新風舎
出版年:2006.08
ISBN :428950132X


posted by Silent Bells at 16:50| Comment(0) | ニュースから本に!?

上場を機に mixi について考えてみる...

今更、というか、
もうご存知でしょうが、mixi が東証マザーズに上場しました。
(参考)
<ミクシィ>東証マザーズに上場…買いが殺到、初値つかず(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060914-00000028-mai-bus_all

で、あたらめて mixi ってなんだろ、と考えてみた。
インターネット上の通常の掲示板、ブログが
「危険や事故が隣り合わせかもしれない大自然の中で遊ぶ」
ようなものだとすれば、mixi は
「柵で囲まれ、安全装置や監視の行き届いた遊園地で遊ぶ」
ようなものかな、と...。

前者は「自由だが危険は隣り合わせ」、
後者は「制限はいっぱいあるが信頼性、安全性は高い」
というようにそれぞれ一長一短があるように思う。
だからどっちが良い、悪いとは一概には言えないし、
別に良い、悪いなどど言う必要もないと思う。

ただ、思い出されるのが、6月にあったチェーン日記騒ぎ。

(参考)
Web2.0時代の“脆弱性”――mixiチェーン日記はなぜ広まったか (1/2)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0606/23/news077.html

mixi の長所がそっくり欠点になってしまった事件。
何故こんなことが起きたのか。

mixi は会員同士が何らかの「知り合い」で繋がっている。
だから悪意を持った人物が会員になる可能性は低い。
だから、書かれてある情報は安全性、信頼性が高い。

それゆえに、ちょっとした「いたずら書き」をウソと見抜けず、
誰もが信じきって「いたずら書き」がばら撒かれる結果になった。

書かれてある情報は安全性、信頼性が高い、というのは
おそらく疑いようのない事実。
だが、「信頼性が高い」といっても、
「100%安心、安全ではない」ことに注意。
どんなに管理された遊園地でも故障、事故が0ではないように、
完璧な世界なんて存在しない。

「100%安全な世界なんて存在しない」
どんな場においても、
そのことだけは常に意識を持っていたい、と思う...。
posted by Silent Bells at 01:51| Comment(1) | インターネット