2006年06月30日

おそらく働こうとしない人たちだけのことじゃない 『 働こうとしない人たち − 拒絶性と自己愛性 』

文中に「ミロン」という人物が結構出てくる。
あれ、どこかで聞いたような... と、探してみればありました。

『 とにかく目立ちたがる人たち 』 この人たちはなぜ目立ちたがるのか? 日本人の謙虚さはどこへいったのか?

うーむ、またパーソナリティ障害理論か。63916
いまいちよく分からない、というか勉強したわけでも教えてもらったわけでもないことを
そう短時間で理解は ... 出来ないですね。 6391563915


働こうとしない人たち
著者名:矢幡洋(著)
出版社:中央公論新社
出版年:2005.05
ISBN :4121501780


テーマは当然、「働こうとしない人たち」だが、
読んでいくうちに、「働いている人たち」にも関係することだという理解になる。
細かい理論は理解できない。
筆者が経験したもしくは聞いた過去の事例(本書に載っている事例)では、
実際に働いている人のことも書かれてある。

案外、仕事上での部下(部下がいれば、の話だけど)をどう扱うか、
ということでも使えるかもしれない。
何となく自分の会社見回しても、「こういうタイプいるかも」と
思える気もするし...

そう考えたまでは良かったが、
いくら読み進めても「どうすれば解決する」にはなかなかたどり着かない。
○○○○○のような人は○○○○というタイプで、XXXXXという性質がある。
というような分析は多いのですが...

本の裏表紙(裏表紙で合っているのか?)には、対処法を提示と
あるんだけれど、
でも私には難しい。時間をかけさえすれば理解できるのか、
そこから先、解決策までたどりつかない。
著者自身も、場合によっては、
「心理学の内部で結論を出せるような問題ではありません」
「決定打が見つからないままなのです」
などと書いているようだし、
この本のテーマは、まだ出口にはたどり着いていない様子。

こういう本を読む人って、どんな人だろうか?
まさか「働こうとしない」本人に読ませるわけでもないですよね。
これから専門的に勉強したい人向け?
教科書? でもそんな感じでもないし...

微妙...
posted by Silent Bells at 04:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 人の心理

2006年06月29日

本の「見た目」に意見を言うのは間違っているのか?

今更ながら... でも書いておきます。

本はその著者から見れば立派な著作物。
まず間違いなく書いてある内容が一番大事(だと思う)。

じゃ、読む側から見ればどうなのか?
もちろん、内容は大事だけど、当然読むまではわからない。

読む側からすれば書店に並んでいる本は単に「商品」。
「目にとまった本」を手にとる、ちょっと読んでみる。
買うまでに出来ることってこんなものですよね。

本屋さんにずらっと並んでいる本。
「目にとまる本」、「目にとまらない本」いっぱいあると思います。

「目にとまる本」ってどういう本でしょう?
・タイトルが目立つ
・表紙が目立つ
・キャッチコピー(帯の文章)が目立つ
まだあるかもしれないけれど、まぁこんなものか。
念にために書いておくと、派手 = 目立つ というわけじゃない。
「目立つ」よりも「気になる」の方がいいかな?

商品、売り物、である以上は目にとまらなければ買ってもらえない。
中には、内容がすごく良いのに「目にとまらない本」もあると思います。
でも、それは(偉そうな言い方をすると)
いくら中身が良くても、売り物としては失格ですよね。

その「目にとまった」時の印象を(良いにしろ悪いにしろ)
ブログに書くことに何か問題があるのでしょうか...?

もちろん、表だけ見て中を知らないままなのは承知の上。
でも、一所懸命書いている著者には申し訳ないけれど、
「目にとまらないもの」はそのままだし。
「目にとまったもの」でも、そのときの印象が悪ければそれっきり、
何となく気になっていても他に読みたい本があれば、またそれっきり...
こういうことはいくらでもあります。

世の中には本がたくさんあります。
「目にとまったもの」を全部読んでる余裕なんてないのです。
(少なくとも私には..)

そんなこと書いてどうなるのか?
別にどうもなりません。
私は評論家ではない。単なる素人です。
人のアドバイスのために書いているのではないし、
「目にとまらない本」を探してまで読むつもりもありません。
ただ書きたいから書いているだけ。
所詮、素人が書いているブログなんでそんなものでしょ...?
(それが結論かい! でも違いますかね?)

人によっていろんな意見があるとは思いますが
反論があればお待ちしております。
(といいつつ、反論に対して何も返せないかも...)

ちょっと戯言でした...
posted by Silent Bells at 23:57| Comment(0) | たわごと

『 世界の紛争地ジョーク集 』 中近東、旧ソ連、東欧、国を持たない人たち、アジア

紛争地でジョークなんて、その当事者が聞けば
怒りをあらわにするのでは、と思ったが、そうでもないらしい。
さすがに攻撃を受け、肉親を失った人がその場でジョークを言うとは思えない。
ただ、圧政や外国の侵略の陰では、相手をジョークで皮肉る場合も...。


世界の紛争地ジョーク集
著者名:早坂隆(著)
出版社:中央公論新社
出版年:2004.03
ISBN :4121501241


まずは中東。
イラク、イスラエルをターゲットにしたジョークがある。
多分フセイン政権下ではNGだったのだろうけれど、
密かにジョークを言い合っていたのだろうか...。

後は東欧に関してのものが、結構多いですね。
でも、旧ソ連もしくはロシアが絡んだものが多いよう。

東アジアの分は意外と少ないのか、と感じました...。

続き(本のネタ)
posted by Silent Bells at 07:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 人の心理

2006年06月28日

『 速さの不思議 − 面白すぎる博学知識 たとえばくしゃみと新幹線どっちが速い? 』


速さの不思議
著者名:びっくりデータ情報部(編集)
出版社:河出書房新社
出版年:2006.01
ISBN :4309496032


「速さの不思議」ということで、
もっと面白い内容を期待したのだけれど... 63911

○○の速さはどれぐらい、
××の時間はどれぐらい、ということの羅列ばかりで、
ちょっと今ひとつ 63909 という感じ。

単に個人の好き嫌いの問題なのかもしれないけれど、
もうちょっと載せる数を絞ってもいいから、
載っているもの1つ1つについて、もっと詳しい説明とか、
何かエピソードとか。
あと、他との比較もいろんなものから比較するようなものの方が良かったかも。

私にはちょっと消化不良気味な本でした...。
6364863648
posted by Silent Bells at 17:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評一般

「売れてる」と「売れている」

「売れてる」と「売れている」。
ぱっと見おなじ意味だと思うのだけれど、何かひっかかる...
両方とも普通に使われているようだけれど、
文法として正しいのは?

手元に国語辞典もないので、WEB上の辞書サイトで
いろいろ調べたが、はっきりとした根拠なし。
ただ、「売れる」で調べると用例として「売れている」がでてくる。
「売れている」の方が正しいのだろうか?
それとも、「売れてる」でも問題なし?

参考までに ...

「売れてる」で検索に引っ掛かった例

一番売れてる株の雑誌ザイが作った「株」入門
著者名:ダイヤモンド・ザイ編集部(編集)
出版社:ダイヤモンド社
出版年:2005.10
ISBN :4478631115


「売れている」で検索に引っ掛かった例

売れている人がそれでもあえて読む営業のバイブル
著者名:川島芳子(著)
出版社:アチーブメント出版
出版年:2005.07
ISBN :4902222248


posted by Silent Bells at 13:54| Comment(3) | TrackBack(0) | たわごと

『 年寄りの話はなぜ長いのか − 本人は気付いていない! もしかしたら、あなたも‥‥ 』

タイトルから受ける印象よりは
もうちょっと真面目な(?)内容の本。


年寄りの話はなぜ長いのか
著者名:高田明和(著)
出版社:東洋経済新報社
出版年:2005.08
ISBN :4492222634


最初のほうは年寄りと若者との心理状態、考え方の違いなど。
でも、途中からは脳の仕組みの話がかなりあるので、結構難しい。63915
斜め読みをすると、脳の構造などはほとんど理解できないうちに
終わってしまった... 63916

あらかじめ脳の各部分の名前、機能を知っているのであれば、
読むのはたやすいかもしれない。
でも、そうでない場合は、きちんと理解しながら読もうとすると、
かなりの時間がかかるように思えます。 63838

ただひとつ、簡単に実感できたこと。
人間は子供の頃は時間の流れがゆっくりで、成人になり、
年をとるにしたがって時間の流れが速くなっていくという。

それは納得。
小学校ぐらいの頃に比べて、今は1年が過ぎていくのが
すごく早いような感じがする。
1週間なんてあっという間。
月曜日の朝は長いような感じがするけれど、
でも、気がついたら木曜日、金曜日になっていたりする...。

ああ、もう老化に向かって一直線なのだろうか.... 63916
posted by Silent Bells at 02:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康/病気など

2006年06月27日

SONYとPanasonic の1眼参入で.. 『 デジタルカメラマガジン7月号 』


デジタルカメラマガジン
2006.06.20 発売
発行サイクル:月刊
出版社:インプレスコミュニケーションズ
雑誌コード:16453-07


もうご存知の方も多いかと思いますが、
7月にSONYからデジタル一眼レフカメラが発売されます。63714
続いて(本誌では詳細はでていないのですが)Panasonic からも
デジタル一眼レフカメラが発表されました。63714(秋ぐらいに発売だったかな?)

まぁ、SONYの場合は、新規参入といっても、
コニカミノルタのカメラ事業を引き継いだ形なのですが...

SONYのα100はについては、詳細が紹介されています。
ターゲットはエントリークラス、ということはいちばん安い部類に
入るわけですが、それでも本体のみで10万円前後と予想されています...。
他メーカーのエントリークラスのデジタル一眼レフは、
6〜7万円ぐらいからあるので、敢えて価格競争には踏み込まず、
付加価値をつけて高めの値段設定、で始めるつもりのようですね。

買う側から言えば、安いに越したことはないですが、
あまり価格競争に入られて安かろう悪かろう製品ばかりになることを
考えれば、そうでない歯止めはあった方がいいのかも。

Panasonic のほうはレンズ込みで24万円ぐらい、になるようです。
こちらはさすがに値段設定は? という感じですが、
どうも噂では団塊世代をターゲットにしているという...
みんな金余りなんでしょうかね...?
posted by Silent Bells at 01:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 写真

2006年06月26日

『 定刻発車 − 日本の鉄道はなぜ世界で最も正確なのか? 』

日本の鉄道はなぜ世界で最も正確なのか?
といわれると日本以外は? という疑問が出てくるが、
30分、1時間遅れて当たり前のところが多いらしい。
1時間遅れでもマシな国もあるとか。


定刻発車
著者名:三戸祐子(著)
出版社:新潮社
出版年:2005.05
ISBN :4101183414


日本の鉄道がなぜ定刻どおりに運行できているのか、
その理由を求めて、過去の時代背景にも遡って探る。
日本最初の鉄道が開業したのは明治5年。
もちろん最初から定刻どおりの運行が出来たわけじゃないけれど、
でも、ずっと以前から日本には定刻運行が出来る下地があった、とのこと。

その後、定刻運行が出来るようになる仕組みを(当時の)国鉄について説明している。

ただ、本書では定刻運行の影の部分は書かれていない。
定刻運行の影には、そう、最近明らかになった「日勤教育」。
「日勤教育」については、また労働組合など絡んでくるので
話がややこしくなるが、定刻運行しないと、というプレッシャーが
かけられていたことは事実。
それに加えて、JRになったことで利益追求が強くなり、
サービス競争が過熱し、無理な列車ダイヤが組まれたことで、
日常的に「遅れ」がでるようになる。
その「遅れ」の回復を焦った結果起こったのが、
去年の福知山線事故。

定刻運行がいい、悪いはともかくとして、
本当に定刻運行が出来るようなダイヤを組まないと
どこかで破綻する、ということか。

あと、日常、通勤、通学で電車を利用する場合と、
長距離の旅行に利用する場合とでは
「遅れ」に対する感覚もちがうようで。
日本の場合、通勤、通学で電車を利用する割合が非常に高いから、
ということもあるのでしょうね。
posted by Silent Bells at 12:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 鉄道に関して

2006年06月25日

『 世界反米ジョーク集 − 危険で矛盾だらけの超大国 』

相変わらずの深夜投稿...63916

前回取り上げた
世界の日本人ジョーク集
は、著者紹介とまえがきによると、
世界の紛争地ジョーク集
世界反米ジョーク集
に続く第3段。だったらしいです。

その第2段を紹介。


世界反米ジョーク集
著者名:早坂隆(著)
出版社:中央公論新社
出版年:2005.01
ISBN :4121501640


アメリカについて。
半分以上は同時多発テロ以降のアメリカについて採りあげられている。
同時多発テロ、アフガニスタン侵攻、それに続くイラク戦争。
同時多発テロ以降「アメリカは変わった」という言われたかも
されているようですが、変わったのではなくて、
今まで表に現れていなかった真の姿が見えてきたのかも。

ただ、他の国から見たアメリカ観は、確実に変わったのかもしれないですね...。

暴走するアメリカと、それについていくしかない日本...。
第2次世界大戦終了後、アメリカは日本とドイツ(当時は西ドイツ)に対して、
二度とアメリカに刃向かわないように綿密に占領政策を練ったそうです。

それに比べるとイラク戦争後のアメリカはやり方は非常にお粗末。
フセイン政権さえ倒せば何とかなる、とでも思ったのでしょうか...


続き(本のネタ紹介)
posted by Silent Bells at 03:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 人の心理

2006年06月24日

『 世界の日本人ジョーク集 − われわれは、世界中でこんなネタになっている 』

日本人が海外でどのように見られているか、
日本人についてのジョークを通して解かる本。


世界の日本人ジョーク集
著者名:早坂隆(著)
出版社:中央公論新社
出版年:2006.01
ISBN :4121502027


大体が日本人=金持ち、勤勉というような思われ方を
されているようです。特に「日本人=金持ち」は結構固定観念になっているみたいで、
バブルが崩壊した後でも、「日本にきて働けば儲かる」と思い込んで
(合法的、非合法的問わず)入国した人も多いのではないか?

なかなか「日本人=金持ち」という考えは(実情には合ってなくても)
消えないようです。
実際に知人でも、そのように言われたことがあるらしい。
「日本人ならお金を持っているはずだ!」と。

この本は、ジョークの紹介と、
そのようなジョークが生まれるようになった背景について説明されています。
ジョーク集とは言いますが、別にジョークばかり書かれているわけではないようです。

もちろんこれらのジョークは海外で生まれたもの。
だから、日本語に翻訳してあるものの、オリジナルは日本語ではありません。
そのため(翻訳?)か、読んでも「はぁ?」と思いたくようなものあります。

そんな中で、いくつかピックアップして掲載します。


・ 飼育係の対応
  動物園の人気者だったゾウが死んだとき、各国の飼育係の対応は以下のようなものだった。
  フランス人はそのゾウの思い出を一遍の詩にしたため、涙した。
  中国人は匠に調理して食べてしまった。
  日本人は一生懸命、大粒の涙を流しながら、みんなで墓を掘り始めていた。

・四段階
  新製品が世に流通するまでには、全部で4つの段階がある。
  まず、アメリカの企業が新製品の開発をする
  次にロシア人が、「自分達は同じ物を、もうすでに30年前に考え出していた。
  と主張する。
  そして、日本人がアメリカ製以上のクォリティのものを造り、輸出し始める。
  最後に、中国人が日本製のものに似せた偽物を造る。


まぁ、海外での日本人の認識がそのぐらい、ということ。
逆に言い換えれば、日本人は外国人をどのようにとらえているか。
案外正確な事は知らないかも。
お互いさまといえばお互い様。

海外事情に詳しい人でもなければ、
他の国の事情については普通はそんなに知らないですよね。
おそらく、どの国でも...
posted by Silent Bells at 08:49| Comment(2) | TrackBack(4) | 人の心理

「チェーンメール」ならぬ「チェーン日記」− mixi

SNSサイト mixi で「チェーン日記」騒ぎがあったようです。
「mixi日記を介してウイルスが広まっている」
という日記がチェーンメールのように広がったとか。

Web2.0時代の“脆弱性”――mixiチェーン日記はなぜ広まったか (1/2)
(同) (2/2)

関連記事
mixiで“チェーン日記” 「広めないで」とミクシィ

詳しい内容は上記のサイトを参考にしていただければ、と思いますが、
そもそも何故広がったのか?
上記サイトにも書いてあるようですが、

・不審な点があるにもかかわらず見抜けない(信じ込む)ユーザが多かった
・「チェーンメールは転送してはいけない」というネットマナーを知らない
・そもそもチェーンメールを知らない

などがあるようです。
「知人の発言は、赤の他人の発言よりも信頼しやすい」
というのも、SNS の特徴がそのまま「弱点」として表れたようですね。

広がったのは「数千から多くても数万人程度」らしいので、
「怪しい」と思った人は書き込まなかったのかもしれないけれど、
現実社会と同じく、
インターネット上にもイタズラや犯罪を狙っている人がいる、
ということに気付いて欲しいですね。
インターネット上は必ずしも安全ではない、
スリ、引ったくりの横行する道を無警戒で歩くようなもの。

このことで mixi の存在自体を否定する気はありません。
が、mixi 側も早急な対応と、
そもそもの基本となるネットマナーをユーザに告知するような
姿勢が必要かもしれないですね。
入会した人にネットマナーを知らない人が多い、という現実を認識し、
前もって対策を打つ必要がありそうです。


直接当てはまるかは分からないですが、
とりあえずネットマナーの本。


すぐに役立つトラブルにならないためのインターネットマナー
著者名:傍嶋恵子(著)
     菅原有希子(著)
出版社:技術評論社
出版年:2004.11
ISBN :4774121649

posted by Silent Bells at 01:46| Comment(0) | インターネット

2006年06月23日

『 徹底検証!中国・韓国の歴史教科書 − 彼らは、なぜ反日運動に生命をかけるのか? 』

黄文雄 ―「反省」ばかりに囚われすぎると、「本当の歴史」が見えなくなる!
秦郁彦 中・韓には「戦勝国」の実感がない。反日感情は、ここから始まる!
藤岡信勝 日本の歴史教科書に対する中・韓の「内政干渉」にピリオドを打て!
宮崎正弘 「反日感情」は、“親日”だった江沢民がつくりあげた幻想にすぎない!
松原仁 「反日教育」には世界も批判的。いまこそ、“弱腰外交”から脱却せよ!
(目次より)


徹底検証!中国・韓国の歴史教科書
著者名:イースト・プレス特別取材班(編集)
出版社:イーストプレス
出版年:2005.09
ISBN :4872576004


とりあえず歴史教科書問題。

だいたい問題になっている時期は、明治後半から太平洋戦争まで。
ちょっと話はそれますが、この期間(明治後半から太平洋戦争ま)について
実際に歴史の授業で説明を受けた人はどれぐらいいますか?

私はほとんど説明を受けていません。
というのは、歴史の授業は1年間あるが、最初のほうに時間をかけすぎて、
明治以降はさらっと流す、もしくは触れない、ということばかり
だったような気がします。
(要するに3学期になっても教科書の最後までたどり着かない)

単に歴史の先生の授業の進め方が遅いから?
しかし、教師の方も(おそらく)同じ事を毎年教えているのだから、
ちょっとは見直して欲しいですね。

まぁ、それはともかく、
そういう日本の歴史教科書に文句をつける国があります。
そういった国(中国と韓国です)は、どういう意図で
日本の教科書に口を挟むのか?
では、中国や韓国の歴史教科書には何が書いてあるのか、が
簡単に分かるように紹介されているのは本書です。

ページ数で分かるとおり、内容は少なめなので、
全てを網羅しているとはいえないかもしれない。
が、読めば大抵こう思うのでは、
「よその国の教科書に文句を挟む前に、自分の国の教科書を改めろ」
と...。

中国と韓国は、国の政策を円滑に行うために
「反日」を利用してきました。
だから、教科書も日本の悪い面だけが
(しかも大げさに)採りあげられてたりします。
そりゃ、こんな教科書だけが知識としていれられれば、
「反日運動」に簡単に載せられてしまうでしょうね。

戦前の日本が「天皇は神」を強調した教育をした結果、
「天皇陛下万歳」を唱えるような人ばかりになったのと同じようなもの。

偏った教育を行うのはこわいものです。

が、いつまでもこんなことは続かない。
今や、インターネットで海外の情報に簡単に触れられる時代。
中国では一部の情報が規制されているというが、
中国人でも海外に留学すれば、インターネットは見放題。

そこではじめて、
自国の教科書が国外の常識を大きく食い違う、ということを
知った、という人もいるそうです。(とあるテレビ番組より)

そういう人からもし情報が国内に伝われば、
当然国内の教科書しか知らない人も、
自分達の国の教科書だけが絶対のもの、とはおそらく思えなくなる。

反日教育も、日本の教科書問題も政治のカードとして
使用されてきたもの。
教科書問題をちらつかせば日本は資金を出してくれるだろう、
という思惑の元に...

でも、海外へでる中国人、韓国人が多くなれば、
教科書に口を出すこと自体が問題なのに気付くはず。

中国、韓国の本音を知って、
日本は、教科書問題にはもっと毅然とした態度をとれば、
本来自然消滅する問題だと思います。
政府が弱腰の中途半端な対応をすることも問題。


(ちょっと余談)

ここにも靖国神社参拝について採りあげられています。
「靖国神社の”否定”は明治以降の日本史の否定である!」
と書かれてありますが、
「日本史」の否定、という言い方はちょっと疑問なところ。
「明治以降の終戦までの国家体制の否定」ならまだ分かるけれど...

終戦後、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部 実質アメリカ)は、
日本か再びアメリカに刃向かえないように
明治憲法を廃して、新たに憲法を作らさせた。
このとき、国家と靖国神社の繋がりは断ち切られた。

そういう意味では、
過去の歴史の事実を否定しているのではなく、
過去の憲法、国家体制の否定を原点に、今の日本という国と
日本国憲法があることが事実なのではないだろうか...
当時の戦勝国に押し付けられたもの、といわれればそうかもしれない。

押し付け憲法や靖国神社の扱いに不満があるなら、
憲法を改正する、もしくはあらためて一から憲法を作り直す、
といのもひとつの解決方法だと思います...。
posted by Silent Bells at 01:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評ついでに言いたい放題

2006年06月22日

『 その時歴史が動いた 世界史革命編 コミック版 』

世界史の中でも近代以降、
重要とされる「革命」がおきた事件が取り上げられている。


その時歴史が動いた 世界史革命編 コミック版
著者名:NHK取材班(編集)
     柳リカ(著)
     田辺節雄(著)
     鏡佳人(著)
     牟田康二(著)
     池原しげと(著)
     虎影誠(著)
出版社:ホーム社
出版年:2006.06
ISBN :4834273628


内容は以下のとおり。

・ フランス革命 自由よ汝の名のもとに マリ・アントワネットの悲劇
・ 秘められた革命工作 孫文を支えた日本人
・ ニッポンに学べ! タイの”明治維新”「王様と私」・ラーマ五世の苦闘
・ 王宮の恋・サラエボに散る 世界大戦を招いた暗殺事件
・ 列国の野望 シベリアを走る ロシア革命・ソビエト成立までの混迷の5年
・ ガンジー 暴力の連鎖を断ち切れ! 自由への更新400キロ

孫文の辛亥革命(清朝を倒した)ですが、孫文自身も何度も日本に身を潜め、
関わった日本人も多かったようですね。
その孫文の起こした「中華民国」は今は台湾に...

サラエボ事件。
これは革命かといわれるとちょっと疑問ですが、
第1次世界大戦の引き金になった大きな「事件」です。
ちなみにサラエボは、
1984年に冬季オリンピックが開催された場所でもありますが、
その後のユーゴスラビア解体、内戦により
無残にも破壊され尽くしてしまいました...。
posted by Silent Bells at 01:45| Comment(0) | TrackBack(1) | 歴史

2006年06月20日

いい医者と偉い医者? 『 手遅れにならない医者選びの常識 − あなたはどこまで知ってる? 』

患者から見て「いい医者」と「ダメな医者」を
見分けるのは難しい...。


手遅れにならない医者選びの常識
著者名:米山公啓(著)
出版社:法研
出版年:2006.05
ISBN :487954552X


大学病院に残り、そのまま研究を続けて
助教授、教授と出世をする医者は、確かに優れた人なのかもしれない。
日本の医学界では、そういう医者を評価するシステムは整っているよう。

ただ、患者からみた場合にはどうか?
そういう「偉い医者」が、必ずしも患者にとっては「いい医者」とは
限らないらしい。

実際には、肩書きがなくても診察や治療に優れた医者がいる、とのこと。
そういう医者が患者からすれば「いい医者」なのでしょうけれど、
そういう「いい医者」を見つけるのにも、
医療を受ける側が知識を持つ、集める、といったことが必要みたい。

難しいものですね...。
posted by Silent Bells at 07:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康/病気など

2006年06月19日

北朝鮮っていう国は ..... 『 日本の「戦争力」 』

「日米への軍事的な抑止力強化」 北朝鮮書記が報告
http://www.asahi.com/international/update/0618/007.html

北朝鮮、テポドン2燃料注入完了か 発射必至の見方も
http://www.asahi.com/international/update/0619/005.html

北朝鮮の崔書記が以下のように語っているとか...。
「軍と人民は我々に対する侵略戦争を挑発しようと狂奔している米国と、それに追従する日本などの策動に対し、軍事的抑止に最善を尽くす」
「万が一、敵たちがついに戦争の火ぶたを切れば、侵略者たちを無慈悲に撃滅掃討し、朝鮮民族の胸にしみこんだ恨みを必ず決算するだろう」

こういうことを続けても、
結局お互いに軍事力の強化合戦になるだけで、
何の解決策にもならず。
経済力のない国が先に音を上げるだけだと思うのだけれど...

このタイミングでミサイル発射(発射実験か?)の
動きを見せるのは何が狙いなのだろうか?


日本の「戦争力」
著者名:小川和久(著)
     坂本衛(著)
出版社:アスコム
出版年:2005.11
ISBN :4776202123


posted by Silent Bells at 15:28| Comment(0) | ニュースから本に!?

労使紛争、正社員の削減の影響は? 『 会社はなぜ不祥事を起こしてしまうのか − 60分で身につくコンプライアンス 』

追加でもうちょっと..。

会社はなぜ不祥事を起こしてしまうのか
著者名:中田匡紀(著)
出版社:あさ出版
出版年:2005.08
ISBN :486063120X


JRやJALの不祥事の裏には、
過去の激しい労使紛争の問題があったからと言われています。
以前、JRが国鉄だった時代、
「国営だから潰れない」という認識の元、労働組合の力が大きくなり、
経営陣との対立が激しくなったということがあります。
JALも同じようですね。(JALは半官半民でしたっけ?)

JRにしろ、JALにしろ、
担当の職員に「士気の低下」があるのには、今でも
過去の労使紛争の影響を引きずっているからかもしれません。
それと、今鉄道や航空会社がストライキをやったとき、
利用者はどう思うでしょうか?
例えば大事な用事があるときに、ストライキで運休といわれると、
その人はその交通機関を信用しなくなるのでは、と思われます。

ストライキ自体は、労働基準法で認められた行為ですが、
こと公共交通に関した場合、その影響をいちばん被るのは
従業員でも経営者でもなく、「利用者」です。
事故の場合でもそうですが、
公共交通は「利用者の信頼」を一度失えば、信頼を取り戻すのに
30年ぐらいかかるそうです。

実際、今では労働組合を持たない企業も増えています。
それが良いのかどうか、結論はすぐでないでしょうけれど。
しかし、ストライキも含めて、労働組合のあり方については、
今一度見直した方がいい、ということはないでしょうか...?


あと、
社員の士気の低下について、
企業のコスト削減は、人事にも影響がきています。
その結果、正社員が削減され、
それを補うようにコストの安い契約社員、派遣、請負などの
人材を広く採用するようになった企業が多いではないでしょうか。
もともと、正社員に比べて、契約社員、派遣、請負など作業者は
その企業に対して愛車精神を持っているわけではないし、
そもそも寄せ集めだから士気も高いわけではない。
(人によるかもしれないけれど)

正社員は正社員で、人数が減った分作業範囲が増えていたりする。
こういうことは、正社員の士気低下につながらないだろうか?
士気が低下している状態で「コンプライアンスの遵守」を強要すると
かえって逆効果だというのは、本書に書いてあります。

こういう状況の会社があれば、
外部から「データを買うから」という誘いが当然かかってきます。
まず目をつけられるのは契約社員、派遣、請負など。
例えば、契約が切れる直前にデータを持ち出す。
契約解除後にもしネットワークに侵入できれば、データを持ち出す。
こういうことが起こりがちです。

契約社員や、派遣、請負などに「コンプライアンスの遵守」を
説明する、ということもあるでしょうが、
もともと正社員に比べて愛社精神のない人たち。
(正社員が愛社精神を持っているか、という疑問もあるが...)
説明したところで、どこまで浸透するでしょうか?
「コンプライアンスの遵守」を説明、要請する前に、
まず士気を高めることが先でしょう。
どうやって契約社員などの士気を高めていくか、
それを考えていかなければならないような気がします。

別に契約社員や、派遣、請負が全ていけない、とは言いません。
が、人件費を削る(正社員を削減する)ことが、
結果としてデータ漏洩などに大きく影響している、
ということはないでしょうか?
posted by Silent Bells at 03:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 働くということは

2006年06月18日

そもそも不祥事が起こる根本原因は..? 『 会社はなぜ不祥事を起こしてしまうのか − 60分で身につくコンプライアンス 』

会社の不祥事は最近多発するようになったのではなくて、
以前から存在していた。
それが最近、大量に「発覚」するようになった、ということらしい。


会社はなぜ不祥事を起こしてしまうのか
著者名:中田匡紀(著)
出版社:あさ出版
出版年:2005.08
ISBN :486063120X


ちょっと話がそれるけれど、
まず「コンプライアンス」という表記はなんとかならないものか?
・ コンプライアンス:要求や命令に従うこと
 (社会の倫理や常識、社内規定など幅広い規定に従うこと)
 (法令遵守という訳では不十分らしい)

使うほうも、本当にその言葉の意味を理解して使っているのか、
という疑問も出てくるし、
聞いているほうにしても、何かそれだけで騙されているというか、
カタカナ表記の言葉で逃げられた、という気がする...。

カタカナ表記の言葉をやたらと使う人の意見に対しては、まず
「ちょっと怪しい、もう一度よく分かるように説明してもらった方がいい」
と考えるのも1つの対策かも。

といいつつも、この本にはカタカナ表記の言葉がやたらとでてくるので、
この本について書く私の意見も「かなり怪しい」ということに
なってしまうのですが... 63916


前置き(長い 63911)はさておき、
そもそも会社(企業)が不祥事を起こす原因は何なのか?
まず大きなこととしては、
「利益が最優先で安全が疎かになっていること」
ということのようです。

現場で働く人の「使命感」が欠如してきている。
コスト削減で無理な要求を押し付けられ現場の意見が通らない
→ 現場の士気が下がっている。
こういうことも、元は「利益が最優先」というところから来ているよです。

ちなみに、士気が下がっているところに、
「コンプライアンスの遵守」というのを押し付けると、
さらに士気が下がって、余計に不祥事が多発することもあるようです。

現場で働く人の「使命感」が欠如しているのは、
民間企業でも公務員でも同じようで、
それが、警察官や教師の不祥事、ということにもつながっているようです。

なぜ、「使命感」が欠如しているのか、は別の機会に書くとして、
ちょっと疑問だと思うところ。
「民営化しないと高コスト体質が改善されない」
「JRやNTTは民営化によって大幅なコスト削減を実施し、
優良な企業に生まれ変わった」
という記述があるけれど、
それだと去年のJR西日本の事故はどう説明そればいいのか?
「利益優先」 → 「安全性への欠如」 → 「事故の発生」
ということと矛盾しているような気がする...
(そもそも本書の最初のほうにはJR西日本の事故について
そういう説明がある)


そもそも、資本主義の「競争原理」が悪い方向に作用していることが、
この問題とつながってはいないでしょうか?
企業は利益がないと成り立たないから、「利益を優先」するのは当然ですよね。
そこに企業間で競争が起きれば、企業の商品のサービスは良くなって値段は下がる。
一見(消費者には)いいことのように思えるけれど、
企業から見ると、利益は下がることになるので、
当然利益を確保しようとするとコスト削減を迫られることになる。
そして更に競争が激しくなると...

「安全性」を削ってまでコスト削減をしなければ、利益が得られなくなる。

こういう悪循環が起きてないでしょうか?

そうすると、企業の仕組み(というか市場の競争原理)は、
元々不祥事を起こしかねない要因を持っている、ということになってしまう。
もともとの仕組みに問題があるとすれば、どうすれば解決するのか?

「60分で身につくコンプライアンス」とあったけれど、
かえって混乱してしまったのでした... 63916
posted by Silent Bells at 22:51| Comment(1) | TrackBack(5) | 書評ついでに言いたい放題

『 山と渓谷 7月号 』(北アルプス 憧れの岩の稜線へ)

前回の記事で「まずは夜更かしの癖を何とかしないといけないのか。」と
書いておきながら、またこんな時間に書いている...。63916
全然自覚が足りない、ですね ...63916


表紙の写真は「槍ヶ岳をゆく雲」。
穂高から望む槍ヶ岳。
実は遠方に鹿島槍ヶ岳や白馬岳も見えるのですが、分かるでしょうか?
63739


山と渓谷
2006.06.15 発売
発行サイクル:月刊
出版社:山と溪谷社
雑誌コード:08811-07


特集は「北アルプス 憧れの岩の稜線へ」。
北アルプスの岩稜コースの歩き方を徹底ガイド、とあるのですが、
いわゆるベテラン向け危険個所なので、私には敷居が高い...。
今のところ縁のない、というかはるか上の世界です。

とはいっても、私が登るようなところでも、
梯子、鎖がついているような場所は少ないけど存在します。
岩稜の歩き方の部分だけでも見ておいた方がいいのかも。

その特集の前の記事。
「2006年 北アルプス夏山情報」のほうが気になります。
今年は積雪が多かったようで、7月でも残雪が多くなるかもしれない、
しかし、梅雨の期間内にどれだけ雨が降るかでも変わってくるので、
この辺はこまめに情報を集めるしかないか。

それといつも台風が気になります。 63652
せっかく休みが取れても台風が近づいて天気が悪い、
というパターンを何度も繰り返しているので、
今年は穏やかな日に当たるかどうか、いつもハラハラします。

こういう時に週間天気予報をよく見るのですが、
なかなか当たらないのもので、63909
結局は前日かもう当日に行く、行かないの判断を
しなければならないこともあります。
posted by Silent Bells at 03:56| Comment(0) | TrackBack(0) | SKI、山岳

2006年06月17日

『 手遅れにならない医者選びの常識 − あなたはどこまで知ってる? 』

持病持ちで通院している身としては、
他人事でない話。


手遅れにならない医者選びの常識
著者名:米山公啓(著)
出版社:法研
出版年:2006.05
ISBN :487954552X


医者の選び方、という本だけれど、
医者を見分けられるようになるには、
自分の病状が把握できているか、とか
自分の服用している薬が把握できているかなども必要なようですね。
「全て医者任せ」だと
そもそも見分けようがない、ということのようで...

要するに自分の体の自己管理が出来ているか、ということでしょうか?

体の自己管理ですか...
そう考えると、まずは夜更かしの癖を何とかしないといけないのか。
ちょっと油断するとすぐに夜型の生活になってしまう... 6391663916


なお、22ページに誤記があるようで、
修正文の書かれた紙が該当ページに挟んでありました。
「病院の禁煙治療」の、
・ニコチンパッチが保険適用外
・混合診療
に関する記述についてのようです。
ただし、ニコチンパッチは 6/1 から条件付で保険適用になる
(6/1 からということは、既になっている)のと、
混合診療に関しても法律自体が変わる可能性があるので、
最新の状況は確かめておく必要がありそうですね。

ちなみに、ここを読む限りでは、
「喫煙は単なる嗜好や習慣ではない」
「タバコを止められない人のほとんどが「ニコチン依存症」という病気に陥っている」
という見解を著者は持っているようですね。

(参考サイト)
日本癌学会(ニコチンパッチの薬価収載について)
日本医師会(混合診療ってなに?)
厚生労働省(いわゆる「混合診療」問題について 2004年12月16日)
posted by Silent Bells at 22:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康/病気など

『 日本の「戦争力」 』

中国の2005年度軍事費:2447億元(今のレートで円に換算して3兆5236億円)
対して日本の2005年度軍事費:4兆8564億円
いずれも本書の資料から(更に出典は「防衛白書 平成17年度版」)。

ちなみに以下のサイトにはこのような記述があります。
中国の2005年度軍事費:302億ドル
日本の2005年度軍事費:453億ドル

中間人民共和国駐日本国大使館 中国の軍事費なお低水準

最近中国の軍事脅威論が出ていたりするが、日中の軍事費を比べると上のようになる。
これだけを見ると、逆に日本の軍事力が脅威に映るかもしれない。
しかし、単に金額だけを比較しても意味がなく、
実際の装備など詳しく検証しなければ、その国の本当の軍事力は分からない...。


日本の「戦争力」
著者名:小川和久(著)
     坂本衛(著)
出版社:アスコム
出版年:2005.11
ISBN :4776202123


坂本衛氏が小川和久氏にインタビューする形で書かれた本。
まずは、日本の自衛隊の成り立ち、現状、憲法上の位置付け(これはいろいろ議論があるので
あくまでも著者の意見、という範囲かもしれないけれど)が分かる。
また、アメリカとの軍事関係についても自衛隊の発足当時からかかれてある。
いくら日本(自衛隊)が膨大な軍事費を使っているといっても、その半分程度は人件費。
また装備も実質領土防衛に徹した装備しか持っていないので、
他国を侵略できるなど、まず不可能だということ。

周辺の国に対しても、
冷戦の終結したロシアが日本を侵略してくるなどまずありえない。
とかく話題の北朝鮮にしても、正面から日本に上陸する力はない。
工作員を潜入させるか、せいぜいミサイルを発射するぞ、と脅しをかける程度。
中国は確かに不気味。
だが、日米安保がある現状では、正面きっての侵略などありえない。
ただし、尖閣諸島など、より中国に近い島に圧力をかける可能性はあり。

まずは、こういう現実を知ってから、
では、日本は今後自衛隊をどのように扱うか、とか、
周辺諸国に対してどう対応すべきか、を判断するべき。
またアメリカの立場と、アメリカの日本に対する政策についても
書かれてある。
それを読んでも、少なくとも日本はアメリカの言うなりになる必要はない。
「安保条約」がある今でも、もっとアメリカに対して意見を言えるはず。
アメリカに対してやたらと卑屈になる日本。
もしかしたら、(本来卑屈になる必要はないのに)戦後の政策で
アメリカに対して卑屈になるような戦略が仕向けられたのかもしれない。

こういう事実は、まず国会で子供喧嘩みたいな議論をしている
政治家にまず知って欲しい。その上での議論をして欲しい。

また反戦運動家の人たち。
「平和」を願うのはいいにしても、
「子供を戦場に送るな」などの感情ばかりが先行しすぎにも思える。
まずは現状をもっと理解して、
その上で「自衛隊反対」ならそれ相応の根拠をもって反対して欲しい。
「子供を戦場に送るな」などの感情論だけで全てが解決すると思わないで欲しい。

著者の考えにしても、ある種の偏りがあると思えます。
だから本書に書いてあることが全て正しいとは限らない、と思う。
でも、賛成するにしても反対するにしても、
まずは正確な知識を身に地つけて欲しい。
そうでないと、いつまで経っても「国会で子供がケンカをしている」程度からの
脱却はできないと思います。

まずは政治家の方、全員読んでください。
(賛同、反対に関係なく)
その次にマスコミ関係者の方ですかね...。
posted by Silent Bells at 03:25| Comment(0) | TrackBack(1) | 軍事系/紛争など

2006年06月16日

『 日本の山風景撮影ガイド − 心に映る、山の名撮地195景 』

梅雨が開けたら夏山の季節。63647
って、まだ梅雨に入ったばかりだというのに... 63649


日本の山風景撮影ガイド
著者名:日本山岳写真集団(編集)
出版社:モータ−マガジン社
出版年:2006.04
ISBN :4943924905


山の撮影ガイド。
関東周辺の山もあるが、
どちらかというと日本アルプスがメインの撮影ガイド。

ただ、ここの写真についているコメントは、
アドバイスもあるが、どちらかというと
「この写真はこのように撮りました」という感じ。

別にここに書かれているとおりに撮らなければいけない、という
わけじゃないけれど、多分最初は誰かの写真の真似(真似というと
いい方悪いけれど)かイメージを思い浮かべて撮ってみても
いいかもしれない。
そういう私もまだまだ初心者の部類...。

まぁ、その場所へいったからといって、
必ず載っているとおりの写真が撮れるとは限らない。
写真のとおりの天気になるとは限らないから。
その場で臨機応変にイメージが湧くようになれば、
いいのだろうけれど、そこまで到達するかどうか...。

一応撮影ガイドだけれど、
山の写真が好きな方、にとっては
のんびり眺めているだけでも楽しめるかも。
posted by Silent Bells at 01:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 写真

2006年06月15日

『 名将の陰に名僧あり − 戦国時代を生き抜いた知恵と戦略 』

・足利尊氏の陰に夢窓疎石
・今川義元の陰に太原雪斎
・武田信玄の陰に快川紹喜
・毛利氏の陰に安国寺恵瓊
・徳川家康の陰に天海
・柳生宗矩の陰に沢庵宗彭

戦国時代の名将と言われた武将には、武将を補完する僧の姿があった。
(足利尊氏は戦国時代より前ですが...)


名将の陰に名僧あり
著者名:百瀬明治(著)
出版社:祥伝社
出版年:2006.02
ISBN :4396313985


戦国の武将の中には、
僧侶を重臣とも言えるような位置に置いていた。

お互いに利害関係が一致したのか...
どちらかというと武将が戦略のために僧侶を利用した。
というようにも読み取れるけれど、
実際は武将にとっては僧が師のような存在の場合もあり、
重用してもらえば身の安全が確保されるようなものだから、
僧侶にとっても利益はあったのかも...。

今川義元を補佐した太原雪斎は、
政治、戦いの指揮までとったそうだけれど、
太原雪斎の死後、桶狭間の戦いで今川義元が敗れてしまったのは、
武将にとって僧侶の存在が大きかったことを示すことになるのかも。

今では想像できない僧侶の姿が当時にはあった。

一番謎とされているのが、
徳川家康を補佐した天海。
天海の生涯の前半は分からないことが多い、とのこと。
そのため、天海は実は「明智光秀」だったのではないか、
という説もあるほど。
明智光秀自身も、最期は実は謎とされている。
山崎の戦いで敗れた後、敗走中に殺されたことになっているけれど...

これ、以前何かのテレビ番組で見たことがあります。

ちょっと記憶に残っているのが、日光のこと。
徳川家康の死後、日光に東照宮が造営された。
その日光の奥には、ご存知のとおり、
中禅寺湖と華厳の滝があるのですが、
中禅寺湖にいくまでのところに
華厳の滝がよく見える眺望の良い場所があります。
そこの地名は、天海がつけたとされているらしいのですが、
さて、どういう地名がついているでしょうか...?
(現在の第2いろは坂の途中にある場所です)

あと、物事には例外があるように、
中には例外ともいえる戦国武将もいます。
それは、さて誰でしょうか ...?
posted by Silent Bells at 13:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史

2006年06月14日

クチコミサーチWiPi

ブログから口コミ情報を抽出するという「WiPi」。
β版が公開されました。

クチコミサーチWiPi β版

@niftyが口コミサーチ 書籍やゲームの評判、ブログから抽出

「国内ほぼすべてのブログが解析対象」ということだけど、
ここで書いたことも対象になるのだろうか...?

ニフティ「クチコミサーチWiPi β版」開設

「商品単位でのクチコミ情報が、ポジティブな表現(○)とネガティブな表現(×)で表示される ..」
とある。
実際にちょっと見てみました。63730

1位になっていた「ダ・ヴィンチ・コードのブログのクチコミ 」、
対象はどう見ても本だけれど、映画についての書き込みが堂々と入っていたりする...63916

ちょっと強引な感じ。
ポジティブな表現(○)とネガティブな表現(×)は、記事に出てくる言葉で
判断してるようだけれど、前後の文章は見てるのかな?
文章全体で見ると全然逆だったりするものも... 63906

まだβ版だから?
posted by Silent Bells at 23:37| Comment(1) | TrackBack(1) | インターネット

『 怒る技術 』 − 上手な怒り方、お教えします。

もうちょっと流し読みできるかと思っていたけれど、
意外と時間がかかってしまった。63838

以前に、「最近本気で怒ったことがあるだろうか?
ないような気もする...。」と書いたが、
こういうのが危ないらしい...。63916


怒る技術
著者名:中島義道(著)
出版社:角川書店
出版年:2006.03
ISBN :4043496044


著者が海外(ウィーン)で身に付けた怒り方、
そして著者なりの効果的な怒り方など。

ウィーンで著者が出会った人たちの怒り方は以下のようなものであったらしい。

・ すぐに怒りを表出すること
・ 以前の怒りを根に持つことが少ないこと
・ 怒りは激しく、しかしただちに収まること
・ 怒りの表出が言葉言葉中心であること
・ 個人的に怒ること
・ 演技的な起こりであること

うーん、たしかに日本人とは違うような気もする。
個人主義とか、国の風潮とかも関係あるんですかね...?

で、話題を日本人に向けると、
日本人も結構よく怒る、
いや、怒るというよりも「キレる」か。
本書では、「怒る」と「キレる」は別物としているよう。

「キレる」というのは「怒る」ではなくて、
怒りを外に出せずに溜まり溜まったものが、
あることの拍子に爆発すること。
つまり、制御できない暴走になってしまう。

そうなる前に、制御できる「怒る技術」
(正確には「怒ったふりをする技術」のよう)
を身に付けよう、しかし、それには大変な努力が必要である。

こういう内容の本だと理解しました。

「主張と怒るは違う」のか?
この本を読んでみた限りでは、
同じとは言い切れないが、
少なくとも「怒る」ことには、自分の主張が含まれているはず。
「自分は****という理由で怒っているんだ」という、
それは自分の主張ではないのだろうか...。

私には兄弟がいるので、子供の頃には
殆ど毎日といっていいほど兄弟ケンカをした。
その頃は学校でもすぐ怒る性格だったかも。
(といいつつケンカは弱かったのですが...63916

その頃に比べればいつからか怒ることが減ってきたような気がする。
それでストレスとか溜まってきたのかな?
最近は、少しずつでも言いたいことは言ってしまうようにしている。
それで周りと摩擦が起きているようだったら申し訳ないけれど...

ちょっと本の内容から外れてきたか...63916

なんとなく、最近よく起きる犯罪、事件の元になること、
それはどうしたら防ぐことが出来るのか、
そういうことが書いてあるようにも感じたのです。
posted by Silent Bells at 03:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 書評ついでに言いたい放題

2006年06月13日

『 天気の100不思議 』 春・夏・秋・冬、地球まるごと、さまざまな天気の不思議

本の帯より。
台風の目は瞬きをする?
どうして雲ができるのだろうか?
ヒマラヤ山脈を削ると梅雨がなくなる?
気象予報士になるには?
...
春・夏・秋・冬、地球まるごと、さまざまな天気の不思議。


天気の100不思議
著者名:村松照男(著)
出版社:東京書籍
出版年:2005.04
ISBN :4487800560


雑学と思えることから、実際に役に立ちそうなこと、
気象予報レベルのことまで、気象に関する100項目について解説されている。

目につく点としては、
週間天気予報は多くの人に利用されている
(天気予報のサイトでもアクセス数が多い)が、
予報の精度が低い(特に後半部分)ので苦情63905も多い、とか。
まぁ、そうですよね。
明日明後日の天気を知るだけなら、普通の天気予報の情報でも十分。
でも、アウトドアでの活動とか、週末の予定を早くから立てたい人に
とっては、週間天気予報はすごく重要。
でも、最も欲しい5〜7日先の天気はなかなか当たらない。63916

先月こういうことがありました。
5/27(土) に立山・室堂に行ったのですが、
行く前から週間天気予報でチェックしていると、
月曜日ぐらいには週末は雨、との予報。
「これはダメかな63649」と思っていたが、
そのうちに曇りの予報に変わり、
金曜日には、5/27(土)は晴れの予報が出ていました。
当日、立山は晴れたのです。
特に午前中は快晴でした。63647

単純に、先になればなるほど予報の精度は落ちる。
3ヶ月の長期予報が大幅に外れるのはよくあること。
日本という地域自体が予報が難しいのかも。

あとは普段滅多に見られない現象について。

ひとつはグリーンフラッシュ(緑の太陽)。
太陽が沈む直前に、緑に輝いて見えることがあるらしい。
空気の綺麗なところでないとダメ、とか、
輝くのは一瞬だけ、などのようで、
写真に撮るのはすごく難しいそうです。
そんな貴重と思える写真を見つけました。

日没とグリーンフラッシュ
公開天文台・酒田市 眺海の森天体観測館のページ

自分自身で見ることはできるだろうか.....

もうひとつは蜃気楼。
見られる場所自体限られているかもしれない。
有名なのは富山県の魚津。
こういう感じらしいです。

平成13年5月13日の蜃気楼写真
魚津市へようこそ!

たまにニュースでも紹介されるが、
条件が合わないと見られないから、
地元の日とか、長期滞在とかでもない限り見るのは難しそう...。
63647
posted by Silent Bells at 23:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 地理/気象

原子力発電所は本当に廃止できるのだろうか? 『 原発を考える50話 新版 』

エネルギーついでにこの本。
原子力発電について考える。
が、原子力発電の廃止は可能だろうか?
他のエネルギーで置き換えることはできるのだろうか...?


原発を考える50話 新版
著者名:西尾漠
出版社:岩波書店
出版年:2006.02
ISBN :4005005292


日本の原子力発電所の現状、
原子力発電所の仕組みや、そもそもの核分裂についてもあります。
あと、発電所自体の問題点や、
原子力政策を進めていく上での問題点、なども書かれてあります。

ただ残念なのは、
「原子力発電は危険、廃止すれば」と言いたいのは分かったが、
その代わりをどうするか、については記述不足と思われます。
危険危険、と唱えられてはいますが、
その打開策が殆ど示されていません。(そこまでは本書の範疇外だったのだろうか?)

省電力、他のだいたい発電方法への切り替えなども
紹介されていますが、
やはりここは、具体的に、
「・・・の施設の・・をカット、・・・は廃止」で使用電力が減る。
・・・という発電なら ***kW が発電できるので、XXXX台導入すれば、
トータルで原子力発電所分の電力の替わりになる。63651
という数値を出して欲しかったと思います。


しょうがないので勝手に調べてみました...。63916

本書によると、現在国内原子力発電所の総発電量は、4,822万kW。
(日本全体の発電量の35%)
原子力発電所を廃止する、というのなら、
原子力発電所の発電分の電力削減を行うか、
替わりの発電方法による発電所を建設するかが必要。

替わりの発電方法といっても何が有効か?

火力発電:二酸化炭素排出削減を考えたら、増設よりもむしろ
削減すべき発電所。63914
石油資源の埋蔵量にも問題があるから、増やすより削減すべき。

水力発電;揚水式で100万kWを上回る発電所もある。
が、ダム建設にもいろいろ問題(自然破壊、土砂の堆積など)があるため、
そう簡単に増やすことはできない。
もっとも、ダムがないと水力発電ができないわけではないが...
出力はともかく、水流の落差があれば発電は可能。63651

太陽電池パネル:自宅用なども出てきだしているが、
発電効率が悪い、発電量が少ないなど、大規模発電所には遠く及ばない。63647

風力発電:最近特に力が入れられている。
最大の欠点は、発電量が安定しないこと。(風力が安定しないから)
特に日本のようにはっきりした四季があって、季節ごとに
風向きが変わる中でどこまで有効に使えるか?
また、強すぎる風(つまり台風63652)がきた場合、防護する手段はあるのか?

次世代エネルギーの本命ともいわれている核融合は、
いまだ実用化の見通しが立たず。63914

この状況でどうするのか?

となると、当分は現行の原子力発電に頼り、
徐々に消費電力を抑えていくしかない、ということではないだろうか?
では何から抑えていくかとなると、
効果の大きなもの、不必要なものからということでしょうか。
とりあえず考えられるもの。

・ 観光地の夜間ライトアップ(本当に必要か?)
・ オフィスビル、デパートなどの空調。(消費を謳歌しているかのよう)
  役所などの空調。(まずは国民へのアピールとして、国会内の空調を止める?)
  政治活動の場は扇風機だけにすれば?
・ 電車(通勤電車に限っていえば、新型電車の方が省電力)
・ コンビニ(深夜であれば今の半分以下の店舗営業でいいのではないか?)
・ 自動場販売機(そもそも台数を減らせ、という意見もあるが、
  まずは深夜の稼働台数を減らす)

こんなところでしょうかね.....。
posted by Silent Bells at 09:45| Comment(0) | TrackBack(1) | 書評ついでに言いたい放題